五位鷺(サギ科)※左から星五位・五位鷺です。
※名の由来は「醍醐天皇が池のほとりに遊覧あり。時にさぎ一羽右の方に見ゆればとらへ来るべしとあれば、
六位やがてとらへじとせしが此さぎ逃ぐる時、綸言成るぞ、かへれと詞をかけるに此鳥聞入れしか。
もとの所へ立帰る時に御門、朕が命に随ふやさしやとて、みづから鳥の羽に諸鳥の王と書て五位を給わりけり」
昼となく夜となく わたしの血管をながれる同じ生命の流れが、
世界をつらぬいてながれ、律動的に鼓動をうちながら 躍動している。
その同じ生命が 大地の塵のなかをかけめぐり、無数の草の葉のなかに
歓びとなって萌え出で、木の葉や花々のざわめく波となってくだける。
その同じ生命が 生と死の海の揺籠のなかで、潮の満ち干につれてゆられている。
この生命の世界に触れると わたしの手足は輝きわたるかに思われる。
そして、いまこの刹那にも、幾世代の生命の鼓動が わたしの血のなかに
脈打っているという思いから、わたしの誇りは湧きおこる。(タゴール)
※名の由来は「醍醐天皇が池のほとりに遊覧あり。時にさぎ一羽右の方に見ゆればとらへ来るべしとあれば、
六位やがてとらへじとせしが此さぎ逃ぐる時、綸言成るぞ、かへれと詞をかけるに此鳥聞入れしか。
もとの所へ立帰る時に御門、朕が命に随ふやさしやとて、みづから鳥の羽に諸鳥の王と書て五位を給わりけり」
昼となく夜となく わたしの血管をながれる同じ生命の流れが、
世界をつらぬいてながれ、律動的に鼓動をうちながら 躍動している。
その同じ生命が 大地の塵のなかをかけめぐり、無数の草の葉のなかに
歓びとなって萌え出で、木の葉や花々のざわめく波となってくだける。
その同じ生命が 生と死の海の揺籠のなかで、潮の満ち干につれてゆられている。
この生命の世界に触れると わたしの手足は輝きわたるかに思われる。
そして、いまこの刹那にも、幾世代の生命の鼓動が わたしの血のなかに
脈打っているという思いから、わたしの誇りは湧きおこる。(タゴール)