子どもの頃、絵を描くのが好きだった。
漫画を描くのは、特に好きだった。
紙の上で繰り広げる、自由な世界。
紙の上では、4番でエース。
反対に、人の絵を観るのは、苦手だった。
大学の頃、一度だけ美術館に行ったんだけど、
何がすごいのか、わからなかった。
もう、行くことはないなくらいに思っていた。
ただ、今年に入って、新潟市のギャラリー、
「GALLERY N7」に通うようになってから、
「人の絵を観るのも、また刺激になる」という気持ちになって、
先日、前から行ってみたいと思っていた絵を観に行った。
「桜の絵を描いている絵描きさんがいるんだよ」
その言葉が、頭の片隅にずっとあった。
訪れた場所は「中島千波館」。
屏風に描かれていた1本の老木。
「こんなところで、再会できるなんてな」
その1本の老木は、俺が桜を好きになるきっかけをくれた桜だった。
「きれいだなぁ」
その1本の老木、その1枚の絵に見入った。
一通り、見終わった後、
「帰りにもう一度、観ておこう」と、
また、その屏風の前に立つ。
これから、長い冬に突入していく。
いい加減、冬とも仲良くやっていこうと思うけど、
早く会いたいよ。桜。
漫画を描くのは、特に好きだった。
紙の上で繰り広げる、自由な世界。
紙の上では、4番でエース。
反対に、人の絵を観るのは、苦手だった。
大学の頃、一度だけ美術館に行ったんだけど、
何がすごいのか、わからなかった。
もう、行くことはないなくらいに思っていた。
ただ、今年に入って、新潟市のギャラリー、
「GALLERY N7」に通うようになってから、
「人の絵を観るのも、また刺激になる」という気持ちになって、
先日、前から行ってみたいと思っていた絵を観に行った。
「桜の絵を描いている絵描きさんがいるんだよ」
その言葉が、頭の片隅にずっとあった。
訪れた場所は「中島千波館」。
屏風に描かれていた1本の老木。
「こんなところで、再会できるなんてな」
その1本の老木は、俺が桜を好きになるきっかけをくれた桜だった。
「きれいだなぁ」
その1本の老木、その1枚の絵に見入った。
一通り、見終わった後、
「帰りにもう一度、観ておこう」と、
また、その屏風の前に立つ。
これから、長い冬に突入していく。
いい加減、冬とも仲良くやっていこうと思うけど、
早く会いたいよ。桜。