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Said the one winning

映画異様バカ大好き
風の吹くまま気の向くまま
ネタバレ覚悟!
愛しのZ級映画達よ♡

ちょんまげプリン

2010-08-01 | た行の映画

荒木源の同名小説(小学館文庫刊)
「アヒルと鴨のコインロッカー」「ジャージの二人」
「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランバー」の
中村義洋監督が映画化した「ちょんまげプリン」
出演
錦戸亮、ともさかりえ、今野浩喜、佐藤仁美、鈴木福、忽那汐里、堀部圭亮、中村有志、井上順。

仕事と家事に追われ忙しい毎日をおくる、シングルマザーのひろ子
その息子・友也の前に、ちょんまげ姿の男が現れた。
名前は木島安兵衛、180年前の江戸から来た侍だという。
安兵衛はどこに帰ればいいのかわからない
しばらくひろ子の家に居候

安兵衛は、
「今後、奥向きの用事一切、拙者がお引受け申す」
居候のお礼として家事を全部引き受けると言い出し
料理や掃除を完璧にこなしてくれた。
ある日、病気になった友也のために、安兵衛はプリンを作ってくれた。
それをきっかけに、安兵衛はお菓子作りに目覚め始める。

楽しい!
ギャグ盛り盛りってーワケじゃないけど
現代にタイム・スリップった江戸の武士と、
ある母子の会話や考え方のギャップ
それが楽しい
設定は アルアルアル~で別に新鮮味も何も無いけど
テンポとか、間がイイ♪(*゜ー゜*)bぐっど

主人公・木島安兵衛(錦戸亮)が最初
登場するシーンが これまた好きだわ
だらーーーーーーーーーーーーんとベタに
江戸ライフ中が、何処をどーしてかタイムスリップ
なんてーコトをせず
いきなりスーパーの前に立っているのだもん
んで、ともさか親子が
「撮影???」と・・・
え????
え????
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ????
そそそそそんなんでいーんすかっっっ
ってぐらい馴染んじゃうワケ
だいたいさ~、こんなとこに「サムラーイ」がいるわきゃー無い
っちゅーのに ふつーに話が成り立っちゃって
ハンバーガー店で大騒ぎする友也をたしなめる
礼儀!男道を教える。熱を出せば心を込めて看病。
筋の通った男らしさに、ひろ子は安心して仕事に・・・
父親不在に慣れていた息子友也。
大人の男との生活。叱られたり、守ってくれたりする安心感を初めて知る。
このまま3人で生きていくという選択もアリ

友也のために作ったプリン
あれよあれよとお菓子作りの手腕を発揮した安兵衛
コンテストに出場するとスカウトされて超人気パティシエになってしまう。

錦戸亮氏の話す武士言葉
何時の間にか慣れてる私・・・
何か、彼が「武士かもっっっ」とか感じ出したり
突拍子もない決闘シーンに、ラストのオチも
なかなかどーして良い
全てが ぴたりとまっちしたような
安心してみていられる作品だったな







大停電の夜に

2010-07-30 | た行の映画

監督は、『東京タワー』の源孝志。
豪華なキャストは、豊川悦司、田畑智子、田口トモロヲ、原田知世、
吉川晃司、寺島しのぶ、井川遥、宇津井健、淡島千景、香椎由宇などなど。
いろんなエピソードが同時進行して、そして時折交差して・・・
香椎由宇のような若い子のエピソード
トヨエツのような中年のエピソード、
そして宇津井健のような年配のエピソード
ストーリーも多種多彩。
鑑賞する人によって、どのエピソードが気に入るか分かれそう
それもこの映画の楽しみ方のひとつ

停電前の東京の美しい夜景と、停電後のキャンドルの美しい灯り。
元ベーシストの経営するジャズバーの無数のキャンドルの光は素晴らしかった!
撮影も大変だっただろうなあ...
そして、そこで展開される、トヨエツと田畑智子のかけあい
凄く良かった!
二人とも芸達者
『東京タワー』よりもずっと良かったぞーーーー

蛇足
トヨエツのジャズバーだけで、映画一本撮れると思う(笑)

『チアーズ!』

2010-07-30 | た行の映画

キルステン・ダンスト主演のチアリーディングモノ
まあ、フツーにそのへんに転がっているような、
恋アリ笑いアリ涙アリモハメドアリ
学園スポ根モノ
女の子独特の喜怒哀楽の激しさとかうまく描かれているし、
ダンスシーンは迫力あるし、テンポもいい
女子高生が大挙してビキニで洗車するというシーンがあったけど
事実、アメリカでは
こういうコトしちゃうんだよん♪
なんつって
キップパリュデューには笑えたりしたけど♪



『父親たちの星条旗』

2010-07-28 | た行の映画

ベストセラーの映画化権をスティーブン・スピルバーグが獲得し、
スピルバーグがクリント・イーストウッドに監督を依頼。
イーストウッドが製作・監督・音楽を担当、
ポール・ハギスが今回も脚本を担当
アイラを演じたアダム・ビーチ
マイクを演じたバリー・ペッパー
ドクを演じたライアン・フィリップ
ハンク役がポール・ウォーカー
イギー役がジェイミー・ベル
この役者達、それぞれがそれぞれ引き立っていて
このストーリーをじっくりと語っている

この映画。3回、劇場で観たんだよなぁ・・・

太平洋戦争でも特に激戦と謳われた「硫黄島の決戦」を、
アメリカ側から見た物語と日本側から見た物語の二部作に分けて製作、
この映画は、アメリカ側から見た「硫黄島」の物語
誰もが見たことがある、硫黄島の擂鉢山の頂に、米兵が星条旗を掲げる写真。
この写真が、戦争に疲れきっていた兵士たちや国民を奮い立たせるための
戦意高揚のプロパガンダに利用されたという写真
この写真が撮影された背景と、
星条旗を掲げた兵士たちがその後どんな運命を辿ったのか、
それを克明に描いた、現代ハリウッド最高の映画作家・イーストウッドの渾身の一作
「星条旗を掲げたヒーロー」として戦時国債の販促キャンペーンで全米を回る兵士たちの
葛藤と苦悩をじっくりと描き
その一連の事件を回想する形で時間軸が現代に引き戻される。
主にその3つの時間軸で描かれるのですが、これが全く違和感がなかった

ピアノの旋律が映像にとてもよくマッチしていて
いろんな感情が湧き出て吹き出てしまう

ラストシーンのモノローグとバックの映像
こういうのって「だから映画って最高に素敵なんだ」と思う一瞬だなぁ


『手紙』

2010-07-28 | た行の映画

東野圭吾のベストセラーが原作
生野滋朗監督、山田孝之&沢尻エリカ&玉山鉄二主演
親を亡くし、兄弟ふたりで頑張って生きてきた剛志と直貴の兄弟だったが、
弟を大学に行かせるために強盗を働き、あやまって人を殺めてしまう。
それから、兄の剛志(タマテツ)は刑務所に服役、
直貴は、夢を諦めたり、愛した女性を奪われたり、
住む部屋を追い出されたりと、世間に冷たく差別される日々を送るようになる。

びみょーーーにネタバレ入ってます

家族の絆がどれほど大切なものなのか、
罪を犯すということが、犯した本人以外の人間にどのような影響を及ぼすものなのか、
犯罪者の家族を持つ人間がいると、世間はどういう行動を取るものなのか、
家族に犯罪者がいる人間は、どのように生きていかなければいけないのか。
差別され、冷たい目で見られ、何度も挫けては、兄に対する憎悪を湧かせ、
幾度となく兄との絆を断ち切ってしまおうとする直貴と、
ただひたすらに手紙を書くことで、絆という名の細い細い糸を
切れてしまわないように手繰り寄せ続ける剛志の揺れ動き続ける絆が切ない。
いつも由美子が励まし続け、ようやく得た幸せのはずだったが、
それでも苛烈な世間の差別が、遂に直貴に、「兄を捨てる」ことを決意
ようやく、ささやかな幸せを手にして・・・
世間はそれを許さなかった。
しかし、だからこそ訪れる奇跡のラストシーン。

世間は甘くない。辛い
事実なのだ。


『007 カジノ・ロワイアル』

2010-07-24 | た行の映画

「BOND21」こと007 カジノ・ロワイアル
イアン・フレミング氏の原作では、この「カジノ・ロワイアル」が
ジェームズ・ボンドのデビュー作
映画第21作目にして
ようやく映画化
主役のジェームズ・ボンドを演じるのは
6代目となるダニエル・クレイグ
ボンドガールはエヴァ・グリーン
短髪のマッチョで、氷のような冷たい微笑を浮かべるが、
密かに熱く燃えるものを内に秘めたスパイ=ボンド。
頭脳明晰でクールでシニカル
しかしエキゾチックな瞳とスレンダーなボディで
真剣勝負のポーカーゲームの参加者の視線も奪ってしまう
セクシーだけではないボンドガール。

そのマッチョボンド
その肉体を駆使して魅せる圧倒的なアクションシーン
なんといってもこの「BOND21」を盛り上げる
オープニング直後の建築現場での攻防には心臓をグッと鷲掴み
スリリングなストーリー展開と緊迫感
クライマックスのポーカー勝負は、ポーカーというカードゲームを
描いているにもかかわらず、めっちゃスリリング


なんて・・・
私の理想の男性って
ボンドなんで・・・ おほほほほほほほほほ
3回ばかり 映画館に通ったのでございますことよ



ダークナイト

2010-07-18 | た行の映画

ダークナイト
そう。忘れていたのではないけれど
やはりシーズニングでしょ?!?!
インセプション繋ぎ


悪のはびこるゴッサム・シティー
ジム警部補(ゲイリー・オールドマン)

ハービー・デント地方検事(アーロン・エッカート)の協力
コインは裏も表も「細工」しなくちゃね

バッ トマン(クリスチャン・ベイル)は街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。
ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭
街は再び混乱と狂気に包まれていく。
最強の「極悪」敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使し
信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。

どんな人間の心の中にも必ずある闇の部分。
「善」「悪」はなく表裏一体のモノ
何がきっかけでその均衡が破れるのか
誰にもわからない。
愛する者を奪われ追い詰められ
どんなに高潔であったとて、悪の手に堕ちてしまうのは・・・

ジョーカーが化けた。
行動にはルールがないのはジョーカーだからか・・・
動機。そう彼には動機が無い
追い詰められると本性を現す笑うジョーカー
バットマンとは反対に純粋は悪を追求することを生き甲斐とする究極の悪人
山積みの札束はマフィアの親分を燃やすための燃料に化す
悪事は千里を・・・Bad news has wings
「行動」する悪を快楽とし
「手に入れた結果」の悪には興味が無い

彼の固執するモノは バットマンだけ

バットマン
悪を懲らしめて警察に引き渡す
彼が他者に対して暴力をふるう権利は無いのだ。
「法を治める」機関や手続きによってオーソライズされたものではない
彼の行動は正当防衛ではないのだ。
「正義の味方ヅラ」して振る舞ってはいるけれど・・・
 実は彼の行動は犯罪行為で「悪を退治」しているだけ
独特の武器を操り、町のあらゆる場所に現れて、暴力をふるう
ジョーカーは、そのバットマンの本質を見抜いているのだ。
彼は民衆の英雄として扱われているバットマンがが不快なのだ

バットマンを標的にし、「お前が正体を明かさなければ、毎日市民を殺す」
市警本部長と判事を片付け、市長まで狙撃
(未遂)
バットマン=ウェインは常に不条理な罠を仕掛けられ、悩み続ける。
ゴッサムシティに平穏を取り戻す為には?!?!
簡単過ぎるほど簡単な解決方法
それはジョーカーを殺すこと
でも・・・バットマンは人を殺さない。
バットマンとして活動するには基本的に人を殺さない。
悪行を阻み、相手の自由を奪って警察に処分を委ねる。
それが バットマンの正義、信念
ジョーカーが挑戦しているのは、バットマンの信念なのね
バットマンの中から邪悪な側面を引き出すコトが出来たら
そりゃもー最高である。
そして・・・ウェィンの苦悩はエンドレスなのだよ
バットマンを卒業して一市民に戻りたいのだもの

希望の光は、思わぬところから




ヒース・レジャーが扮したジョーカー
彼の遺作でもある。
悪を演じる彼の魂は
何処かで 悪に魅了されてしまったのかしら

I believe whatever doesn’t kill you simply makes you stranger.

トイストーリー3

2010-07-13 | た行の映画

行ってしまって
泣いてしまった
トイストーリー3
もう凄い
冒頭のプレシークエンスから大冒険
トイ・ストーリーシリーズの最後を飾るのに値する素晴らしい作品
前2作より遙かに濃くて密になってる
アイデアたっぷり
沢山 笑える
話に ハラハラドキドキ
泣いてしまう
子供はいつか大人になる。大好きだった玩具から離れ。
必ず訪れる「さようなら」
おもちゃにとって とても辛い。
前2作そのテーマは少しずつではあるが語られてきた
今回はそれを、どどどーーーーんと
アンディが大人に
ウッディ達が語ってきた「運命の時」が・・・
ウッディはどうする? バズは? アンディは?


回想シーンになったら、もーーーダメ 涙が

前作のカウガール人形のジェシーは女っぽさが増した
ミスターポテトヘッドはもの凄いテクニクックが
全キャラ総登場
各見せ場もあり、今回、本当の「完結」なのよね~~
でも、やっぱり"新キャラ" あ~~~なんてのとか

ここまで気持ちよく終わった映画というのは
数少ないんだよな~


でも。私 ベイビーの頃からのおもちゃ
大切にあるんだけどな~
ぬいぐるみ達は、毎年 欠かさず お洗濯して
綺麗に洗って、陰干ししてるしさ~
最近は、愛猫達の クッションになってるのもあるんだけど

んんん?!?!!?つまり私は「幼児性との決別」はしていないのかしら



もーーー 絶対 欠かさず 観て欲しい作品だよ~~


『トゥモロー・ワールド』

2010-07-09 | た行の映画
監督 アルフォンソ・キュアロン。
主演クライヴ・オーウェン、
ジュリアン・ムーア。
マイケル・ケイン

子供の生まれなくなった未来、残された希望のために、
しがない役所勤めに身を落としたかつての活動家が繰り広げるサバイバル

クライヴ・オーウェンのいる世界観。どっぷりとハマッててよかった

何かが原因で子供が生まれなくなった世界で、
そこで生まれてくる子供というのがどれほどの価値のある存在なのか、
それは神のように神々し く、それを見る人間に畏れをも抱かせるものだった。


『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

2010-07-08 | た行の映画
オダギリジョー、樹木希林、小林薫、松たか子、内田也哉子...
監督が松岡錠司


ベストセラー原作 
昭和という時代観と炭鉱町を背景に描かれた、「ボク」の幼少期
「オカン」の若かりし頃のエピソード
「ボク」は大人 に、「オカン」を東京に呼んで一緒に暮らす。
「普通の親子の物語」
内田也哉子が若きオカンを演じて
これがまた素晴しい
そして。樹木希林サンがとにもかくにも「素敵」なオカン
こーいうオカンだったんだろぅななんて涙してしまった

えーと。このキャスティングだからこその
リアル話の映画化だったんでしょうかね~
なんて感じたりもしましたけど・・・