想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

かぞく。

2014-07-06 17:12:33 | 日記

ふと いつか妹が

「誘導尋問して 父ちゃんのこと 私に押しつけないで」

と云ったことを 思い出した

夜遅く帰ってきた妹に

父の様態を確認してもらう というだけのことだったのだけど

仕事から帰って すぐ 父が

「ちょっと来て トイレ」

ということもあったから

面倒だったのだろう

でもなにも 押しつけようなんてことではなくて

私より夜遅くまで起きている父だったから

夜のことは自然に

「妹が帰ってきたら やってもらうよ 今はいい」

という状態だったわけだ

今 妹の代わりに 娘がそれをやっている

おむつになったので 「トイレー」ってことはなく

「少し足をずらして欲しい」とか

「喉が渇いた」「寒い…」とか そんなことだ

夜九時に 父の顔面の清掃と 投薬 テレビのセット

部屋の温度管理など 済ませているので

その後に起きる不具合は 夜遅くまで起きている娘に

どうしても頼ってしまう

「なにかあれば 起こして」と云ってあるが

今はまだなにも起きていない

娘は それが嫌だ 苦痛だとは云わない

云わせない環境を作ってしまったのだろうか

大の大人が嫌遠したことを

娘に託すのは 残酷なことだろうか

でも

最後に 娘と「悔いはないな」と

云い合えることを 祈っている

そして 私の胸のうちを明かしたい

こんな過酷な介護はしたくなかった



それを 捨て置いて生きるのはどうだろう

でも私は その半面で 貴女に同じ事を強いたくはない

私がどんな状態であろうと 戻らないで欲しい

と 望む

私の命は私が管理する

頭がぼけてきたなと気づいたら

すぐに次の選択をすべきだろう

絶対に戻るな

貴女はもう十分に知っていることを 私は判っている

こんな不毛な介護があるんだと

じいを介して理解してほしい

そのうえで 貴女が戻らなくても

それは罪ではない

勘違いしなくていい

私はそんなことは望んでいない

自分の夢に向かって 努力してほしい

私がどんな選択をしても

哀しまないで欲しい

新しい家族を作り

その人たちを 大切にすべきだ

私には今守るべき家族があって

本当に幸せだよ

幸せだったよ ありがとう

貴女が輝くかぎり 私はどこまでも幸せだと想う


いろんなことがある家族だけど

大切なもの

これからもう少しの間

どうぞ よろしくね。










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