かくれて咲く花

~凛として~

妙な?もの

2011-08-19 22:00:28 | Weblog


「酷暑」ということばがふさわしい、低体温人間には酷な暑さが続いていた東京。「天城越え」ならぬ「体温越え」は、体力を奪い、夏風邪をもたらし、熱が出たりしておりました。いやはや

今朝は暑いし晴れていたのに、仕事に就いた頃からモクモクと黒い雲が張り出してきて、ほどなくしてすごい雨におかげで気温が朝30℃を越えていたのに、2時間で一気に22℃まで下がり、夕方用事があって外に出ると、あまりに涼しいのでびっくり。22℃なんて、いまやエアコンでそんな温度にできない世相ですから、エアコンを切ってモワ~っとしている建物のなかよりもずっと外の方が涼しかったり。人間が汗が出て熱を下げるように、地球も雨を降らせて体温調節しているのかもしれないな。こうして地球は地球で、「調整」を行っている。そんななかで、「自然」をなんとかコントロールしようと躍起になってみたり、技術を過信した結果招いた事故の余波でスーパークールビズやら節電やらやってる人間て、地上の生物のなかでは最高にアホな部類に属するに違いない。

ついでに午後は地震もあって、昨今は夜中に地震があっても爆睡していたり、ちょうどマニキュアを塗っていても「おー、揺れとる揺れとる」と動じなくなってきたりと、本来生まれ持っていた大物感(ある種の鈍感さ)を取り戻してきたというか、ゆるぎなくなってきました。地震は地球の鼓動と思えば怖がることもないし、「震災のストレスで2キロ太りました」というと「震災くらいでだめじゃないか」と返される揺るぎない上司にお仕えしていると、何があっても「~くらいで」と思わにゃいかんなという気になってくるというか。いろんな予言めいたものも世にあふれているけど、やたら不安になって過ごすより、「自分は天に愛されてるから、絶対に護られる」と常に威風堂々な盟友(獅子座)の影響もあり、自分は絶対に大丈夫だと思うようになってきました。心配や不安が病気をもたらしたりするそうなので、時々は落ち込むことはあっても、だいたいはスコーンと(注:クロテッドクリームと合わせると魅惑のものではなく、夏の青空のようなという意の擬態語)ひまわりのように明るく!!!だって、これが本来の私ですもの

というわけでやはり夏はテンション上がる「うめ」でござりますが、近頃のおべんとうなど。

     

かぼちゃが久々に手に入ったので、いつものあれを作ったほか、じゃがいものツナマスタード和えが新作。世にあふれるレシピでは、なんで「8~10分電子レンジ」とか平気で書いてあるんだろう。チーンはあっためるのが基本であって、最長3分が私には限度。電気がもったいないからとかじゃなくて、3分以上マイクロウェーブしたら、なんか食材が違うものになりそうな気がして。なので、かぼちゃは蒸す!!じゃがいもは茹でる!!!ここは絶対にこだわります(キッチン暑いけど、やせ我慢)。ゆでたじゃがいもをツナと粒マスタードで和えるだけのですが、ツナと粒マスタードを先に和えておいて、じゃがいもを塩コショウで味を整えつつ合体させると、均等に味も絡みやすいし、おいもさんの荷崩れが起きずいいような気がします。これはシンプルでおいしかった。もう一回ぶんのおべんとうに使えるかなと思ってたけど、夜ごはんの準備をしながら、ついつまんでしまったほどです。夕飯で完食。また近々作ろ、これ

なんかこのところ、じゃがいもがやたら食べたくて、前回のリベンジで作ったポテサラ。

     

ほぼレシピ通りに作ったのですが、「じゃがいも3個(400g)」との記述に従い、3個(内訳:かなり大きいの1、ふつうくらいの1、おチビさん1)をゆでてつぶして、「プレーンヨーグルト大さじ5」を投入すると、ベチャーっとなってしまい・・・おいものホクホク感はほぼ全喪失され、ポテサラというより、ほとんどマッシュポテト。これにはグレービーやな、というような。ここで私の場合、「やっぱりレシピ通りにしたらあかんわ、絶対微調整が要るな」との教訓を引き出してしまうのですが、人によっては「やっぱり400gきちんと計らなあかんかったんかな」と反省するのでしょう。まあ、考えなしにポンポコ放り込んだ私も悪いのですが・・・かなり落ち込みながらも、レシピ通りに顆粒洋風だしや粉チーズや塩こしょう、お好みでマヨを混ぜて調整を図ったのですが、味見してみるとかなり微妙な味わい。生ぬるい状態(まだ少しおいもの熱がのこっている)での味が、一晩冷蔵庫に置くことにより翌朝画期的とまでいかなくても、多少美味しく化けてくれることを期待しつつ、レシピにあったようにプチトマトを切ってドライパセリを散らして精いっぱいかわいらしく仕上げて、お昼におそるおそる口に運ぶと・・・なんと!これが!!なかなか!!!いけるのですよ心の片隅で、なんかもう一工夫必要なんちゃうかなと叫ぶ声はあるものの、これはこれでまあまあ上手く仕上がっていました。ああよかった。夜に仕込んだときの私のじゃがいもに対する申し訳なさは、「沈痛な面持ちでキッチンに佇む」という描写がふさわしかったですが、翌日のお昼には「予想外の味付けの良さに満足そうな」に変化したのでした

豚さんはゴーヤーとアスパラとにんじんを入れていつものみそ炒めにしたのですが、この夏はゴーヤーとみょうがを意識して食べていました。食べたいから、とかじゃなくて、なんとなく義務感で(具体的な義務と責任が生じるわけではないのですが、なんか食べないといけないような気がして食べていたという「義務感」です)。ゴーヤーはやはり沖縄産か九州産のを頂きたいですね。それより北で作ったのは、なんか南国感が足りないような気がして。みょうがは高知産。名産なんですね。こんな妙ちくりんなキャラを生みだすほどに。

        
      
まあ「妙ちくりんな」という感想は私の価値観なので、このミョーちゃんについてどう思われるかはそれぞれのご判断ですが、キャラクターデザインは高知県出身のやなせたかし氏とのこと。愛らしいアンパンマンのキャラクターとはひと味違うシュールさは、みょうがという食材が子ども向けというより大人が味わうものだからでしょうか。

当初は何に使ったらいいのかイマイチわからなかったみょうがですが、おいしかったレシピをいくつか。
みょうがと九条ねぎを刻んで、ごま油で炒める。お塩少々、粗びき黒こしょうをわりときかせる。これを温かいお蕎麦、あるいはにゅうめんとご一緒に。あれば「すだち」をギュッと絞って頂くと、ごま油の重たさを消して、素晴らしくさっぱりとした味わいになります(ミョーちゃんより絶対かわいいと私は思うすだちくん談)。
海鮮丼ふうにも。みょうがと大葉をみじん切りに。鯵を細かく刻み、あればすだちをぎゅっと絞って、みょうがと大葉と和える。炊き立てのご飯に、お好みで納豆(たれかお醤油で味付けしたものを)、その上に鯵の和えたのをのせ、おろししょうがを真ん中にちょこんと付ける。のりをちぎってパラパラと。頂きものの韓国のりは、塩気が強くて絶妙に合います。秋刀魚のお刺身が美味しそうだったので、同様にみょうがと大葉を加えて、すだちをぎゅっと絞り、味ポンで和えて。秋刀魚は油っこいので、酢飯に合わせて、のりをちょっと多めに敷き詰めた上にのせると、抜群に美味しかったです。あ、おろししょうがも忘れずに。ミョーちゃんとすだちくんのコラボは絶妙でした。

秋刀魚は秋の食材になるんかな。気が付けば8月も下旬。まもなく秋を迎える。でもその前に、また暑さは戻ってくるんだろうな。
引き続き、夏バテに注意しながら、がんばってまいりましょう