声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

Les Miserable

2013-01-07 15:56:45 | 日々の発見
あ~早く見に行かないと終わっちゃう~

とばかりに評判の映画を観に

ん?涙・・涙・・・って話だったぞ・・・・


子供の時に短くコンパクトに書き換えられた子供用の「あゝ無情」を読み。

少し大きくなってからは、文庫に日本語訳が出ていたので、全文を読み。

しばらく前にミュージカルが話題になっていましたが、まあ~それはパス

理由はこの映画の感想と一緒。


当時の私の読後感は「あゝ無情」ってホント言いえて妙だな・・・

この世の中には貫き通せる正義もなければ、完全なる善もない。

悪は本当にただ悪なのか?・・・NO!

そういう話だった。。。私の中では・・・・

波乱万丈の人生を送ったVictor Hugoにとっても一つのテーマのみを追って書いたというわけでもないと思う。


それがこの映画は・・・・ま、全体には原作通りには進んでいくのですが・・・。

なんかテーマ作り変えてない?

っていう感想


それから・・・

映画とは画面を見せるもの。つまり映像が勝負でしょ?

各シーンの取り方とか、どの程度周辺にお金かけて作ってあるとか。

俳優さんの演技ってものもだから重要になってきて、

「いい俳優だ」とか「大根ばかりだ」とかって話になるわけでしょ?

いい音楽があれば特に映画にすることもない。

っていうかミュージカルに徹したした方がいいのに。

少なくとも「Nine」はそういう感じに作ってあった。

だからこの映画観て「一体何がしたいのかな?」って思いました。

それだけ音楽が素晴らしかった、ってことでもあるし、

役者さんがとてもよく歌っていたってことでもある。

本当の「あゝ無情」を作りたいのであれば、ふつうの映画にした方がよかったように思う。

失礼ながら、私は涙することはありませんでした。

クリント・イーストウッドの映画のが上等だった。

ちょっとがっかり





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