どんまい

いろいろあるけれど、それでいい。

仕立屋工房

2011年03月31日 | little story
おちまさとのブログを読んでいて思い出したんだけど、
仕立屋工房ってテレビ番組を覚えている人はいるだろうか?
かれこれ10年くらい前に深夜にやっていた番組なんだけどね。
おもしろかったなあ。

芸能人が、オーダーした服を何組かの人達が競って作るの。

俺が未だに印象に残っているのが、
ユースケ・サンタマリアがオーダーして作ったスーツってのがあって、
あの時のスーツはかっこよかった。

もう一度、あの時の、番組を観てみたくて、
インターネットで調べてみたんだけどなかった。
残念。



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マンガ大賞2011

2011年03月30日 | book
最近、マンガ大賞っていうのがあることを知って、
マンガ喫茶で、
レンタルで、
何冊かを読んでみた。
その中でもおもしろかった2冊を今日は紹介しようかな。

1冊目はこちら。
アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)
クリエーター情報なし
小学館

花沢健吾さんのマンガは、
ボーイズオン・ザ・ランを読んでから好きになってね。
それで、このマンガも読んだ。
日本中、ゾンビ化していくって話。


2冊目はこちら。
進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)
クリエーター情報なし
講談社

人類が巨人に支配されている世界の話。


この2冊は、次が気になる。



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やるな!佐川急便2

2011年03月25日 | little story
東北地方へ荷物を送るのは1週間から10日かかると、
言われていたにもかかわらず、
友達から荷物が届いたと連絡が来たのは4日後だった。
やるな!佐川急便。

昨日、その友達から電話が来た。

お礼とともに、
友達は、俺が被災した時に、
何も送らなかったことを謝った。
車で寝るって聞いた時、笑ってすまなかったって謝った。

真面目な声で言っていたから、
俺も真面目に返した。

「俺は、あの時、食うものには困っていなかったからね。
地震のあった、その日に電話をくれただけで十分だよ。
あの電話があったから、
今回、みんなに連絡しようって思ったんだし」

あの地震のあった日、
周りの人の何人かは、
電話をかけるのをためらっていた。
迷惑だろうって。

俺も、同じように考えたかも知れない。
ただ、俺には、あの時の電話があったから、
安否確認の電話がどれくらい温かいかを知っていた。
妹にも東北にいる友達に連絡をしろと伝えた。

俺はためらわない。
ためらわず、
電話をかけるが、
つながらない。


友達は、「職場にカップラーメンを持って行った」と話を続けた。
「よく手に入ったねって言われたよ。困っている人、いたらあげるわ」

「おお、やれ、やれ、ばらまけ。300円ですって言って、やれ」

友達は笑いながら「カニを送って。海産物も食べたい」と言った。

「それは地震と関係ないからダメだ。この前、豚丼のたれを送ってくれって奴も却下した」と二人で笑った。

「復活祭やろうな。みんなで集まろうな」と友達は言った。

良いネーミングだ。復活祭。

「おう。みんなで会えるのを励みにがんばるわって奴もいるからな。やろうぜ、復活祭」





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募金ノコト

2011年03月19日 | little story
いつも行っている美容師さんが、
「東北に友達がいましたよね?ずっと気になってて」と、
俺が席につくと、すぐに声をかけてくれた。

友達の無事が確認できたことを話し、
心配してくれたお礼を伝えた。

その日は、髪の毛を切ってもらいながら美容師さんと終始、東日本大震災についての話をした。

話は募金のことになった。
俺は、新潟で自分が被災した時の話をした。
作品展の最終日に被災したこと。
「なぜ、今日なんだよ、なぜ、今日、地震が起こるんだよ」って思ったこと。
作品展をさせてもらったオーナーが余震がおさまるまで作品を預かってくれたこと。
作品をとりに行くまでの間、作品展をそのまま続けてくれたこと。
オーナーが作品展の売り上げ、場所代を受け取らなかったこと。
俺も受け取れないと、そのお金をコンビニに募金したこと。
コンビニの店員が万札を入れているにもかかわらず、びびらなかったこと。
その後、友達が俺よりもさらに高いお金を募金したことを知り、びびったことを話した。

美容師さんが、「俺もこの前、同じようなことがあって・・・」と募金をしたことについて話をした。
「3万円募金したんですけど・・・」と話し始めたところで、びびった。
店内には、俺のリアクションの、でかさで声が響いた。
「友達が10万円を募金しているって話を聞いて自分の額は言えませんでした」と美容師さんは笑っていた。

美容師さんに「東北に知り合いがいるのか?」と訊くと「いない」と言う。
「いないのに3万円!?3万円でも十分にすごいっすよ」と話をした。


俺に東北に住む友達がいない状況で、
同じような行動がとれたかを問うまでもなく、
俺ならできないだろうなと思った。

募金をした額の話だけじゃなく、
何か行動を起こしたかという話も含めて。

自分ならやらなかっただろうなということをする人に出逢うと、
すごいなあと思うとともに、
世の中、捨てたものじゃないなとも思う。


美容師さんは、こんな話もしていた。
「リビアだったか、どこか忘れちゃったんですけど、内紛が起こっているところで、一旦、戦争をやめて、日本の方角に黙祷をしたそうです」

どこで、その話を知ったんだと訊いたら「ツイッター」だと言う。
俺も、そんな話しを知りたくて、昨日、ツイッターを始めたが、
いまいち、やりかたがわからない。



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やるな!佐川急便

2011年03月18日 | little story
佐川急便が営業所止で被災地への配達を再開したと訊き、早速、佐川急便に電話をした。

カセットコンロに使うボンベが送れるかを訊くとダメだと言う。
やっぱり。

こうなったら、やきそば弁当だけでも送ろうと思い、ドラッグストアに出かけた。
「やきそば弁当を箱買いしたいから売ってください」と言うと、
「3個までしか売れないんですよ」と言う。

箱で送ると言っておきながら、
3個しか送れませんでしたということになれば、
友達の落胆振りは甚だしいだろう。

何が何でも箱じゃなきゃならんと次はスーパーに向かう。
店員に「やきそば弁当を箱買いできますか?」と訊くと、
「あれば良いですよ」と言ってくれた。

が、しかし。
返ってきた言葉は「箱はありませんでした」という返事。
「やきそば弁当以外のやきそばならあります」と言うが、
やきそば弁当じゃなきゃ話にならんと、
やきそば弁当をあきらめ、
「じゃあ、カップヌードルはありますか?」と訊いた。
「たぶん、カップヌードルもありませんね」と言う。
「じゃあ、赤いきつねで良いっす」と、
もはや、俺の好きなカップラーメンの順に在庫があるかを訊いていった。
カップラーメンをあきらめ、バナナにすべきか。


店員はしばらくして、「カップヌードルがありました」と笑顔で戻ってきた。


カップヌードルの箱にメッセージを書き、
佐川急便へ。

届くのは1週間から10日かあ。
1週間から10日経てば、
仙台でも、カップラーメンが買えるようになっている気がしないでもないが・・・。


それでも、ありがとう、佐川急便。



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地震後、友達と電話が繋がる

2011年03月17日 | little story
東北地方にも徐々にライフラインが復旧してきたということを訊き、
友達の何人かに電話をすることにした。

電話の呼び出し音が、通常に鳴り響く。
当たり前のことが、何か嬉しかった。

仙台市に住む友達と電話が繋がった。

買い物をするにも大変らしくて、
ラーメンの生麺しか買えず、
つゆは売っていなく、
これで、どうやって食えば良いんだと考えた結果、
やきそばにして食ったと笑っていた。
笑い声を訊いてほっとした。

次に福島市に住む友達に電話をした。
福島市に住む友達は、息子も小さく、原発のことがあったから、ずっと気にかかっていた。
電話に出た友達の声は掠れていた。

息子と二人、実家がある岩手県の花巻に移動し、
「安心したのか、風邪をひいちゃった」と言っていた。
それを訊いて俺も安心した。
ただ、福島に残った旦那のことが心配だと、何度も呟いていた。

最後に仙台に住む、もう一人の友達に電話をした。

「何か、欲しいものがあるか」と訊くと、
「腐らないものが良い」と言ったので、
「バナナか?」と訊くと、
「いや、いや、バナナは腐るから、カップラーメンが良い」と笑いながら言う。
「よし、じゃあ、北海道限定のやきそば弁当を送る」と約束した。
電気と水道は復旧したけれど、ガスはまだだと言っていた。
カセットコンロのガスも売っていなくて困っていると言った。
それじゃあ、やきそば弁当も食べられないだろうから、「カセットコンロのガスも送る」と言ったが、
ガスを送っていいものかどうかは、宅配便に訊いてからじゃなきゃならないな。


電話が繋がった3人以外の友達も無事だと言うことを今日知った。


まだ、まだ大変だろうけれど、
また、元の生活に戻ったら、
ひさびさにみんなで会おうな。
泊まりでな。



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一人計画停電

2011年03月15日 | little story
母ちゃんから「あなたの友達が困っているなら私も何かするから言って」と電話が来た。
いつものように「ああ」と無愛想に返事をして電話を切った。

俺に何ができるだろう?

仙台に住む友達が、
食料品が送れるようになったら送って欲しいと言っていたが、
今も送れるような状態ではない。


そんな時、一つのブログを見た。

フリーバードフォトブログ

勝手に計画停電。

俺も勝手に計画停電をすることにした。
北海道は計画停電の中には入っておらず、
北海道の電力が東北にいっているのかも、
よくわからないけれど、
とりあえず今から計画停電を実施する。
今日から毎日。
勝手に。




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東日本大震災

2011年03月14日 | little story
金曜日から東日本大地震の状況をテレビで観ている。
呆然と、ただ、呆然と。
時々、これは現実なのかとさえ思えてくる。
あまりにひどい。

新潟での中越沖地震があった時、俺は、その震源地で直撃した。
その時、安否確認の電話やメールが嬉しくてね。
心配してくれている人がいるんだって涙が出てきた。

メールを送りたくても送ることができず、
電話ももちろんできなかったんだけど、
地震があった日の夜、一本の電話がきた。

アパートの駐車場で、よく繋がったなって、
携帯電話の着信を見たら大学の頃に出逢った友達だった。
仙台に住む友達だった。

俺には、東北に住む友達が何人かいる。

その時のことを思い出し、
「今度は、俺の番だ」と、
岩手、宮城、福島に住む友達に連絡をしていった。

そのうちの2人とは連絡がとれなくてね。
メールも返って来なくて。
地震があった日の夜に、電話をくれた友達にも連絡がとれなかった。


地震から4日経った今日、その友達からメールが来た。
『携帯電話の充電ができないからメールで』と始まるメール。
体が無事で良かった。


ただ、1人とはまだ連絡がとれない。

そして、連絡がとれた友達のほとんどは、
家族も、友達も、東北に住んでいる人が多いから、
今もなお、心配が続く人もいるだろう。




とにかく、がんばって欲しい。





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河童のかわぐちくん(8)

2011年03月11日 | rakuunanzyuku
『河童のかわぐちくん』の話が一段落したところで、僕はトイレに行き、
席に戻ると、友達は僕に訊いた。

「河童と天狗だったら、どっちに会いたい?」

突然の質問に「どうして天狗なんだ?」と訊くと、
「妖怪って、天狗以外に思い浮かばない」と友達は言い、
「他に妖怪って、どんなのがいるの?」と僕に訊いた。
ちょっと考えて、思い浮かんだのが『いったんもめん』だった。
友達はなるほどねといった表情を浮かべ「私は天狗」と答えた。

「天狗はおっかない顔をしてるよ」

「だってあれはお面でしょ」

「確かに、あれはお面っぽいね」と僕は言った後で、
河童のアピールポイントが他に浮かばず、
次に思い浮かんだのは、別の妖怪の顔だった。

「座敷わらしも妖怪だね」

「座敷わらしが出るって旅館あるんだよね。私のユーチューブが勝手に動いたのも座敷わらしの、しわざかなあ?」

「いや、それは座敷わらしじゃなくて幽霊だね。つーか、その話は良いよ」



僕は友達と夕飯を食べた帰り道、
再び、かわぐちくんのことを思い出した。
かわぐちくんと電話で話したのは、いつだったっけと考えたが、
すぐに思い出せそうになかった。
かわぐちくんは高校を卒業した後、大学に進学し、今は、たぶん、どこかで働いている。

携帯電話を手に取り、
かわぐちくんに久々に電話をしてみることにした。



※この物語はフィクションです。
最終回にしようと思ったけど、ちょっと長くなりそうなので、次回こそ最終回。




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河童のかわぐちくん(7)

2011年03月10日 | rakuunanzyuku
僕は二週間ぶりに、友達と会って夕飯を食べた。
この前、会った帰りに、『河童のかわぐちくん』のことを思い出したことを話し、
友達に河童のかわぐちくんの話をした。
河童のかわぐちくんの話をするのは、この友達が初めてだった。

「それで河童との出逢いが、どうしてかわぐちくんの生き方に影響を与えたの?」と友達は僕に訊いた。

僕は、河童のかわぐちくんの話の続きをした。

「結局、その夏休み、かわぐちくんは、毎日、川に行って、河童と水泳をして、相撲をとるんだけどね。
河童と相撲をした数ってのがすごいんだわ。
かわぐちくんは、ノートに『正』って字を書いて数えていたらしくて、
そのノートも未だに持っているんだって。
何戦したと思う?

503戦。

ちなみに、かわぐちくんのラッキーナンバーは、この時の河童と相撲をとった数の503がラッキーナンバーなんだって。
3桁のラッキーナンバーを持っているのは俺くらいだって言ってた。

しかもね、503戦503勝0敗。
河童はかわぐちくんに1勝もすることができなかったの。

1勝くらいさせてやれば良かったのにって言ったら、
かわぐちくんは、100戦を超えたあたりから、
わざと負けても河童は喜ばないんじゃないかって思ったんだって。

かわぐちくんは、どうして、負けても、負けても、河童は相撲を挑んでくるんだろうって不思議に思ったらしい。
俺なら自分より体が大きい奴とは喧嘩をしても負けるからさけるのにって。
負けても、負けても、挑むのが、逆に、かっこよくうつったって言ってた。

あと、水泳が泳げるようになったのも大きかったって言ってた。
やればできるんだって思えたって。

夏休みあけの水泳授業で、25メートルを泳げるようになったんだって。
みんなクロールで泳いでるのに、俺だけ平泳ぎでだったけど、
河童に教えてもらったのが平泳ぎだけだったから、しゃーないよねって笑ってた。

クラスのみんなは、平泳ぎが羨ましかったのか、
教えてくれって言う奴が大勢いて、
一気に人気者になったんだって。

川を見ると、時々、その時のことを思い出して、
まだ、終わりじゃないって、あきらめなくなったらしい。



これが河童のかわぐちくんの話」



※この物語はフィクションです。次回、最終回。




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