声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

音楽における民族性

2014-09-17 20:40:07 | 日々の発見
なんだか、難しげなタイトルになりましたが・・・・

生徒さん方が、「花は咲く」をやっておきたい。

とおっしゃるので、母のグループで使用していた楽譜を転用するべく手配・・・。

映像では何人もの人、グループが交互に歌ってらして、

キャンペーン的には良い感じがしますが、

絶え間なく、曲想が変化していく感じは、どうなんでしょう?

素人さんには・・・・・・。

(と相変わらず不遜な考え

ま、取り組んでみれば案外問題なく行く場合も多数ございますので、

何ら問題は・・・・・


ところで、「花は咲く」私的には違和感満載

だって、見事に日本的

いや、あの民謡調のノリ

リズム感

日本の民謡はそれはそれで立派な文化だと思うし、

聴くのも全然いやではないですが、

そういう曲には合わないだろう~

と。。。。

ひたすら乗り気じゃない今日この頃です。

というわけで、音楽にはそれぞれ自然と民族性。

というか、特徴が出てきますね。


ドイツ歌曲はとにかくまず、形式。

これをきっかりと示すこと。

その次に、明瞭なドイツ語の発音、と声のポイント。

その先に、内容表現があるという。

何層もの構造。いくつもの関所が待ち構えています。

それぞれクリアするには大変な年月が必要です。

ですから、大抵は、「明瞭なドイツ語の発音」くらいのレベルまでで

終わってしまいます。

でもね、いいですか?

私たちはプロですから、必ず、その先の内容表現まですべてクリアしなければなりません。

そこまで至った時、

あ~プロなんだ

って思ってくださいね


そして、フランス歌曲。

ここでは情熱がまず最初に必要です。

ラテン系ですから


また、その話かよ!

って思うくらいに、朝も夜も、

「愛」です。

永遠に続く愛なんてない!

と分かっているのも、またフランス歌曲ですが。。。

それでも、毎日です。

だから、つまり歌う時は偉くエネルギーが必要で、

そして練習が終わると、どっと疲れてしまう。

という結果になります。


だから、機能和声や、リズムやら形式やらに、頼れるドイツ歌曲のほうが、

エネルギーが枯渇してしまいそうなときには、

「いいなあ~

と思ってしまうのでした。

なに?

ってだから~

秋のマダムをお迎えしての演奏会の練習が始まったんだってば~

がんばろう~っと






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