最近 自分のカメラを持ち忘れてしまうので
美しい風景を 撮り逃してしまっているのだが
山が
山が とてつもなく 美しいのだよ
朝もやのなかの 水墨画のような 景色も愛しいが
目いっぱいおしゃれしたような 山々が 愛しいよ
疲れた私の身体に 英気を分けてくれるのだ
今日も 朝早くから フル回転
現場も忙しく 介護も 待ったなし
時間に追われる 追われる
あまりに凄まじく疲労を感じるので
久々に 想ってしまった
「… 殺せ …」
きっと じいの 重い病の気にあてられているのだろうな
指が重いなんて 異常だ
久しぶりに 金縛りにあった
仕事から帰って 1時間半くらい眠る時間があったので
寝室で休んでいると
やはり 気がせいて 落ち着かず
眠りに落ちる習慣に 耳もとで 誰かの悲鳴を聞く
両手が 大きくバウンドして そのまま カチッとホールドされた
私が固まっている間に 娘が帰ってきたので
身体は動かないまま 口だけ ようやく
「じい … 頼む … 」
娘が ケアから帰ったじいを迎えてくれて
集金にきた 互助会のひとに お金も渡してくれた
洗濯物も たたんでくれた
私は 1時間くらい いつ止まるかも知れないという危機感を感じつつ
激しい動悸に耐え
微かに言葉が 出ると云う最悪の状態が続いて
ふいに 解き放たれる
毎回毎回 何なのだ もう 恐ろしさは薄れてきたが
自由がきかなくなるのは 困る
でも 前は声も出せない状態だったから
少し 金縛りに強くなったのかな
そんなことはないか …
明日は また 早い時間に 立ち寄りバスがあるので
早い出勤
じいは一日家にいる予定で
訪問看護と 訪問リハが入るが
その間の空白の無人時間になにがあっも どうにもならない
そのことを考えていたら 仕事などできるものか
それより 仕事前に じいの昼ご飯の支度!
7時半 朝ごはん
8時 ヘルパーさんと パッド交換と陰洗
8時半から10時までの間に
自分の支度 じいの昼ご飯 掃除 洗濯 …
10時 仕事
終わって 2時半ころ帰宅
3時 保険屋と契約
その後 少し 休む時間があるかないか
6時 娘とご飯
7時 じいのご飯
8時 ヘルパーさんと パッド交換 陰洗 就寝準備
9時 投薬
10時 消灯
11時まで 娘と受験勉強
12時 就寝
… 死ぬだろ
でも もう翌日は 病院へ帰宅だから
もう一息
11月 現場の忙しさは まだまだ続く。