今年の旭川は12月に入って、すでに真冬の状況。
寒いし、例年になく雪も多い感じだ。
道路はツルツルの日が続いている。
こうなるとFF250馬力のインスパイアは弱い。
特に上りの坂道にくると、「ここで止まったらどうしよう」という緊張感から背筋がざわざわする。
その点、カムリの四駆は楽だったなぁ。。。
まぁ、だけど四駆のメリットは走り出しの時だけで、停車に関してはFFだろうと、FRだろうと、ほとんど変わらない。
それは北海道の雪道を四十年、走って得た経験である。
冬道はタイヤと路面の摩擦がすべてなのだ。
そんな点からすると、冬道で一番安全なのはFR。
なぜなら危ない時は、最初から走れなくなるからだ。
四駆が危ない状況でも走り出せてしまうので、安全だと勘違いされる場合があると思う。
冬道を走っていると、本当に無防備で無茶な運転のドライバーが多い。
後ろから見ていてヒヤヒヤする。
怖さを知らないんだろうなぁ。
もっとスピードは落とさなくてはだめだ。
今のクルマは、ブレーキやら、トラクションやら、いろいろと自動的にコントロールしてくれているので、ずいぶんと助けられているのだ。
しかし限界を超えると、どうしようもなくなることを知るべきだ。
さらに、車間距離を大きくとることが自分を守る最終手段。
冬道は何が起きるかわからない。
だから1秒よりは2秒、2秒よりは3秒。
何か自分ができる余裕を持つべきなのだ。
さて、最後まで読んでいただいた方に、耳よりなお話をひとつ。
自分のクルマが冬道で、ずいぶん滑るなぁと感じる貴方。
できるだけ冬道を安全に走りたいと思っている貴方。
タイヤの空気圧を点検しましょう。
経験上から申し上げれば、冬タイヤの空気圧は夏タイヤのそれより10%ダウン程度にした方か安全です。
下げ過ぎはいけませんが。
オイラのインスパイアは夏タイヤの標準圧は、「2.2kPa(キロパスカル)」。
それを現在、2.0kPa(キロパスカル)で履いている。
空気圧を下げるテクニックは、冬のアイスバーン走行や雪道脱輪から脱出するテクとして昔から使われたもの。
それは万が一の時の緊急手段として、ある程度、大きく空気圧を下げるものであったが、滑りやすい路面では、できるだけタイヤの摩擦を増やすのが有効。
よって、やや低めの空気圧にしておくことで、ずいぶんと運転が楽になる。
その分、タイヤの減りは大きくなると思われるが5年履くタイヤが4年になる程度の違いだろうな。
滑る、滑ると思いつつ走るより精神的に有効なのでお試しあれ。
あくまで個人的な感想ですので、やってみる方は自己責任でお願いしますね。