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『父親たちの星条旗』

2010-07-28 | た行の映画

ベストセラーの映画化権をスティーブン・スピルバーグが獲得し、
スピルバーグがクリント・イーストウッドに監督を依頼。
イーストウッドが製作・監督・音楽を担当、
ポール・ハギスが今回も脚本を担当
アイラを演じたアダム・ビーチ
マイクを演じたバリー・ペッパー
ドクを演じたライアン・フィリップ
ハンク役がポール・ウォーカー
イギー役がジェイミー・ベル
この役者達、それぞれがそれぞれ引き立っていて
このストーリーをじっくりと語っている

この映画。3回、劇場で観たんだよなぁ・・・

太平洋戦争でも特に激戦と謳われた「硫黄島の決戦」を、
アメリカ側から見た物語と日本側から見た物語の二部作に分けて製作、
この映画は、アメリカ側から見た「硫黄島」の物語
誰もが見たことがある、硫黄島の擂鉢山の頂に、米兵が星条旗を掲げる写真。
この写真が、戦争に疲れきっていた兵士たちや国民を奮い立たせるための
戦意高揚のプロパガンダに利用されたという写真
この写真が撮影された背景と、
星条旗を掲げた兵士たちがその後どんな運命を辿ったのか、
それを克明に描いた、現代ハリウッド最高の映画作家・イーストウッドの渾身の一作
「星条旗を掲げたヒーロー」として戦時国債の販促キャンペーンで全米を回る兵士たちの
葛藤と苦悩をじっくりと描き
その一連の事件を回想する形で時間軸が現代に引き戻される。
主にその3つの時間軸で描かれるのですが、これが全く違和感がなかった

ピアノの旋律が映像にとてもよくマッチしていて
いろんな感情が湧き出て吹き出てしまう

ラストシーンのモノローグとバックの映像
こういうのって「だから映画って最高に素敵なんだ」と思う一瞬だなぁ



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