薄いし活字が大きい、しかも表紙は漫画ちっく。
ちょっと手に取るのを躊躇してしまったのですが(笑)。
短くてすぐに読んでしまえそうなんだけど、
でも、短いなりにも“近藤節”は炸裂するだろうな、と。
猿若町だしね、歌舞伎だしね。
同心・玉島千蔭の耳に妙な噂が入ってきた。
吉原に、ほおずきを落して姿を消す幽霊がいるという。
その渦中に起きた殺人事件の現場にもほおずきが…。
女形の歌舞伎役者・巴之丞と花魁・梅が枝の協力を得て、
千蔭は事件の解決に乗り出すが…。
どうやらこちらはシリーズの2作目らしい。
いつか1作目を見つけて読んでみたものです。
作品としては、中編といった長さです。200p強。
しかしながら近藤さん、容赦しません。
バラの棘のようなものをいろんなところに隠してます。
読み進むうちに、知らず知らず傷ついている、という寸法。
それでも、気遣いの同心・千蔭や上方出身のくせに粋な梅が枝、
洒落と小回りがきいている巴之丞といった
温かいキャラクターが、その傷を癒し、救ってくれます。
最後はなんとか幸せな気分にもなれたし。
(その前にさんざんイヤな気分にはなってるんだけれども)
2作しか出ていないようですが、もっと続けて欲しいです。
ちょっと手に取るのを躊躇してしまったのですが(笑)。
短くてすぐに読んでしまえそうなんだけど、
でも、短いなりにも“近藤節”は炸裂するだろうな、と。
猿若町だしね、歌舞伎だしね。
同心・玉島千蔭の耳に妙な噂が入ってきた。
吉原に、ほおずきを落して姿を消す幽霊がいるという。
その渦中に起きた殺人事件の現場にもほおずきが…。
女形の歌舞伎役者・巴之丞と花魁・梅が枝の協力を得て、
千蔭は事件の解決に乗り出すが…。
どうやらこちらはシリーズの2作目らしい。
いつか1作目を見つけて読んでみたものです。
作品としては、中編といった長さです。200p強。
しかしながら近藤さん、容赦しません。
バラの棘のようなものをいろんなところに隠してます。
読み進むうちに、知らず知らず傷ついている、という寸法。
それでも、気遣いの同心・千蔭や上方出身のくせに粋な梅が枝、
洒落と小回りがきいている巴之丞といった
温かいキャラクターが、その傷を癒し、救ってくれます。
最後はなんとか幸せな気分にもなれたし。
(その前にさんざんイヤな気分にはなってるんだけれども)
2作しか出ていないようですが、もっと続けて欲しいです。
ほおずき地獄(幻冬舎文庫) | |
近藤史恵〔著〕 出版社 幻冬舎 発売日 2002.10 価格 ¥ 480(¥ 457) ISBN 4344402847 bk1で詳しく見る |