心理学の本(仮題)

【職場に】心理学書編集研究会(略称:心編研)による臨床心理学・精神医学関連書籍のブックレヴュー【内緒♪】

すごいむちゃくちゃ大変気になりマクリマクリスティな書籍

2005-11-15 12:51:17 | 心理療法一般
 詳細はこちらの新刊情報11月の新刊をご参照ください。

『関与と観察』
中井久夫

 第5エッセイ集とのことですが,この題名ですよ。日本でこんな題名つけて許されるのは間違いなくこの中井先生だけでしょうな。関与と観察。うーむ。ちなみに前作は『時のしずく』です。

 さて,サリヴァンを初めとして,根強い対人関係学派。分析臭が薄いので,学派問わず読まれているのが,人気の理由でしょうか。


逆転移
逆転移
松本 雅彦, ハロルド・F・サールズ
逆転移〈2〉分裂病精神療法論集
逆転移〈2〉分裂病精神療法論集
ハロルド・F. サールズ, Harold F. Searles, 大森 和広, 田原 明夫, 普天間 健, 菅原 圭悟, 土戸 光雄
逆転移〈3〉
逆転移〈3〉
ハロルド・F. サールズ, Harold F. Searles, 佐藤 健司, 馬場 一彰, 横山 博, 西口 芳伯, 松本 雅彦

 先に紹介したストリーンに負けず劣らずのミスタディスクのサールズさん。アメリカ人はぶっちゃけるの好きだなあ。全3巻は確かにボリュームありますが,要は,「逆転移」がそれだけのトピックということの証左ですな。……あまり売れてはいないようですね。みんな,急いで図書館に注文だ!

 さてこの松本雅彦先生,こんなのも書かれておりますよ。


こころのありか―分裂病の精神病理
こころのありか―分裂病の精神病理
松本 雅彦

 巨大なテーマとがっぷりよっつ。その後意気投合し,一緒に銭湯へ(意味不明)。

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