想い事 家族の記録

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おそろしき きんうん?

2015-10-20 15:17:22 | 日記

昨夜 また 娘と受験勉強を2時間

11時を過ぎてしまった

朝 もうほんと なんだか身体がおかしい

やたらと 重いよー

真っ直ぐ歩けないよー

頭が クラクラするよー

と思いつつ起床して 娘の簡単なドリアなど作り

私は居間で倒れていた

今日こそ じいの病院に …

1時間半後には 出発しなければ

もしかしたら 昨日の温泉で 湯疲れしたかなーと

重い身体引きづって どうにか行ってきました

そのバスの中で 50円玉を拾ったのです

「おー ラッキー」と拾って 今日は金運に恵まれてたりして?

なんて考えていたら 本当に この後 凄いことが起こりました

じいの病院から帰る途中

久しぶりに 病気療養中のカメラ仲間に会って

「元気だった? 経過はどうなの?」

なんて話して 元気そうでよかったなーなんて思いつつ 時間があったから買い物

帰ろうとしたら なんと 買い物のバスケットの中に 

分厚い財布が!! 

思わず 手に取って トイレに駆け込みました

何故 そんな行動に出たのか 

頭の中 真っ白ですわ

財布を開けると 多額の現金 外国の紙幣 免許 クレジットカードがぎっしり!!

えらいもんひろてもうたわあああ!!

どないしょー!!

… お金 欲しい

このまま 何食わぬ顔で家に帰れば 確実に10万は自分のもの

このご時世に わざわざ交番に届けるバカ正直者がいるか?

ネコババしちゃえよ! と 悪魔がささやく

しかし そういうことをすると いつか 倍返しのしっぺ返しがくるんです

私は小心者なので しっぺ返しが怖いため

できないのです … !

できない! こんな高額ネコババしたら 

私は とてつもなく大切なものを 確実に失う

それが もし そらたんだったら

そう思った途端 場違いなところで 号泣してしまい …

泣きながら 持ち主の連絡先となるものを探して見つからず

交番に届けるっていっても 車ないし

バスの時間は迫ってきてるし …

結局 財布を持ったまま 頭の中は真っ白なまま

バス停に向かったのです

その時 本当に偶然に 私の目に飛び込んできたものが!

パトカーだ!!!

向こうからやってくるパトカーを止めて 財布を拾った旨を伝えた

そしたら「ここで我々に渡されても困る」と云うの!

なんで!? 警察でしょ!? 助けてくれ!!

「私 車も自転車もないんです 交番って どこにあるんですか」

と 公道で話していると

「お礼をもらうという権利を破棄するなら 我々が預かります」と云ってきた

もう お礼なんてどうでもいいよ

この財布見れば判るよ

羽振りのいいおかん

私とは別世界の人間だよ だから 関わらないでいいから とにかく 返してやってくれ

でも 警察のことも半分疑ったりするから

持ち主が見つかったら それだけは連絡して欲しいと云った

そういうことに話がまとまり 財布は警察の手に渡った

私は 財布を拾ったショックで フラフラになってバスに乗り 家に帰った

すると すぐ電話 警察からだった

「持ち主が見つかりました 貴女はお礼に関して権利を破棄しましたが

相手の方が どうしてもというなら 受け取って下さい

後で 書類を書いて貰うのに伺いますので

ご協力ありがとうございました」

力が抜けた

良かった 良かったねえ …

きっと誘惑に負けていたら 今頃 私は 呵責の念に耐えきれず 

ショック状態を引きずったまま 体調を崩していただろう

そのお金を使うたびに 胸が痛んだろう

正しきことをした 

だから 気分が爽快だ

その後 持ち主から電話が来て 隣町でパブを経営しているママであることが判明

この里山には知人も多いし 住所からして 大体わかるので

いつか訪問させていただきます 

「ありがとう 本当に ありがとうねえ」

その言葉が 涙ぐんでいた

そして 今 私は 警察の人と沢山話したせいで 喉が痛くてたまらない

物凄い異常な汗をかいたせいか 悪寒がする

スーパーで 何を買ったかも忘れてしまっていた

マイバッグの中を見ると 大好きなお刺身が入っていた

でもまだショック状態が おさまらず 食べる気がしない

恐ろしきは 金の縁。





 










コメント (2)
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