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Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

始まった!

2006-12-27 00:22:23 | 舞台やダンスの話
ダンス好きのうちの子が、ボチボチ本気になり始めた。一日10回ほど踊っている。
年明け早々、ダンスパーティの予定が入っている。曲にノリノリのその顔は実に楽しそうだ。
「うまくなくてもいいじゃん」とつい思ってしまう・・・けれども最近、はたで見ていても驚くほど上達したと思う。それは、踊りが・・・というよりは、HIP HOPの曲や動きに、体が馴染んできたという事だと思う。ずっと覚えが悪くて振り付けがなかなか入らなかった時のことがウソのように、今は振付けられてその場ですぐに踊れるようになってきた。だから細かい所もビデオでチェック修正できる余裕も出てきた。
私にはダンスの技など細かい事は指示することはできないけど、客の目線や受け側の感覚的な観たい部分はわかる。表現としてGoodと思った時には、「キャー!かっこいい!」と声援を送っている。そんな時の彼は曲に集中し、全身全霊で踊っている感じがする。手も足も顔も、どこもかしこも、力強く自由で、実に楽しそうだ。つい一緒に踊り出してしまうと、「お母さん、気持ち悪いからやめて・・・。」と言われてしまうのだけど、そんな風に見ている人を踊りの輪に引き込める事が、一番大事なような気がするよ。私がオーバーに踊れば、子供も更に力が入る。そのうち二人でノリノリになって踊りまくっているから。

「これもお母さんの肩こり防止のリハビリだから許してね。」と背中の痛みをこらえ、レッスンに付き合う日々なのでした。





大人の仲間

2006-11-26 22:54:35 | 舞台やダンスの話
ダンスイベントへ出かけた。うまい人のダンスを見るのは勉強になる。「何か技を盗むつもりで見にいくのだぞ。」と電車の中で子供に言った。
そこはクラブなので、入口の所で会場の人に止められた。「子供は入れないんですよ。」ああ、やっぱり。そんな風にホームページに書いてあったからそうじゃないかなーとは思ってたけど、招待されたのに、さあ、どうしよう・・・と思っていたら、偶然知り合いに会った。「ぼくが話ししてきます。」としばらく待っていると、子供のダンスの先生が出てきて「出演者の弟なの。」と中に通してもらえた。ありがたや・・・ありがたや・・・・。

中に入ると子供は、もう舞い上がっちゃって、知ってるメンバーさん達ときゃー、きゃー言いながら大盛り上がり。DJタイムで「お母さん後ろのほうへ行っててよ。」と邪魔者扱いしやがって、このやろう・・・。前のほうに行って仲間と楽しそうに踊りだした。今からこのノリじゃあ、先が思いやられるぜ。

一部が終わり、更に地下の更衣室へ行く。スタッフの打合せ中に子供が2部のMC手伝う事になっちゃった。「おいおい、大丈夫かい・・・。」と母の心配をよそに、子供はまるでどっかで見たことがあるようなMCしゃべりでダンサー紹介する。「皆さん、応援してくだっさい!!」いったいどこから仕入れてくるんだか・・・。まあまあ、ショーを盛り上げなきゃいけない役割であるってことはわかっているようだ。
私の後ろのほうから「なに、あの子、すっげーかわいいー。男の子?女の子?」
ははっ・・・やっぱりそう思う・・・・?

無事に役目を終えてほっとする。「やっぱりそばで見るとすごいね!すっごく楽しかった。」と帰りにうれしそうに言う。でもちょっとその後、胃が痛くなったみたい。やっぱり緊張してたんだ。

一番嬉しかったのは、今でもみんなの仲間として扱ってくれた事だったようだ。
彼は8歳の子供達の世界ではうまくなじめない方だから、彼を仲間としてみてくれる大人の方達には本当に感謝している。だから彼はいつも自信を持っていられる。
魅力的な大人が大好きなんだよね。私もそんな若者達が大好き。

家に帰ってきてから「お母さんは、もうすっかりおばさんだね。もっと早くに僕を産んでくれれば良かったのに。」と子供に言われたのはがっかりだったけど・・・。(若い子ばかりみてきたからねー)
ふんっ!誰でも年はとるんだよ・・・・・。



首を真横に・・・。

2006-11-25 23:39:33 | 舞台やダンスの話
今日はダンスのレッスン日。踊るのが大好きなわが子は、いつもレッスンの日は朝からそわそわと落ち着かない。「早く行こうよー!」と急かすので、レッスンが始まる最低一時間半前には稽古場に到着してしまう。時間がくるまでの間、図書館で本を読んだり食事をしながら時間をつぶす。毎回こんな感じだ。
最初は運動嫌いの子供の健康のためにと、何となく始めたヒップホップダンスだったが、今では彼の生きがいのようなものになっている。うまくなりたいと真剣に取り組んでいる。

今日のレッスンでは、首を真横に動かす訓練をした。ヒップホップでは結構出てくる重要な技なのだ。・・・といっても、私もやってみたけど、首はなかなか横には動かない。クイッ、クイッと簡単に動かせる先生はすごすぎる。うーん、化け物のようだ・・・。

帰りの車の中や暇な時間、夜まで首を動かしていたがまだ出来ない。きっとそんなすぐにはできないんだろうなー。先生も3ヶ月位練習してたら突然できたというから、毎日コツコツ練習するしかない。ただ、その練習している姿が実にこっけいで、笑わずにはいられない。最初はがまんしてたんだけど、つい「ぷっ!」とふき出してしまった。
「もう、笑わないでよっ!」と一日中怒られてばかりいる私なのでした。

本番に向かって

2006-09-20 22:21:00 | 舞台やダンスの話
次の日曜日には、何回目かの本番を迎える。彼はこの公演で随分成長したように思う。朝4時から踊り続け学校に行く。帰ってくるとまた曲を聴きながらイメージにふける。親の目にも驚くほどにどんどんうまくなっていく。小さい頃からテレビで見るCMやミュージック番組の時によく踊ってはいたが、こんなにも真剣に取り組んでいる姿は、初めてだ。またその吸収の速さは若いだけあるなーと感心ものだ。
祖母の病院にお見舞いに行き、熱にうなされ時間もわからなくなっている祖母を見て、帰りの車の中でつぶやく。「ぼく絶対頑張る。おばあちゃんも病気と戦ってるから僕も頑張る」私にしてみればあっちもこっちも、仕事も家事もでめっちゃ忙しく不安だらけなんだけど、そんな言葉を聞くと負けてはいられないなと勇気付けられたりする。

おばあちゃんは先が見えない毎日。舞台人は何があっても舞台に穴はあけられない。将来同じように私が倒れたとき、その辛さにこの子は耐えられるだろうか・・・などと余計な事を考えてしまう。

「死と向き合い戦う母」と「舞台を夢見て戦う息子」両極端で頭の切り替えが難しくて胸が痛くなる。でもとにかく、愛する家族には両方共勝ってほしい。勝つことだけを考えて、前に進んでいかなければいけないと思う。ずっとずっと前だけ向いて行こう。