されど人生は続く。
ガンガレ,戦うのだ! とは言いつつ,ときどき休みましょう。
psy-pubは休んでばっかりですけどね。
ま,うんなことはどうでもいいんですが,アックン,カッコイイ,ペケポンと言われたい貴方。
とりあえず,自伝とか書いてみません?
エッ,いきなり?
何ソレ?
MaMa,最後まで話を聞いておくんなまし。
ま,あの,今,あるご老体の,とはいえ,心理の人ではないのですが,そのエラ~い研究者の論文集(?)を作っているんですが,それを読んでいて,しみじみと思ったわけですよ。
研究は人生である。
人生は研究である。
と。
この論文集は,若いころの論文なんかも織り交ぜて作っているわけなんですが,がばっとその研究者の50年分(!)を読んでいますと,けっこう,その御方の人生がわかってくるんでありますな。
もちろん,その方は研究一筋,本にする論文だって研究研究しているわけですが,ときどき,子どもの話が挿入されたり,自らの親の話が入ったり,その研究を始めた生育歴つうのですか,それがポロッと書かれていたりして,ま,人生がほの見えるわけであります。
この本は人生なのだ,と当たり前のことを,しみじみと痛感した次第でありまして,いいなぁ,論文集って,と改めて思ったのであります。
で,いろいろと見渡してみますと,ひそかに「自伝」だったもの,なんてのも,よくあるんですね。もちろん,自伝そのものではないのですが,ある一定の御年を越えますと,そういうものを書きたくなるんでありましょうか。
これとかこれとかこれとか,ね。
ほかにもかなーりあるんじゃないかと思います。
ま,こういうのはこういうので結構面白かったりするんですが,「自伝」と前面に押し出すと売れなくなったりしそうだし,編集者としては悩むところでありそうです。
でも,こういうのって,なんかシミジミくるのね。認知行動療法の本が乾いて見えるのは,その研究者の人生が映ってないからだ! なんて思ったり。人は利だけで生きるわけではないからなぁ。
閑話休題。
というわけで,急に結論めいたことを言いますが,自伝を全面的に「売り」に出来るのは,エラい著者のしるしでありますな。ノーベル賞を受賞すると,たいてい「自伝」が出ますが,それは典型。だって,ふつう,その人の人生を知りたい,なんて思います? あんま興味ないでしょ,正味のところ。
アマゾンで「自伝」と検索すると,目につくのは「スポーツ選手」,とくに格闘技系であります。次はミュージシャンか。ま,コアなファンが多いので…という理由もありそうですが,こうした一発逆転系は,やっぱ読んでて楽しいところはあり。たいてい昔はヤンチャで,といったところから始まるわけで,ま,その典型がこれですな。
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新装版もあり。
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矢沢永吉先生であります。
あ。いま,永ちゃんのことをバカにしたろ。バカにするなよ。けっこうタメになるんだから。悪人正機説ですよ,親鸞ですよ,よくわからないけど。ま,でも,あなた,いいから,スクールカウンセリング・ルームに1冊置いておきなさいって。そこんとこ,ヨロシク!
で,まあ,どちらにせよ,スポーツ選手系は,あと,勝ち抜くという要素がいいですな。
トップを目指してひた走る,そのストイックさがすがすがしい。最高峰はこれでしょ。
ただマイヨ・ジョーヌのためでなく 講談社 このアイテムの詳細を見る |
カーーーー,これ泣ける。青春ゾンビ Z先輩(詳細※)のお勧めであります。いや,ホント,病いに勝つという意味でも,医療関係者はぜひ読んでいただきたい,と思うのでありますな。
で,心理業界で「自伝」を出せるという最高の栄誉を勝ち得たのは,かの御大であります。
未来への記憶〈上〉―自伝の試み 岩波書店 このアイテムの詳細を見る |
上下巻ですから…これが下だ!
未来への記憶―自伝の試み〈下〉 岩波書店 このアイテムの詳細を見る |
って力強く推進するほどじゃないけどね。
いや,でもこの本,泣けませんが,けっこうためになります。こういう人が心理業界を牽引してきたんだと,なるほどと,思いますなぁ。長官!
しかも,どうですか,未来への記憶。このタイトル。って思っていたら……
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って,これはかのビオンBion WR先生の自伝でありますな。邦訳はないですが,仮に訳せば,「未来の記憶」(Yuさんの訳でありますが)。
まね?
ってことは,ないと思いますが。
勢いで続く!(ホントか)
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