ZRX400をBASの品川デポで受け取り、自宅まで帰ってくるときに第三京浜を使うこととしました。品川から玉川インターまでは下の道で走り、やっと慣れてきたようなので、高速に入って最高速トライアルと思ったのです。まあ今のバイクはリミッターがあるから180kが限界かな。でも12年の経年変化でバイクも調子を落としてしまってるから、それに届かないかな、などと安直に考えてました。大学生のときに乗っていたγ400、そしてCBR400Rは軽くオーバー200kで、そのような状態でも直進安定性もばっちりでした。メーターが180までしか刻んでないので、それから先は手描きのメーター読みで、210キロぐらいまでさしておりました。当時のレーサーレプリカは、スピードが出れば出るほど、道路に強く押し付ける力が増して安定してました。12年前のバイクとはいえ、レーサーレプリカ以降のZRX400もかなりのスピードが期待できます。第三京浜の玉川インターから入り、すぐに始まる下り坂で、アクセル全開。タコメーターはレッドの手前でシフトアップ。ZRX400のエキゾーストノートは獰猛なうなり声にかわり、前方の獲物を狙うチーターのような加速を続けます。さて結果の最高速度は、驚くなかれ150k。笑い話ですが、ZRX400の経年変化ではなく、私自身の経年変化により、恐怖のためそれ以上のスピードが出せませんでした。考えてみればネイキッドのバイクで100k以上を出すのははじめてて、その凄まじい風圧と、狭まる視界が恐怖なのです。ZRX400の猫の額ほどのビキニカウルに頭を入れても、全く効果はありませんでした。私自身の経年変化により最高速トライアルは断念することとし、これ以降は、「スピードはいつでも出せるんだけど、スピードに溺れるケツの青いガキとは違うぜ」という高飛車なオヤジライダーとなることを宣言します。
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