想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

かぞくを おえるひ。

2015-10-13 16:15:49 | 日記

行ってきました じいのいる温泉郷

バスの時刻を間違えて 隣町で 2時間待ち

せっかくお刺身買って帰ろうと思ってたのに

帰る時間までは 腐るだろうな …

と 思い買えなかった ~

しかも 病院にいられる時間も大幅に狂い

SWさんと話せたのも 30分程

一時退院が 切羽詰まりすぎ

この日程では 無理! ってなって

退院前の会議の時間もないじゃん! って 凄く慌てさせてしまった

私の責任だ

自分の仕事ばかり優先させてしまった

他のひとの都合なんて これっぽっちも考えないで

もう 平謝りするしかない

でも 一週間ずらすことで どうにか日取りが決まった

一日仕事のシフトを調整してもらえれば いける!

その代り 次回の心療内科の後 温泉郷までじいを迎えに行くことになってしまったが

そのくらいのことは どうでもいい

とにかく 月末 三泊の予定で決まった

嗚呼 よかった!!

今日は じいと 色々話せた

なんか じい 病院に慣れてしまって

寒い我が家にはあまり帰りたくないと云う

とにかく 寒いのがダメだって

家の中は 飲みかけの茶が凍るほど寒いからな

その点 病院は暖かくていいよ だって

趣味の囲碁も楽しんでいるようだった

俳句作りも始めて じいは 積極的に病院に馴染んでいた

この前 妹がきた時 私とは話せなかったけど

妹は マンションを買ったらしい

八王子に骨を埋める覚悟なんだなって思い

ついの住処を見つけ あの子もやっと落ち着くんだと思うと

なんか 少し 感動している自分がいた

あちらサイドの親戚と仲良くしてるみたいで

もう私は 姉として必要なくなったんだな …

それは 不思議と哀しいことではなく

なんというか 不思議な気持ちだ

8歳離れていると 

赤ちゃん時代は 世話をさせられ どこにでもついてきた妹

高校の卒業式も 私が親の代わりに行った

妹でもあり 娘でもあり 友人でもあり …

でも 血が繋がっていても 離れ離れになる日が いつか来ると 感じていた

うまく表現できないのだけど 

我が一族は 浮世の夢のようなものだと

水面に散った桜のように 風に流されて寄り集まって

いつか離れてゆく

そんなイメージ

家族をまとめていてくれた母がいなくなってから

偽装家族のような気がして仕方なかった

だから 私は K家の墓に入る気は更々ないのだ

私は 風か 水に 流されて消えればいい

で?

この涙は 何なの?

哀しくはない

安堵している?

儚いものを 見送った気分だよ …



私は この里山で生きてゆく

独りになっても ここで生きる

いつしか 娘も旅立って

ようやく 独りとなれるのだろう。






コメント
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