昨日、生涯大学校園芸専攻科のＴ先生の紹介で、大網白里町永田のイチゴ研究ハウスを見学した。
このイチゴ研究ハウスは、元千葉県農業総合研究センターの成川 昇先生が、退官後、イチゴの品種改良のために自前で建てられたものである。成川先生の研究テーマは、①種子から栽培する品種を育成する。（従来、イチゴは、ランナーから育てるのが常識であり、世界的にも種子からは品種改良は出来ないとされてきた。） ②地域（千葉県）に適した促成品種を育成する。というものである。種子から育てると、親とは似ても付かないものがいろいろ出来、これらから毎年優生淘汰して、稲のコシヒカリのような品種改良を目指すという気の長い研究である。研究を始められて４年目だが、目処は立っているそうである。成川先生は、「麗紅」、「房の香」などの品種改良を成功させられた方でもある。
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