かくれて咲く花

~凛として~

朝のパン屋さん

2011-07-26 21:05:37 | Weblog


先週のうなぎのおべんとうは、本当に痛恨の極みだった
うなぎをあんなゴムみたいにしてしまって申し訳ないという気持ち。おべんとうを食べ終わったあとの、「あー今日もおいしかった」という満足感が得られなかった、ある種の挫折感。猛烈に反省し、すぐ蒲焼き買い直したですよ。こんどはちゃんとめんどくさがらずに蒸してあげるからね、と思いながら連れて帰ったのだけど、「たれ」の裏に書いてあったとおり、「お酒をふって2分チーン」で、十分熱々に美味しく頂けました。で、問題はこれをおべんとうに入れたらどうなるかということで、当初考えていた葱々卵に混ぜ込むとの構想を、卵を割って溶き始めた瞬間にチェンジ。やっぱり別々にしよう、とのことで作ったのがこちら。

     

入手したプチトマトがえらいでかいので、ひと口サイズにしたうなぎが小さく見えています。同じようにお酒をふってチーンした蒲焼きに、十分たれと山椒を絡ませて。冷えても、まあまあでした。葱々卵に混ぜなかったのは、うなぎの「たれ」と九条ねぎの甘さがけんかしないようにとの思いから。卵焼きの技術を発達させ、さっと「う巻き」を上手に作れるようになりたいという新たな目標も。で、うなぎにパンなんて合うんかいなと思いつつ、じゃがいもとチーズを練り込んだパン(名前忘れてしまいましたが、メゾンカイザーのです)。ブロッコリーの下に隠れて見えないけど、じゃがいもを小さくコロコロに切って(じゃがいも、パンとかぶってしもた)、塩こしょう、オリーブオイルにレモンを絞ったのにブレンドしたところへ、ブロッコリーも仲間に加えてみました。さっぱりとしてよく合い、美味しかったけど、レモンの効果でブロッコリーの色が黄色くなってしまったが少々残念だったので、翌日は別々に。

     

メインのおかずはキャベツとソーセージのマスタード蒸し。ざく切りにしたキャベツとにんじん、ソーセージをオリーブオイルで炒めて(すこし塩こしょうを)、白ワインを加えて蒸します。5分ちょっとくらいかな。途中で粒マスタードを投入し、仕上げにバターと塩こしょうを少々。レシピには「ソーセージに切り込みを入れる」とあったのを省略したのですが、結果、ソーセージが微妙に分裂していました。玉ねぎを入れ忘れたのには、作ってから気が付いた次第。半分寝ながらうろ覚えで作ったわりには、お味は「あー今日もおいしかった」と満足のいくものでした

パンはグレープフルーツのデニッシュ。朝、駅前のパン屋さんで焼き立てのパンを買って持っていこうという、かねてからの構想を実行に移してみました。前々から8時から開いているのは気付いてたけど、朝早く訪れるパン屋さんはいいですね!!!本当はロールパンを買おうと思っていたのですが、まだ店頭に並んでいなくて、サンドウィッチやお惣菜パンがほとんどで。ソーセージのパンにひかれたけど、キャベツ蒸しと具材がかぶるし、しかしメンチカツサンドは美味しいけどちょっと重たいしなあ・・・と、2分以内に決断・購入しないといつもの電車に間に合わないという制約のなか、おやつも兼ねてグレープフルーツのにしました。朝のパン屋さんてこんなに素敵なのねと、すごく幸せな気分になったと同時に、もっと早くこうすればよかったなと、すごくもったいないことをしていた気持ちになりました。夕方とはまた違う、朝のパン屋さんの雰囲気。焼き立てのパンの香り。たったの5分、いつもより早く出ればできることなのに・・・まあ、朝の5分はかなり大きいのですが。

お茶は妹が送ってくれた美味しい番茶。ビタミンCたっぷり!!お礼に東京ならではのものを送りたいと思い、いろいろ考えているものの、この「お取り寄せ」が非常に発達した21世紀においては、大概のものはオンラインでポチっとすれば、お手元に届く世の中になっているんですね。自分がお取り寄せするには非常に便利だけど、ああ、これを妹にもあげたいなあと思っても、誰でもお取り寄せできてしまうものなら「特別なもの」感が減少してしまうし、かといってパンや生菓子は送れないし・・・帰省のときにその手のおいしいものはまた持ちかえるとして、東京からの「うめ」パックは、物が揃うまで、しばし待っとってね→妹よ

ちなみに自転車で5分くらいの距離の、昔ながらの「昭和のパン屋さん」は、6時半から開いている
涼しくなった秋あたり、愛車で飛ばして、朝買いに行ってみようかな


今日は土用の丑の日。

2011-07-21 19:30:57 | Weblog


   「一本(ひともと)の なでしこ植ゑしその心 誰れに見せむと思ひ始(そ)めけむ」(大伴家持)


なでしこJAPAN、すごかったらしいですね
「らしいですね」っていうくらいなので、試合、観てません。でもニュースでハイライトは拝見。すごいですね。おめでとうございます・・・と、やや意識引き気味なのは、サッカーには関心がないのと、とにかく「世界一すごい!!!」で日本中すべてが「喜ばなあかん」みたいな空気が席巻しているのがイヤなのと、「感動を『頂き』ました」「感動をありがとう」とかいうコメントを聞くたび、虫酸が走るため。

感動って、「もらう」もんとちゃうでしょ。
感動は、「する」もんですわ。主語は自分。自分がある出来事に感動「する」、あるいは「した」。
だから「感動しました」というコメントは率直でよろしいと思うけど、「感動と勇気を『もらい』ました」とかいう涙ながらのコメントとか目にすると、なんでそんな単なる自分の感情の動きまで他人から「もらおう」とするのかと、なんかいつも他人の存在がなければ自分の感情すら確認できないような方々独特の依存心、もたれかかってこられるような気持ち悪さに耐えられない。ホンマ気持ち悪いわ、あの種のコメントを発する人々。スーパーのレジ打ちとか居酒屋でバイトとかしながら一生懸命大好きなサッカーを続けて、そして栄光を勝ち取った「なでしこ」の皆さんは素晴らしいと心から思うけど、ああいう「街の声」や急にチヤホヤするメディアの持ちあげぶりが、本来の純粋な感動をものすごく台無しにしていると思う。それに「日本代表」の試合だから、なんか日本人全員が関心持たんといかんような気にさせられるのも疲れるし。なんかこう、目に見えるくらいそういう空気が「うねり」となって台風のように列島を蹂躙しているような気にさせられるし、いまもテレビは「そればっかり」でうんざり。そういう一時的な「熱」や「旋風」は台風とおんなじで、しばらくしたら勢力が弱まって、どっか行ってしまうもんだけど。そんな「空気」が台風化して猛威をふるっているときは、静かな自分の部屋に戻り、好きな本を読んだりものを考えたり書いたりして、“巣ごもり”するのがいちばん。

さて今週のおべんとう。プチトマトが変な産地のものしか売っておらず入手できなかったため、めずらしくトマトなし。

     
   
代わりにアスパラを使いました。ああなんてさわやかなグリーン!!隙間調整としては使い勝手はあまりよろしくないけど、おいしいから入っててうれしい存在。トマトがないと、赤が少ない感があるなあ。アメリカンチェリーの濃い赤、差し色効果としてはちょっと弱いかな。レモンの下は、ゴーヤーの豚みそ炒め。エリンギとにんじんとご一緒に。あとアスパラの向こうに控えめにかくれてしまっているけど、小松菜のからし和え。便宜上「からし和え」と称しているものの、実際は「マスタードとポン酢和え」だったりします。ブロッコリーは、1000アイランドドレッシングで。

で、今日は土用の丑の日ということで、うなぎ。

     

冷凍してあったのを、冷蔵庫にもどして解凍して、朝5分ほどオーブントースターで焼いたのですが・・・なんか冷えたらゴムみたいになっとった白ごはんは、炊くとまた2合も消費せなあかんというプレッシャーから、災害備蓄用に買ってあったパックのご飯(200g)から拝借(取り崩し?)。ごはん200gは多いよねということで、お茶碗半分ちょいくらいをよけて、うなぎの下にひいています。久々におべんとうに白ごはん。午後、やはり身体が重いです。このあいだあんなに鯛飯張り切って食べた口でそんなことを言うのかという感じですが、うなぎが思ってたほどおいしくなかったという精神的ショックもあって(しばらく冷凍なんかにしてたから味が落ちちゃったのかも。蒲焼きの美味しさを損なってしまって後悔と罪悪感)、おやつにパンを食べてごきげんを取り戻しました。先日「チェリーパイ」への忘れ得ぬ愛を口にして以来、私の目にやたら飛び込んでくるチェリーのペストリーさんたち・・・ミッドタウン限定の浅野屋のチェリーパイは美味しかったもうちょっと甘くてもいいくらいだけど、甘酸っぱくて、パイもさくっとしていい感じでした。今日のおやつのパンは、近所のごひいきのちいちゃな、だけどとっても可愛らしくて感じのいいパン屋さんのベリー&チェリーの一見デニッシュみたいなの。これがめちゃめちゃ美味しくて、もううなぎのがっかりした分を取り戻してあまりある素晴らしい一品!!!上はチェリータルトみたいなコーティングがしてあるパンオショコラで、なおかつブルーベリーのフィリングも入ってる・・・っていう説明でわかるかな。あー写真とっとけばよかった!!ひとくちめ、「んー、これは分類するとデニッシュ・・・なんかな?」と思いつつふたくちめにいくと、「えっ??チョコレート??ベリー&チェリーやのに??なにこれパンオショコラにチェリーのせてあるってこと??」と「ベリーはどこ???」という疑問が高まりながら、もうすこし食べ進むとブルーベリーのさわやかなフィリングが登場。いわばチェリータルト、パンオショコラ、ブルーベリーチーズケーキの3つが同時進行で口のなかに・・・この時点で胸いっぱいに広がる幸せ、そして陶酔感により、今日が土用の丑の日なんかであることは完全に忘れてしまっていました。最近ハマっている冷たいクリームパン(フランボワーズのクリームがおいしいんです)が売り切れで、「じゃあ、これにします」とすこし沈んだ思いで次善の選択として選んだ品だというのに、こんなに感動するほど美味しかったなんて!!!!!これからはこのチェリーがないと、より悲しい表情をしてしまうことでしょう。間違いないわ。

おべんとうに話を戻すと、うなぎの隣は九条ねぎ&玉ねぎの葱々卵、あとブロッコリーとアスパラをサウザンアイランドドレッシングで(「1000アイランド」も「サウザンアイランド」も、書き方変えても字数おんなじやったわ。どっちの表記がええかなあ)。アメリカンチェリーも引き続き。均質に甘酸っぱさと美味しさを保ったさくらんぼと違い、ものすごいうっっすい味のが4~5個に1個は混じってたりと、当たりはずれの高い大味感もまたアメリカンチェリー。そのまま頂くよりも、砂糖漬けやパイなんかに、甘く加工すべき食材なのかもしれません。

土用の丑の日にうなぎも食べたし、しかも卵付きなのでたんぱく質もきちんと摂取できたし、夏バテしないよう少しはスタミナついたかな。しかしあのチェリーは美味しかった平賀源内にも、平成日本のこのパンの素晴らしさを教えて差し上げたいくらい。蒲焼き、まだのこってるから、明日はチーンしてみて、細かく切って葱々卵に混ぜてみよかな。
しかし今日はうなぎに白ごはんに卵、プラスおやつと、さすがにカロリーオーバーな気がする。スタミナも大事ですが、食事はコントロールせにゃいけません。
というわけで、運動行ってきまーす


さっぱり、きりり。

2011-07-14 21:11:34 | Weblog


ああ、暑い・・・
朝方、エアコンのタイマーが切れて、陽が昇るとしばらくして、暑くて目が覚める。ことしは梅雨入りも梅雨明けも早かったぶん、本格的な夏の到来も10日くらい早い感じがする。このところ、朝、目が覚めたときの空の青さは既に「夏休みの空」で、ラジオ体操行かなきゃ!!と思わせるような、「夏の青」をしている。まさにスカイブルー。無敵のおひさまの輝きに加え、背景色がこんな堂々とした獅子座のような青(「これぞ主役」の色、生まれながらの王者の風格。青が青たることになんの疑問もないというような、自分こそ「青」であり、その存在感は他を圧倒して、水色みたいなパステルカラーやなんかは、その威厳の前にみずからの脇役感を悟って自然に道をあけてしまうような、威風堂々たる感じ)だと、たとえどんな心の曇りがあろうとも、今日も一日いいことがありそうな予感に満たされる

おべんとうは相変わらず草食が続いています。

     

この日はパンの代わりにポテサラ。キュウリとミョウガの酢の物、ブロッコリー、レモンの下は野菜とソーセージのケチャップ炒め。野菜はピーマン、玉ねぎ、アスパラです。ビバ夏野菜!!!

翌日には、ポテサラはサンドウィッチの具になり、バジルマスタードできりっと変化をつけて。

     


ソーセージを使い切るため、野菜とみそ炒めに。具材は前日とおんなじ。ケチャップでもおみそでも、レモンをのせておくと、とてもさっぱりと頂けました。さくらんぼに代わってアメリカンチェリーも登場。さくらんぼとアメリカンチェリー、どちらも甲乙付け難いですが、たぶん私はアメリカンチェリーの方が好きなんだと思う(アメリカのチェリーパイが忘れられない。チェリーコークもよく飲んでたなあ)。ポテトサラダは、具は玉ねぎとドライパセリのみのシンプルなものですが、「マヨネーズの代わりにヨーグルトで作るの、おいしそう」と思い試してみました。たしかにサワークリームのような味わいに仕上がったものの、使ったプレーンヨーグルトがカスピ海ヨーグルトであったため、このヨーグルト特有の粘り気が新じゃがのほっこり感を微妙に損なってしまった感があり、70点の出来。マヨをちょっと足したり、カレー粉を加えたりしてみましたが、別のヨーグルトを使ってさらに改良してみます。納得のいく味に仕上げるためには、プレーンヨーグルト、お取り寄せしなきゃですわ。

またラタトゥイユもたっぷり作ったので、もちろんおべんとうにも。

     

今回もズッキーニは抜きですが、代わりに(?)ゴーヤーを入れてみました。ちょと苦いけど、合いますね。あと煮込むときに、少し白ワインを加えたので、トマトピューレを足したり。ピーマン、これまで苦手だったけど、赤・黄・オレンジのカラーピーマンはかわいらしく、目で楽しんでいます(→やはりそんなにおいしいとは思っていない)。ブロッコリーは玉ねぎと卵炒めに。そしてこのところ凝っているカレーパン。いろいろ試しておりますが、こちらは浅野屋の「野菜たっぷり」カレーパン。お店でも「辛口」と表示が出ていますが、やはりちょっと私には辛いです。中のカレーもしっかりとした作りだし、またそれを包み込むパンも美味しいし、カレーとパンのバランスもよくて気に入っているのですが、食べた後、胃がキリッとしてしまったのは、やっぱりちょっと身体が弱ってるなと思う。こんどはマイルドな「バターチキン」を試してみます。その辛さを見越して、「おまめさん」で締めるというおべんとうでした。

さすがに暑いので、ランチタイム恒例の熱いほうじ茶がポンジュースに代わっております。こちらのお茶も、ミントとグレープフルーツが効いていて、すっきりとした涼風感があって美味。ただ、これもベースは緑茶なのでやはりカフェインが要注意で、水出しで冷たくして作りおきしておいたら、最初はちょっと濃くなりすぎてこれまた胃に刺激的すぎて。やっといい塩梅を見出しましたが、お茶にしてもカレーにしても、やはり私は「うすあじ」「マイルド」がよいようで

だけど人生全般においては、夏の太陽のようにギラギラと、スパイシーが好みです
刺激に弱いくせにね。でも、そうでなくっちゃ、面白くもなんともないもん。


気持ちをあらわす

2011-07-12 22:25:45 | Weblog


込み入った考えを伝えるほど英語力に自信はないけど、気持ちを素直にあらわすのはやっぱり英語の方が適しているなと思うことは多い。

たとえば「ありがとう」。アメリカでは、日々いちばんよく使うことばだった。ちょっとしたことにも、“thank you”というのはお互いに気持ち良く、“thank you for coming”“thank you for being there for me”とか、ああ、そういうふうに言うんだなあ、素敵だなと思った。来てくれてありがとう。そばにいてくれてありがとう。日本語では、直接的すぎることばも、英語だと「枠」がないというか、アメリカ人の友達からの手紙に“thank you so much for everything you did for me”と書いてあったのを読んで、日本語の世界を越えて伝わってくる、おおらかな友情と感謝の気持ちがうれしく、そして「日本語に訳しきるのが不可能な、だけどとても素敵な言い方」として、私の中で大切にしていることばとなった。日本語では、こういうとき何ていえばいいんだろう。「あなたが私にしてくれたこと、すべて忘れないわ。ありがとう」という感じだろうか。日本人なら、お辞儀して丁寧に「ありがとうございました」というところを、アメリカ人はめいっぱい両手を広げて、ぎゅっとハグして伝えてくれるような、「気持ちのあらわしかた」の違い。どっちがいいというのではなく、日本人の奥ゆかしさも、アメリカ人のオープンさも、時と場合と相手によって、それぞれいいのだと思う。

いまだに日本語にするのが難しい“you mean so much to me”は、ぎゅっと凝縮して「大切な人」というひとことの中に、その人をどんなふうに、どれだけ大事に思っているかという、言外の気持ちがいっぱい詰まった表現。私にとって、あなたはとても大事なの。“I love you”の「愛している」も深くて覚悟を伴うことば。「大事なの」というとき、それはものすごく直球ストレートに伝える想いでありながら、ひとつひとつどんなに大切かをあげていけばきりがないくらい、とってもとっても大事なんだよ、という、ひとことでたくさんの想いをあらわす表現だと思う。“I love you”にあたる日本語はそもそもないので(こちらでも書きましたが)、誰かをとても好きだったり、大事だと思っていることをひとことで言うと、それは英語で言うところの“you mean so much to me”で・・・日英両方を股にかけているというか、もうどっちのことばを使っても表現し切れないくらい大切だという、私にとっては最大級の大切な想いをあらわすことば。

どれくらい大切かというとね、という説明を歌に託したいときは、Everything About Yyouがある(この場合は、恋愛限定ですが)。Notting Hillのサントラに入っている、大好きな歌。Bruno MarsのJust the Way You Areを聴くと、いつもこの両者を比較してしまう。


Bruno Mars---JUST THE WAY YOU ARE

Oh her eyes, her eyes
Make the stars look like they're not shining
Her hair, her hair
Falls perfectly without her trying

She's so beautiful
And I tell her every day

Yeah I know, I know
When I compliment her
She wont believe me
And its so, its so
Sad to think she don't see what I see

But every time she asks me do I look okay
I say

When I see your face
There's not a thing that I would change
Cause you're amazing
Just the way you are
And when you smile,
The whole world stops and stares for awhile
Cause girl you're amazing
Just the way you are

Her lips, her lips
I could kiss them all day if she'd let me
Her laugh, her laugh
She hates but I think its so sexy

She's so beautiful


Steve Poltz---EVERYTHING ABOUT YOU

I love everything about you
I love the way you comb your hair
And I love the way you sachet in the room
Your perfume lingers in the air
I love everything about you
Whoa, about you
Mmm-mmm

I love the way you lick your lips, dear
You got fireworks in your head
And I love the way you bring me water
When I'm thirsty in your bed
I love everything about you
Whoa, about you
Mmm-mmm

You were surely kissed by angels
Look at the freckles on your face
You got the Devil in your eyes
You disappear without a trace

I love sneaking up behind you
When you're looking in the mirror
The way your eyes lock in to mine, dear
Without guilt and without fear
I love everything about you
Whoa, about you
Mmm-mmm


Bruno Marsの歌もいい曲だけど、「うまく言えないけど、とにかく彼女は素晴らしいんだよ」という語彙力不足感のある称賛(アンふうに言えば「崇拝」)という感じで、まあ、若さってこんなもんなんだろうね、というか。Steve Poltzの方は、なんといってもdetailsがいい。「髪をとかすとき」「水を持ってきてくれるとき」「香水が香り立つとき」など、「彼女のすべてが好き」なこと、evety tiny little thingが愛しいことをきちんと言葉にできる大人の歌だと思う(「そばかすや染み」さえ天使のキスだと言うだけではなく)。前者の場合、「この人、なんとなくイメージや思い込みで好き好き言ってるだけなんじゃないか」と疑いの気持ちを持たせるけど、後者の場合、「ああ、私のことをよく見てくれてるんだなあ」と、その気持ちのこまやかさに真実性をみて感動する。この違い。子どもの恋は前者で十分なんだろうけど、大人の恋はやはり、まっすぐその人を見つめていながら、想いをたっぷり「含んでいる」のがいいですね。全部ことばにしちゃ野暮だけど、ことばの端々にあらわれる包容力。勝手なイメージや印象ではなく、自分が接してきたなかで見つけた魅力をことばにして伝えてくれると、これはしびれます。自分もそういうふうに相手に愛や感謝を伝えたいと思うので、気持ちのあらわしかた、表現の仕方、ことばの選び方など、ことのはを紡ぐ作業のなかで、自分のなかに積み上げていけばいくほど表現もコミュニケーションも豊かになっていくのが楽しくて。

だけど最大の至福は、「口に出しては言わないんだけど、お互いにわかりあっている」ということが分かった瞬間。気持ちを「あらわす」のは、ことばだけによるのではない世界。これはやはり日本語の世界なんだと思うけど、めっちゃめちゃ楽しいし、奥深い。口に出さない理由も、お互いに照れくさかったりとか、立場上言えなかったりとか、口にしてしまうと野暮だったりとか、「全部は言わないまでもあとは以心伝心」という間合いがあるのが心地よくて。何気なくポロッと言ったことから、「ああ、すべて見抜かれてる」と思ったり、自分でも言ったことを忘れていたようなひとことを覚えていてくれたり、言わないけど分かっていてくれたり、察してくれたり、直接ではない言い方から真意を汲み取ったり、いちいち確かめるわけじゃないんだけど、ちょっとした行動や気遣いから「通じてる」と感じられるのは、なんともいえない甘やかな信頼関係で。この世界を知ってしまったら、もうちょっとこれまでのようなものでは、満足できない。

とはいえ私なんかじゃ、まだまだ。せいぜいこの「大人」の奥深い世界の入口に差し掛かったばかり、という感じかな。だけど入口でこんなに面白いなら、もっと深く入っていけばどんな深遠な、魂にふれる出来事に出会えるのか、それが知りたくて、ほの暗い日本家屋の敷居をくぐり、粗相がないか緊張しながら、しずしずと奥の間へ続く廊下を歩く日々。

「うめ」らしく?、梅の「うた」を。


       わが屋戸の梅咲きたりと告げやらば 
       来(こ)といふに似たり散りぬともよし
          (『万葉集』巻六1011番:作者不詳)


<うめ訳&解釈>「わが家の梅が咲きました」なんて言うと、「見にいらしてね」と口にしてしまっているようなものだわ。別に散ってしまっても構わないんだけどね(→いちいちそんなことをこちらに言わせずとも、「訪ねて行くよ」と言ってくれればいいのに)。万葉の世界はわりとストレートな表現が多いといわれる万葉集だけど、これは「字面通り」ではない気持ち、複雑な心情を「含んでいる」和歌。口にすることばには、ちょっとした意地っ張り感が見え隠れしながらも、梅の花を見つめて恋しい人を想っている詠み人の心に思いを馳せるのも楽しい。ちょっとため息をついたりしながら、散ってしまっても構わないんだけどねとつぶやきつつ、本心はいま来てくれたら、一緒に梅が見られて嬉しいのにというかわいらしい気持ちと、だけどこっちから誘うようなことを言うのはイヤだというプライドが混在して。人を想うのも気持ちをあらわすのも、そんな「単純な」もんじゃないんですよね


夏バテ気味

2011-07-06 22:32:48 | Weblog


今朝はパンを焼き過ぎて黒こげ寸前
ややビターなテイストのサンドウィッチをお昼にほおばりつつ、昨日帰りに買ってみたバジルマスタードの美味しさに、ご満悦

おべんとう。今週は、さくらんぼがデザートについてきています。
かわいくてほんのり甘くて、なんて愛らしい果物なんだろう

     

このところ早くも夏バテ気味というか、めっきり草食弁当(野菜ばっかり)になりつつあるので、せめて卵をと、「九条ねぎ」と玉ねぎの葱々卵が3日連続(九条ねぎを早く使い切りたいという思惑と、身体が求めるものが一致)。どちらの葱も、炒めると驚くほど甘い。胃腸も弱っている感じがあって、葱のデトックス効果に期待。ブロッコリーもデトックスですしね。あとはほうれん草のマヨポン和えでさっぱりと。マヨと味ポンの組み合わせも和洋のコラボとして素晴らしいです。白ごはんの代わりのパンは、軽くトーストしただけ、の日が増えてきました。サンドウィッチにするのがめんどくさいのではなく、何も付けずに食べたい・・・ということからわかるように、やっぱり暑さは早くも身体にこたえはじめているようです。


☆ほうれん草のマヨポン和え

<材料>
・ほうれん草:ひと束
・ツナ缶:半分くらい
・マヨネーズ:適量
・味ポン:適量

<つくりかた>
1.ほうれん草を塩ゆでする。素早く水で冷ましてキュッとやさしく絞る。
2.マヨと味ポンをミックス。マヨ3:味ポン1くらいの比率かな。
3.ほうれん草とツナをマヨポンで和える。


単にゆでて和えるだけなので、アレンジも自由自在。ツナの代わりに、あまっていた塩鮭(ほぐしたの)のを使ってみたり、あるいは小松菜とエリンギで作ったり。最近、お醤油が「しょっぱすぎる」と感じてしまうので、おひたしよりもマイルドで気に入っています。もともと辛いの、しょっぱいのはだめだったのですが、最近さらに刺激に弱くなってきたのか、先日は上品な和食を頂いたのに、帰りはおなかがゴロゴロゴロ・・・インドカレーやコリアンなど、わけのわからんスパイスがやたらめったら入っているわけでもないのに、いったい何におなかがびっくりしたんかしらと考えてみると、「山椒」でした。鴨肉に、山椒の実をたっぷり添えられていて、口の中でボンと一瞬花火が上がった感があったので。蒸し暑さで多少身体が弱っていたのもあったのだと思うけど、お刺身にちょっとだけつけたお醤油のしょっぱさにも飛び上がりそうになったですし。汗で塩分が抜けていくので、この塩気に対する過敏さは、一時的なものであってほしいのですが・・・

先月から始めたストレッチ(「バレトン」)効果のご報告も。
運動に行かない日は、ほぼ毎日続けてみました。結構バランスが難しくて、20分くらいの運動ですが、終わると汗びっしょり。最初はお風呂に入った後に行っていたのを、お風呂に入る前に変えました。体重は1キロ減りましたし、身体のラインが引き締まってきた気がするのと、何より筋トレでこれまで苦手だったラウンジという動きで深く沈みこめるようになったのが、嬉しい相乗効果。これまで使ってなかった筋肉を鍛えることができているようです。食事は、白ごはんをやめているけどパンは張り切って食べているし、おやつも毎日欠かさず。以前の私はもっとストイックでしたが、地震が起きて明日死ぬかもしれないのに、そこまでストイックに食事制限したら人生楽しくない。食事は「制限」じゃなくて、「コントロール」するものであって、言い方ひとつでなんか気持ちに負担感がかかってしまう。「コントロール」という響きだと、「制限」から醸し出される悲壮感がなく、自分が主体的に、自分の意志で管理しているという感じが出てポジティブ。

おべんとうを少し軽めにしているのも(まあそれでも結構なボリュームですが)、毎日の午後のおやつタイムが前提であって、甘いものも抜いていれば、もっと体重はスルスルと減っていたかもしれません。だけど暑い日のアイスクリームや、大好きなチョコレートやドーナツなどを「やせ我慢」してなんだか不完全燃焼な気分で鬱々といるよりは、おいしいものを頂いて幸せな気持ちになった方が、機嫌良く過ごせますし。やせ我慢は、そんなとこで発揮するところやない。何より人生「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ」を座右の銘とする私としては、良く食べて、よく運動して、よく笑うことをより一層大切にしたいという気持ちが日々強まっており、食べることも運動もどちらもすごく「楽しい」もので。筋トレしながら、「あ~~キクヤのレモンケーキ食べに行きたい!!!」という衝動に駆られたりしているので、健康で気分良くいるために、というよりも、食べたいものを食べるために運動している、という方が正確かな。

ちなみに今日のおやつのアイスクリームトリュフ(ストロベリーチョコレート)も、上品で美味しくて冷たくて幸せでしたショコリキサーになんと「ホワイトチョコレモン」が期間限定で登場とあっては、これまた早速試食せにゃいかんですわ

本格的に夏バテしてしまわないように、日々おいしく楽しく朗らかに



夏野菜☆

2011-07-04 21:43:47 | Weblog


本日の東京の最高気温、34℃なり
お昼にお使いに出かけたら、ものすごい暑さだった・・・熱気が地面からムワ~~っと噴き上がってくる感じで、ちょっと歩いただけで倒れそうに。あと1℃上がったら、私の体温越えでござるよ
ことしの夏も、暑くなるのかなあ。こまめに水分補給して、熱中症に気を付けなきゃですね。なんかちょっとこんなこと言うの、早いような気がするけど。

おべんとうも、傷むのが心配なのでこの頃保冷剤を入れて持って行き始めました。「人肌くらい」の温度が、最も傷みやすいのだそうで、既に気温も「うめ肌」並みになってきてますし。朝作ったばかりのおかずが冷めるのを見計らって、サブのおかずを詰めて。冷凍庫から保冷剤を出して、おべんとう箱の上に置いて、キュッと巾着の口を絞って、いざ出陣。

そんなある日のおべんとうは・・・

     


サンドウィッチは、コールスローをマスタードで挟みました。コーンを入れると色合いもかわいいのですが、食べるときポロッと黄色い粒がこぼれてしまう側面も。おかずは暑さに負けないよう、牛肉と葱の炊いたん(左)でスタミナ補給&デトックス、水菜とお豆腐和え(右上)は口当たり涼やかな一品(水菜「の」お豆腐和えというか、水菜「と」お豆腐和えというべきか悩ましいところ)。そして最近、よく作り置きしていて重宝しているのが、ラタトゥイユ(右下)。簡単な「うめ」バージョンをご紹介。


☆夏野菜のトマト煮(ラタトゥイユともいう)

<材料>
・なす:2本
・玉ねぎ:半分
・パプリカorピーマン:2個
・にんにく:ひとかけ
・ローリエ:1枚
・トマト(缶詰):1個
・バジル(乾燥)、オレガノ:適量


<つくりかた>
1.なす、パプリカあるいはピーマンは、ひと口大程度の角切りにする。口の大きさも人それぞれなので、食べやすい大きさに。
2.玉ねぎはざっくりみじん切りに。
3.みじん切りにしたにんにくを、オリーブオイルをひいたお鍋に入れる。
4.玉ねぎから炒め始め、透明になってきたらパプリカ、なすを加えて塩こしょうしながら炒める。
5.野菜に十分火が通ったら、トマト缶を一気に投入。ローリエを入れて、ぐつぐつとひと煮立ちさせる。
6.バジルとオレガノをパッパと加える。


実は私「うめ」はきゅうりとズッキーニが苦手なのであえて外していますが、本来のラタトゥイユには必須だと思いますので、ぜひ作られる時は仲間に入れてあげてください。オクラを入れても美味しいと思うし、ツナやベーコンを入れるのもありかもしれない(その場合は、にんにくはなしの方がいいかな)。おべんとうのサブおかずにも、バケットやお好みのパンと一緒に頂いても美味。にんにくも入っているし、冷たくて野菜もたっぷり摂れるので、早くも夏バテ気味の身体にもやさしく、何より苦手意識のあるパプリカあるいはピーマンが抵抗なく、しかもたくさん食べられるので、この夏はたっぷりと作って、おべんとうに夕飯にと大活躍してくれそうです。ラタトゥユプラス隙間調整にプチトマトを入れると、すごく赤が多くなりますね。リコピンで抗酸化作用はバッチリなうえ、夏本番に向けて、エネルギーを高めてくれる感じ(太陽ギラギラ)。

そうそう、夏野菜といえば、カレーも作らにゃいかんと思ってたんだった。カレーは代謝を活発にしてくれる効果があるということもあり、このところ自然に身体がカレーを欲していて、作ろうという意欲満々なのに、並行してカレーパンの研究に励んでいるため、作る方がおろそかになっとったわ。今週こそ作らないと!!!でも「朝カレー」は、考えただけでも胃に負担感が・・・これできる人は、相当「肉食」系の方なんでしょね。私は朝からあんドーナツやチョコレートケーキなど、甘いものなら全然平気ですが、辛いのは難しそうです。「神経質なシマウマ」ですからね