![オンライン書店ビーケーワン:おしりのしっぽ](http://img.bk1.co.jp/bookimages/0248/024883270000.jpg)
竹内海南江といえば、『世界ふしぎ発見!』です。エジプトといえば、
必ず彼女です。辺鄙なところでも、辺境でも、なんなら地の果てでも、
彼女ならば楽しんで出かけていくんじゃないかと思います。
そんな竹内海南江の、旅をテーマにしたエッセイ。
どこもかしこも、飾らない彼女らしさに溢れています。
このエッセイを読む以前に、彼女の描いたとても不思議な小説を読んで
いたので、それとも通じる独特の雰囲気を、より楽しめたんじゃないかと。
というのも、うまく言い表せないのだけれども、とても面白い“風”を
持った人だなあと思うのです。ホントはきっと、ものすごい気配りの人で、
私たちの目に見えているほど単純に楽しいだけのものではないと
思うのですね、そのレポーターという仕事も。まあ、何にしろ仕事ですし。
しかし、そういう“仕事”もやっぱりきっと、考え方一つで
随分、気持ちも変わるんだろうなと、そういう風に思えてきます。
だから、楽しもうとしているんだろうな、と。
まあでも、たとえその辺を読み取ったとしても、結局
「どういう風にとらえてもらってもいいんです」なんて言われるのがオチだ(笑)。