マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

終戦の日で

2021-08-16 00:32:52 | 日記
今日は終戦の日。
息子たちが小学生の頃は、広島の原爆の話を書いた「はだしのゲン」を読んだり、実際に広島の原爆ドームに連れて行ったり、戦争体験のある父の話を聞いたり…と、それなりに関心を持ってきましたが、子供が成長して、そういう機会がなくなると、8月15日だからと言って特に何かをするわけでなし、何となくあぁ終戦の日か…という感じでした。
最近、どのテレビ局も戦争の話を聞くとかいう番組をやっていて、チラッと見たりはしていましたが、今日の午後、テレビ朝日でやっていた「ラストメッセージ“不死身の特攻兵”佐々木友次伍長」という番組を、最初から最後まで見てしまいました。
特攻隊として飛んだはずなのに、なぜ生還できたのかということに興味をひかれたから。
佐々木伍長という人は、9回も特攻出撃をしたのに、生還されて、それは、運とか能力とか執念とか、様々な要素があったのでしょうけど、貴重な話を聞けたたわけで、当時の日本はなんて馬鹿なことをしていたのかと、憤りも新たに…。
奇跡の生還の影には岩本益臣大尉が、特攻用の飛行機に取り付けられた信管を、はずせるように改良したからだとかでした。
岩本大尉の奥さんの話とか、ホントに涙なしには見れなかった…。

私の父も、中国の海南島に行っていて、最後は香港まで逃げたという話を子供たちにしてくれましたが、詳しくは忘れましたが、日本に帰るために乗った船だったか、出航しようとした時爆撃が始まり、ひたすらテントに隠れてじっとしていたとか。
それで爆撃からは逃れられたけど、隣にいた船は爆撃されたと言ってました。
終戦翌年の5月ごろに日本に帰ることができたと言ってました。
そのおかげで、私の今の生はあるわけです。

戦争の話を聞くつけ、また、今はコロナや自然災害もあって、この先どうなるかわからない世の中、生きていることに感謝しないと…という思いを新たにしました。