珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

Jの人材流動

2005-07-27 16:52:33 | サッカー
当ブログでも先日触れたカズや、俊哉に代表されるJクラブ間での選手の移籍がますます
活発化しています。大物選手の移籍は多くの注目を集めるものですが、それ以外にも地味ながら
大きな意味を持つ移籍が多数出ています。J1・J2の2部制がスタートして今年で7シーズン目を
迎えましたが、これほどまでに人材の流動性が軌道に乗るとは、当初は思っていませんでした。
J2でいい活躍をした選手がJ1クラブに引き上げられたり、J1で出場機会に恵まれない選手が
J2で活躍の場を得たり。また水戸から札幌に移籍したデルリスのように、J2同士でも選手が
動くケースは多くなっています。福岡から鳥栖に動いた宮原のような例もありますし。
さらに加えて言うなら、J1同士での移籍も当然ありますね。

この人材流動の活発化は、もちろん歓迎すべき動きです。選手の入れ替わりで新たな
ものが吹き込まれることによる活性化、それまで埋もれていた選手が適切な場を得て力を発揮
できることによる人材の無駄使いの防止などがあるわけですから。特に人材の無駄使いの
防止の意義は大きい。サッカー選手が一線でプレーできる期間は短いのですから、
一瞬たりとも無駄に出来る時間はないし、能力を持った選手が使われないまま埋もれていくのは
日本サッカー界にとっても大きな損失ですので。

先日行われた名古屋‐磐田は、選手移籍の観点から見ても非常に面白いものでした。
俊哉は言うに及ばずですが、名古屋の最終ラインの増川は福岡から引き上げられた選手ですし、
中谷もクラブを渡り歩いている。一方磐田はいうまでもなく大型補強したシーズン。
シーズン当初は全くフィットしていなかった村井がようやく馴染んできたのかな、と
思わせるプレーを見せていたのが印象に残りました。村井が見せたサイドからの崩しや、
名古屋の先制ゴールに結びついた俊哉の見事なパスのように、新たな人材が新たな創造性を
クラブに提供することの意義は大きいなと。ただあまりにも選手を変えすぎると混乱を招く危険もある。
そこのサジ加減がチーム作りのうえで難しいところであり、僕らサッカーファンからすれば
楽しい点でもありますが。

ただ移籍奨励の一方で、そのクラブの顔として長年同じクラブに在籍する選手にも
多くの敬意がはらわれて然るべきでしょう。ゴンやモリシ、澤登のような選手。今後はこのような
選手は少なくなっていくでしょうけれど。

あと何年かすれば現在海外でプレーする選手が日本に戻ってくるでしょう。そのような
移籍も当たり前になれば、ますます日本のサッカーも深みを増していくのでしょう。
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