碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

米軍グアム移転費 日本支出963億円と、米国の抗議デモ各地に飛び火、NYは3週目に突入

2011-10-03 20:05:14 | Weblog
● ニューヨーク(CNN) 米ニューヨークのウォール街で始まった抗議デモは今週で3週目に突入し、
全米に広がる動きを見せている。
「ウォールストリートを占拠せよ」のスローガンの下に集まったデモ参加者は、指導者不在のまま毎日のように集会を開催。企業の私利私欲追求やガソリン価格高騰、医療保険制度の不備など批判の矛先はさまざまだが、参加者同士の結束は強まっている。同様のデモは米国各地に広がり、それぞれウェブサイトを通じて参加者を募っている。「シカゴを占拠せよ」と呼びかけたデモは2日で10日目に入り、ロサンゼルスでは1日に市内の広場から市庁舎までデモ行進が行われた。ウェブサイトには「革命が起きつつある。ただニュースにならないだけだ」とのスローガンが掲載されている。
ボストンでは労働組合や市民団体など34組織でつくる活動団体が結成され、9月30日から翌日にかけてデモ行進などを実施した。シアトルの抗議活動のウェブサイトでは、全米に広がるこうした動きを「さまざまな人種、性別、政治理念を持った人々による指導者のいない抵抗運動」と表現。唯一の共通点として「1%による腐敗と私利私欲をもはや容認できなくなった99%が我々だ」と述べ、米国の富裕層とそれ以外の層の間には深い溝があると指摘した。
各地のデモはこれまでのところ平穏に展開され、目立った騒ぎは起きていない。ニューヨークでは1日にブルックリン橋を封鎖したとしてデモ参加者700人以上が警察に拘束されたが、その後、違反切符を切られて釈放された。

● 二〇〇六年に日米合意した米軍再編ロードマップ(行程表)に基づき、沖縄からグアムに移転する米海兵隊のために日本政府が〇九年度から三年間にわたり、米政府に支払った合計九百六十三億円の施設整備費が使われないまま、米国で眠っていることが防衛省への取材で分かった。グアムの受け入れ施設の整備が着手されず、日米で目指した沖縄の基地負担の軽減は、まったく進んでいなかった。 海兵隊のグアム移転をめぐり、日米は経費分担を決め、日本側は司令部庁舎、隊舎などの施設整備に二十八億ドルを負担するほか、家族住宅の建設に二十五億五千万ドル、電力・上下水道などのインフラ整備に七億四千万ドルを米側に融資する。 この取り決めにより、防衛省は〇九年度三百四十六億円、一〇年度四百六十八億円、一一年度百四十九億円の施設整備費を米連邦準備銀行に支払った。しかし、米国では手つかずになっている。 防衛省グアム移転事業室は「使われないのは米側の都合による。最初、グアムの環境影響評価の遅れが原因だったが、これが解決すると建設予定の演習場に文化遺産があることが分かるなど問題が次々に起きた」という。 米国の上院は昨年からグアムの施設建設に反対。可決された二〇一二米会計年度(十月~来年九月)の国防授権法は、「配備する部隊の明確化」「普天間飛行場移設問題の解決」など四項目の懸案事項を解決しない限り、日本政府の資金を使ってはならないとしている。下院はグアムの施設整備費を含む国防予算に賛成しており、両院協議会で調整すれば建設に向けて前進する可能性もあるが、話し合いは進んでいない。困難な現地情勢に加え、上院の反対という「二重の障害」は解消されないままだ。

 日本政府は東日本大震災の復興に巨額な資金が必要なことから、来年度予算を全省庁10%削減する。しかし、概算要求には来年度分のグアム施設整備費が盛り込まれた。予算が成立し、米側に支出されてもグアム移転が進まない限り、手付かずの資金が膨らむだけとなる可能性もある。

☆一見、関係の無い、この二つのニュースを見ると、前に書いた、
「自衛隊、新基地、オハイオ州メアリーズビルに・・・」

http://blog.goo.ne.jp/rakugando/e/1abed26b804afb8c32ad37e385cf28c3 

の、件に繋がって行くのではないかと不安だ。
今回のデモが貧困からの自然発生ではなく、違う意図でコントロールされたデモであれば(その可能性が強い)、
アメリカ各地に広がって行った時に、日本の自衛隊が出動させられ、デモ隊と衝突する事になれば、
その影響は、今後の、日米間に計り知れない影響を生む事になる。
アメリカを実質支配している、一部の小数の宗教人種者達と、それ以外の人種の対立で、
わが国の自衛隊、そして国民が巻き込まれる事は、絶対に回避しなければならない。
実際、この963億円の分担?金も、どこに使われているか、分かったものではない。
アメリカの金融、軍事、メディアを支配する、1%?に、日本も支配されている構図は
戦後から今日まで、全て、一切変わっていない。