碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

米郵政公社、破綻の危機…救済策も見通し立たず 日本もこうなる。

2011-10-23 21:31:05 | Weblog
 ●米国の郵便事業を担う郵政公社(USPS)の赤字が深刻になり、債務不履行(デフォルト)の危機に陥っている。
◆来月18日期限◆
9月末、郵政公社は、55億ドル(約4200億円)に上る退職者用の健康保険補助金の積立金を支払えず、デフォルトの瀬戸際に追い込まれた。米議会が11月18日まで支払いを猶予する法律を可決したものの、資金確保のメドは立っていない。
郵便物などの取扱量は、落ち込みが続いている。2008年度(07年10月~08年9月)は2000億通(個)を超えていたが、今では約1700億通になった。20年度には1300億通程度に落ち込む見通しだ。
郵政公社は、07年度に51億ドルの赤字に転落すると、4年連続で赤字が続き、10年度は85億ドルと記録的な水準に達した。11年度もすでに第3四半期まで約57億ドルと前年を上回るペースだ。
経営の厳しさに拍車をかけているのが、退職者用の健康保険基金問題だ。06年の郵政改革法で、07年度から16年度までの10年間、毎年54億~58億ドル、計558億ドルの基金を積み立てることが義務づけられた。ところが、その後の経営悪化により支払い余力を急速に失った。主要労組である全国郵便配達者連合のフレドリック・ロランド会長は、「連邦政府機関で積み立て義務があるところはない」と法律による積み立て義務の緩和を訴える。
政府による救済策が必要な状況だが、労組を支持基盤とする民主党と徹底的なリストラを要求する下院共和党が異なる郵政改革法案を出してにらみ合っており、法案成立の見通しが立たない。 (YOMIURI ONLINE)

★これが、米国主権TPP参加後に起こる、日本の姿の、一例。
そして、これも・・・

●日米首脳会談 首相、対米5公約表明へ TPP交渉参加、武器輸出三原則緩和。

野田佳彦首相は、11月のオバマ米大統領との首脳会談で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加や武器輸出三原則緩和など5つを「対米公約」として早急に実現に移す考えを表明する方針を固めた。複数の政府高官が明らかにした。日米最大の懸案となっている米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題に進展の兆しがない中、米側がかねて要求してきた案件をすべてのまざるを得ない状況に追い込まれた。
首相が表明する「対米公約」は、(1)TPP交渉への参加(2)武器輸出三原則の緩和(3)南スーダンの国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊派遣(4)BSE(牛海綿状脳症)問題を機に実施された米国産牛肉輸入規制の緩和(5)国際結婚の子の親権に関するハーグ条約加盟-の5つ。
首相は、11月12、13両日にハワイで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に際し行われるオバマ大統領会談で、5つの案件を早急に実現する考えを表明した上で、安全保障・経済の両面で米国との関係強化を打ち出す。
オバマ大統領は9月21日に米ニューヨークでの初の首脳会談で、普天間移設について「結果を求める時期が近づいている」と不快感を表明した上で、TPP、牛肉輸入規制、ハーグ条約加盟の3案件を挙げ「進展を期待する」と迫った。

★TPPに、加盟するとは、こういう事だ。
奴隷国、日本。