今回は萌えマンガを紹介しますモエースイマセン間違えました統計マンガを紹介しますさてこの表紙ですこれで萌えますモエーウソですちょっと購入しづらいというのが本音のところですまたいくらなんでもバカにしすぎだこんなに落ちぶれちゃあいないと気負うのも分かりますズバリ申しますとこの本は大学1~2年生とその大学1~2年生に授業をやっていらっしゃる先生に大変オススメです特に高校時代は微分積分なんのその『失われし時を求めて』の読了に全力を挙げて取り組んでいたもしくは『カラマーゾフの兄弟』のアリョーシャに感情移入し自由自我に目覚めたというような私立文系大学生の皆様にはぜひ読んで頂きたい次第ですまたそのような哲学的思索に耽りがちな大学生の皆様を相手に本来ならば臨床知を十分に含んだ心理臨床の深遠奥義を伝授したいにもかかわらず悲しいかな教授会の厳命により統計の授業を任されたものの忘れてはいたが自分の理解は何とかなってもさてそれを形而上的思弁が大好きな可愛い大学生たちにどう教えるかとなると少し心もとないまあ昨年までのレジュメを元に付いて来れるやつだけ相手にお茶を濁すかなと思っていらっしゃる先生方にオススメなのです既に研究職についてらっしゃる方にはあまりに初歩すぎて全くオススメしませんが話のネタにはなるかもしれませんよ。
さて,そこでこのマンガです。このマンガ結構萌えます,もとい結構なかなか巧く出来ています。当たり前ですが作者は存分に統計的な考えを理解しつくしているため,あの手この手で理解しやすく理解しやすく説明していきます。この高橋先生の授業を受けてみたい。「なぁーんとなくの雰囲気をつかむのが大事」というのは本質を突いた至言だと思います。構成は,統計の苦手な女子高生相手に家庭教師が日常的な題材を用いて統計のやり方を教えるというありきたりな感じなのですが,この女子高生(ルイルイ)萌えます,もとい数学的な話になるとすかさず文句をいうというシステムになっており,読者の気持ちを代弁してくれます。ごく初歩の初歩の話ではありますが,統計的理念~相関~χ2乗検定までを学べます(ここまでイケれば一要因のANOVAくらいまではイケたのでは?)。
もちろんこれだけでは不足にもほどがありますが,ここまでを理解できていない人にとっては,読むは一時の恥ですし,授業をやる方もどう進めれば良いかヒントになると思います。マンガ的には最後のオチがあまりにベタで逆に萌えました,というより同居人に表紙を見るなり寸分のまもなく「なにこのロリキャラマンガ,キモイ!」と一刀両断され少し落ち込んだ次第なのです。
こちらは読んでません。しかしこの「聖なるトライアングル」が放つ第2弾,期待を裏切ろうはずがないと思います。この調子で「マンガで分かる分散分析」,「マンガで分かる共分散構造分析」くらいまでいって欲しいですね。
やはり,統計とは,事象をどう捉えるかということそのものなのだと思い,統計的分析の選択は,どう考えるかということを改めて問い直す良いツールなのだろうなと思った次第です。
……とはいえ,やっぱりカバーはキツイかも……。
マンガでわかる統計学高橋 信 トレンドプロ オーム社 2004-07売り上げランキング : 1,742Amazonで詳しく見る by G-Tools |
さて,そこでこのマンガです。このマンガ結構萌えます,もとい結構なかなか巧く出来ています。当たり前ですが作者は存分に統計的な考えを理解しつくしているため,あの手この手で理解しやすく理解しやすく説明していきます。この高橋先生の授業を受けてみたい。「なぁーんとなくの雰囲気をつかむのが大事」というのは本質を突いた至言だと思います。構成は,統計の苦手な女子高生相手に家庭教師が日常的な題材を用いて統計のやり方を教えるというありきたりな感じなのですが,この女子高生(ルイルイ)萌えます,もとい数学的な話になるとすかさず文句をいうというシステムになっており,読者の気持ちを代弁してくれます。ごく初歩の初歩の話ではありますが,統計的理念~相関~χ2乗検定までを学べます(ここまでイケれば一要因のANOVAくらいまではイケたのでは?)。
もちろんこれだけでは不足にもほどがありますが,ここまでを理解できていない人にとっては,読むは一時の恥ですし,授業をやる方もどう進めれば良いかヒントになると思います。マンガ的には最後のオチがあまりにベタで逆に萌えました,というより同居人に表紙を見るなり寸分のまもなく「なにこのロリキャラマンガ,キモイ!」と一刀両断され少し落ち込んだ次第なのです。
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こちらは読んでません。しかしこの「聖なるトライアングル」が放つ第2弾,期待を裏切ろうはずがないと思います。この調子で「マンガで分かる分散分析」,「マンガで分かる共分散構造分析」くらいまでいって欲しいですね。
やはり,統計とは,事象をどう捉えるかということそのものなのだと思い,統計的分析の選択は,どう考えるかということを改めて問い直す良いツールなのだろうなと思った次第です。
……とはいえ,やっぱりカバーはキツイかも……。
というかこの本
「ネタにするためにAmazonで購入してしまいますた」
そのうち「回帰分析編」は扱ってみたいと思いますです。
ラストのメガネオチには、大笑いでしたが
でもちょっと胸がきゅいいいいいん
ああ私もこんな若くてやさしくてもっさりとした家庭教師がほしい。そしたらきっと…ふふふふふふ。
そんな妄想にかられます。
息子に、寝る前に
「なんか読んで」
といわれたときに読んでやると
早く寝付いて便利です。
ちなみに、同じマンガものでも
石村貞夫の「マンガ必殺!統計攻略法―どうしても有意差を出したいあなたに」
あれは、あれは、マンガ表現をなめきっています。
いつも恐縮です。テキストとしては,回帰分析編の方が魅力的ですね。こっちの方が分からない人が多そうだし,実践に活かせそう。私も読んでみたいですが,ロテ職人さんのレヴュー読んでからにしようと思います。楽しみにしております。
>カカさま
「キモイ」の呪縛からつい防衛的な文章になってしまったのです。「ばっか,シャレだよシャレ。本気じゃねえよ,本気なんかじゃ……(泣)」って感じでしょうか。
真面目な話,私としては「ネタでも良いから買って,真剣に読んで頂きたい本」だと思っています。統計の専門家以外は得るものがあるはずと思います。統計の入門書は数多く,有名な『ごく初歩』っていう本もありますが,最初に押さえるべき理念を一番上手く説明しているのがこの本だと思いました。だから本当は誰にでもオススメなのです。
石村貞夫さんは随分統計本を出してらっしゃいますが,その本はタイトルが非常に気に入らないと思ってました。そもそも発想が逆です。どうしても有意差を出したいなら実験計画をきちんと練るべきなのです。