ただ生きるのではなく、よく生きる

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「故郷」の歌───イデア界への郷愁

2016-05-26 18:07:29 | 知恵の情報

 

人々は輪廻転生によって、この世界へ出てきており、プラトンの言うイデア世界への
郷愁をもっている。そうして、理想と現代社会の現実の中で生きていることを時々
思い出す。
皆、懸命に生きているが、この歌を聴くとき、歌うとき、一時、イデア界にいたときの
感覚を思い出す。そうして、そうだ、良い生き方をしなくてはならなかったんだと
自己を省みる・・・


故郷

うさぎ追いし かの山
小鮒つりし かの川
夢はいまも めぐりて
忘れがたき 故郷


いかにいます 父母
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思いいいずる 故郷


こころざしを 果たして
いつの日にか 帰らん
山はあおき 故郷
水は清き 故郷


─大正3年6月 『尋常小学唱歌(六)』 高野辰之作詞 岡野貞一作曲より


この歌は、三番まで歌って、実感がわいてくる。
日本の田園風景などの里の郷愁が漂う。最近亡くなられた、富田勲さんの
「新日本紀行」のテーマ曲とおなじ感動の感覚を受ける・・・
故郷がない都会の人でもなんらかの感動がある、感情移入ができる。
それは、潜在的に心の中に、この世へ出てくる前の思い出があるからだ。
皆それを忘れている。忙しい日々、時には静かな時間をとって
「内なる声」に耳を傾けるべきです。




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