劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

「ぷにぷに!肉の祭典」まで1週間

2016-08-14 08:24:54 | 演劇
21日(日)の「ぷにぷに!肉の祭典」まで、きょうでちょうど1週間となりました。
ここから急に上手くなるのは難しいので、稽古を通して役者のメンタル面を上げていきたいと思います。

きのうは、伊東かおりと僕の二人きりで、4時間みっちり稽古しました。
本番が近いので、細かいことにはこだわらず、繰り返し反復練習をしました。
とはいえ、気になることはきっちり言っておかなくては!
とにかく、伊東が素敵に見えるように指導していきました。

その効果は覿面でした。
僕が指摘したシーンの多くで、伊東が見違えるほど綺麗になりました。
これなら、お客さんみんなが惚れる!
そう思う瞬間が、何度もありました。
できれば、伊東には、舞台に立っている間ずっとそうあって欲しい!
どこまで出来るか分かりませんが、これからの1週間で、キラキラ輝く時間を伸ばしていってもらいたいと思っています。

きのう、あらためて、「演劇の醍醐味は稽古にある」と感じました。
演出家のちょっとしたアドバイスや指摘で役者が別人のように変わっていき、作品が躍動を始めます。
その何かが生まれ、動き出す瞬間ほど素晴らしいものはありません。
「仏作って魂入れず」という言葉がありますが、仏を作るのは脚本の執筆に相当します。
魂を入れるのが、稽古というわけです。
その”魂”という部分を意識して稽古をすると、演技の質が確実に高まっていきます。