心理学の本(仮題)

【職場に】心理学書編集研究会(略称:心編研)による臨床心理学・精神医学関連書籍のブックレヴュー【内緒♪】

【あと】しんりん,で是非ともチェックしておきたい本!【数日】 パート3

2006-09-11 13:05:48 | リアル本屋さんに行こう
もちろん,独断と偏見による紹介です,はい。

パート1。
岩崎学術出版さん,金子書房さん,北大路書房さん,金剛出版さんを紹介しております。

パート2。
至文堂さん,新曜社さん,誠信書房さん,創元社さん,星和書店さんを紹介しております。


というわけで,あとは主要(だとワタシが思っている)心理出版社50音順で,要チェック本をチェケラだチェバゲラ,フィデル,カストリ YAYAチャゲアスYA!


東京大学出版会さん

世界最強の大学出版会(UP)と言われる(と,いま決めた),泣く子も黙る,東大出版会さんであります。
HPが一部ブログ形式になっていたりします。
http://www.utp.or.jp/

なんてったって,ISBN(図書コード)が2桁ですからね。ああた,2桁ですよ。今日び,2桁なんていくらお金を積んでも取れんのですから…
というわけで,東大さん,といえば,何となく,「認知行動療法」ちゅうようなイメジがあるわけです。ま,東大の先生方の本を作りますから,下山先生だとか丹野先生だとかそういうイメジが強いんかなぁ。
で,ま,これは,とりあえず,要チェックでそ。

統合失調症―基礎から臨床への架け橋統合失調症―基礎から臨床への架け橋
マックス バーチウッド クリス ジャクソン Max Birchwood

東京大学出版会 2006-07
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臨床心理学の研究者を称される方にはぜひ一読も二読もしてほすぃ。臨床心理学の可能性を拡大する感じなり。
でもって,まだ,アマゾンには掲載されていませんが…しんりんでお目見えするか。。

叢書 実証にもとづく心理学
不安障害の臨床心理学
坂野 雄二 編, 丹野 義彦 編, 杉浦 義典 編


http://www.utp.or.jp/bd/4-13-011120-5.html


エビデン~ス! と思っていたら,こんな本も!!
↓↓↓↓

臨床心理学の倫理をまなぶ
金沢 吉展 著


http://www.utp.or.jp/bd/4-13-012044-1.html

これもしんりんに間に合うのかしら。間に合ったらぜひに。




ナカニシヤ出版さん

けっこう書評も新聞に出ていたり,教科書会社というイメージから,なんだか小さな「みす○書房」的なところを最近感じさせるナカニシヤさんであります。

HP http://www.nakanishiya.co.jp/

個人的には,

温泉科学の新展開


なんつうので,のんびりと湯治でもしつつ読んでみたいのでありますが……出張にも行けなさそうなくらいだから……つか,事務能力低いみたいですね,ワタシ。痛感。

以下,,


ポジティブ心理学―21世紀の心理学の可能性ポジティブ心理学―21世紀の心理学の可能性
島井 哲志

ナカニシヤ出版 2006-04
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あえて,「ポジティヴ心理学」なんていう通俗心理学っぽいタイトルをつけた理由に興味津々。

まだ未完ですが……

科学としての異文化コミュニケーション
経験主義からの脱却
プリブル・チャールズ著


http://www.nakanishiya.co.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=246

といった辺りはいいかも。人文マニアとしては興味深し。




日本評論社さん

「こころの科学」「そだちの科学」を発行する大版元の日本評論社。略称,「にっぴょう」。HPのアドレスもね,

http://www.nippyo.co.jp/

ちゃんと,「にっぴょう」となっております。

夜回り先生なんぞで驀進中でありますが,すんごいブツもしんりんに用意しているようであります。

「こころの科学」増刊として,読み継がれてきた(きっとあなたの部屋にもある),

臨床心理学入門臨床心理学入門
河合 隼雄 山中 康裕

日本評論社 1994-09
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の大改訂!

「こころの科学」増刊
新・臨床心理学入門


https://sslserver.sbs-serv.net/nippyo/korekara/bookinfo.asp?No=2906

が出ますゾ。

河合俊雄先生と岩宮恵子先生の編集。
やっぱ,売れんだろうなぁ。

個人的にはこれですが↓

宿命は待つことができる―天城一傑作集〈3〉宿命は待つことができる―天城一傑作集〈3〉
天城 一 日下 三蔵

日本評論社 2006-08
売り上げランキング : 58980

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日本文化科学社さん

心理テストって,儲かるらしいですね…というものすごい恵まれた出版社である,日本文化科学社様。余裕のある本が多く,とても丁寧に作られている感じがします。ガサガサしていないんだよなぁ。

WISCまわりのせいか,LDやADHDなどの本はずいぶんと昔から作られています。教育系-発達障害の老舗ですね。

http://www.nichibun.co.jp/

軽度発達障害の教育―LD・ADHD・高機能PDD等への特別支援軽度発達障害の教育―LD・ADHD・高機能PDD等への特別支援
上野 一彦 花熊 曉

日本文化科学社 2006-08-10
売り上げランキング : 48687

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それとも,これでしょうか……

http://www.nichibun.co.jp/kobetsu/kensa/wais3.html


↑これを片手に学会を歩く人が大勢いたら,すごいな…





ミネルヴァ書房さん

京都に超巨大ビル(?)を持つというミネルヴァ書房さん。うちのビルなんて小汚いのになぁ。ウラヤマシィ。京都出版会の巨人であります。

HPも豪華です。
http://www.minervashobo.co.jp/index.php


「不思議だね……○○のおともだち」シリーズが大ブレイク中らしいのです。

ふしぎだね!?ADHD(注意欠陥多動性障害)のおともだちふしぎだね!?ADHD(注意欠陥多動性障害)のおともだち
えじそんくらぶ 高山 恵子 内山 登紀夫

ミネルヴァ書房 2006-06-01
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よくよく考えたら,すごいね,このタイトル。子どものころは差異を認めることを許さないような学校の先生が多かったモンだが…。「不思議だね」のほうが健康的といえば健康的ではありますな。
全12巻だそうですが,「ゲイのおともだち」「がいじんのおともだち」とか入れたらどうでしょうかね。

ま,それはいいんですが,やっぱ,要チェックは,これでしょう。


妄想はどのようにして立ち上がるか妄想はどのようにして立ち上がるか
P. ガレティ D. ヘムズレイ Philippa A. Garety
ミネルヴァ書房 2006-06

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以上,足早でお送りしました。
他にも要チェックな出版社は多かろうとは思うのですが,ふつつかもののやること,お許しください。
というわけで,ワタシはしんりんへ出張に行けるのか……今から交渉ら!



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3 コメント

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Unknown (izugaeru)
2006-09-11 19:59:17
ポジティブ心理学は,アカデミックな心理学の一種のmovementです。

提唱者はセリグマン(無気力な犬を作った人)。

http://www2.kobe-c.ac.jp/~shimai/positive1.htm
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Unknown (通りすがりの者ですが)
2006-09-11 23:41:15
上の方も書かれていましたが、ポジティブ心理学は、これまでの心理学が人間の否定的側面に目を向けすぎてきたのでもっと肯定的な面を、人の強さ(strength)を見ていこう、ということを掲げて始められたもののようです。

社会心理から認知心理から臨床心理と幅広く扱っているようですが、前提となる否定的側面に目を向けすぎていたというところが分からず、一度psychology of human strengthも読んでみたのですが面白みが分からず、それっきりです。

流行るのでしょうか?
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Unknown (psy-pub)
2006-09-12 10:59:56
お二人とも,コメント,すまんせん。



一応,略称:ポジ・サイつう専門分野(?)が心理学にある,つうことは知っています…。セリグマンも,モチロン。

書き方悪かったですね。

すいませんです。





いや,ただね,アマゾンで検索したら,なんかそんな通俗ちっくなものばかり出てきたんで,反射でそう書いただけで。いやほんと,すいません。もう紛らわしいことはしません。



しかし,自己啓発的に,ポジティヴに生きるのが,本当に幸せなのか,という気持ちがあって,ちょっと嫌味になってしまったのかもしれません。などと自己分析。

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