「祈りとは、天に向かって我が身のつたなさ至らなさをさらけ出してもなお受け止めてもらえるという、神様とのコミュニケーション」
2013年を振り返りながら、日記をつらつらと眺めていたら、こんなことを書いてあった。
夏に倒れたあと、少しずつ心のリハビリを始めた頃のことだから、自分の弱さと格闘しながら、振り絞るようにして書きつけたんだろうな・・・と思う。自分の書いたものを読んで時々ハッとする、というのはやや変な気がするけど、こうして記録をのこしておくことは大事なことで
ことし前半は思い出したくもないくらいひどい時期だったけど、実際に思い出すことができない。とはいえ恐らく完全に記憶から抹消されているのではなくて、いつかどこかでふと脳のどこかからpop upしてくることもあるのだとは思うけど(PTSD)、「思い出したくもない」ことは「思い出せなくなっている」。神様が人間にくださった素晴らしい賜物のひとつは、この「忘れる」という能力なんだなと実感した一年でもありました。
あとのこすところ数時間となった2013年を振り返ってみると、年初から夏の終わりまでは、疲弊するだけで何も得るものがなかった気がしてたけど、暗き途を抜けていま総括すると、「長かったけど、短かったです」というあの真央ちゃんのことばどおりの一年であり、そして人のなかでしんどい思いをしたけど、一方で人の温かさに救われ助けられた一年だったなあとしみじみ思います。秋から巻き返したというか、努力したことの成果もすこしあらわれてきて、年末にはようやくすこし成長実感も感じることができて、「いろいろあったけど、いい一年だったなあ」と思えることができたのは、本当に私を陰に日向に助けてくれたひとたちのおかげでした。自分ひとりの力だけでは、とてもこんなふうに無事に年末を迎えることなんかできなかった。改めて、私の大好きで大事な人たちに・・・thanks for being there for me and you are real my blessings!!!
そして音楽面では、どんなときでもmusic really helpsであり、ことしもいろいろ名曲はありましたが、いちばん好きだったのはこの曲。Paramore "Still Into You"。何度聴いても元気がでて、気が付けば口ずさんでいますそしてこの曲も好きでした。Capitol Cities "Safe and Sound"。なんかリズムも独特で、PVも50sを思い出したり(→reminds me of PAのお店)。Katy Perryのパワフルな歌も大好きで、"Unconditionally"はPVも素敵。相変わらずAmerican Top40がいちばん好きなのは全然変わってなくて、これはいけるとこまでいくつもり!!
家に帰っても、現実があまりにもあんまりなのでなにも考えられない、という不健康な状態が続いたときは、Law & OrderやNCISなんかの海外ドラマを必ず一日一話は観ていました。毎日必ず殺人事件=人が殺されるのを観ていることになるのですが、時々切ないエピソードもあるものの、だいたいはこの世に悪がはびこることはない、最後は正義が勝つ!!というのを確認して心の均衡をなんとか保とうとしていたのかもしれません。なかでもハマったのがHomeland。これは本当に素晴らしい!!!映画"Romeo & Juliet"では妖精のように可愛らしかったクレア・デインズ演じる最高にクールなCIAのintelligence officer・キャリーの複雑な内面の葛藤、イラクで“turned(転向した)”海兵隊のPOW・ブローディも、テロリストの黒幕たるアブ・ナジールも、そしてそれぞれのキャラクターがそれぞれの立場でみんなそれぞれの正義や愛するひとのためにという思いがあって、何が正義なのか、何が悪なのかということはそんな単純に割り切れるものではない、ということを考えさせられます。特に“I tried, but it was beyond me”というセリフは、「一生懸命頑張ったけど、自分ではどうしようもない」というのは英語でこういう言い方をするのかと思いつつ、自分の思いと重なって泣けました。ああ、シーズン3が待ち遠しい!!!
そんなこんなで、ことし最後の一杯となるコーヒーを飲み終わったところで・・・
いつも来てくださっている皆さまに、心からの感謝と、そしてたくさんの幸せが訪れていますように
よいお年をお迎えください