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ユーモラスな姿とのんびり間の抜けた動きが可愛らしいアマガエル。厳冬期を除いてハウス内に必ずいる常連で、葉っぱにちょこんと丸まっている佇まいは少し哲学的でもあります。
そんなアマガエルですが時折雰囲気の違う個体に出くわす事がありました。アマガエルをさらに不恰好にしたような何とも奇妙な姿で、突然変異かはたまた病気なのかと訝りつつも何年も放って置いたのですが、やはり気になって調べてみると何とアマガエルだと思っていたのが実はモリアオガエルだったのです。
イメージというのは恐ろしいものでこんなハウス中にまさかモリアオガエルが居るはずが無いと思い込んでたのですが、肌の色合いや不恰好な手足とやけに大きい吸盤、決め手の赤い目はアマガエルでもシュレーゲルでもなくモリアオガエルそのものでした。パッと見がセサミストリートのカエルにそっくりな感じですか、思い返すと春先には居なくなっていたのは繁殖のために水辺に帰っていたのですね、その為に画像はありません。
確かに畑一枚を隔ててちょっとした雑木林があるし、護岸をコンクリで固めていない用水の溜め池もありますから居てもおかしくは無かったのですが、やはりまさかこんなハウスに居るはずが無いと言う思い込みが邪魔して気付くのに何年もかかってしまいました。
それにしてもモリアオガエルは天然記念物だった気がするのですが繁殖地によるのでしょうか?一体地元の人達のどれ位がモリアオガエルのことを知っているのでしょうね、恐らく誰も知らないのではないかと思います。ハウスだろうが何だろうが居心地が良ければやつ等は何処でもやって来るという良い例かもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/be/153d001e0dff2a1811d9c7924c54a8b7.jpg)
いつかのコモリグモが子守をしている様子、子蜘蛛がわらわら群れている