ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

 山村暮鳥 いちめんのなのはな 

2016-04-25 16:55:57 | 日記
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしゃべり
いちめんのなのはな


─風景 純金もざいく 山村暮鳥 弟二連より
 
この詩は、出会ったときにとても印象的な感じだった。ひらがなの言葉なのにそれが
菜の花に見えた。字面を追っていくたびに菜の花がみえてくる・・・
面白い作り方だ。彼の思いつきなのか、言葉の写生の極致なのだろうか・・・
これは、絵だ。


春の河

たっぷりと
春の河は
ながれているのか 
いないのか
ういている
藁くづのうごくので
それとしられる

─「雲」より





おうい 雲よ
ゆうゆうと
ばかに のんきそうじゃないか
どこまで ゆくんだ
ずっと 磐城平のほうまで ゆくんか

─「雲」より