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『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

ライム

2021-10-06 22:57:59 | 手作り
果物の木には表の年、裏の年、というのが交互にあるのだそうですが、今年はまさに表の年。

昨年は裏の年だったのですが、今年は表で大豊作。

合計13個もの収穫となりました。

ホームセンターで1000円くらいだった小さな苗を植えて、それ以降は全く世話もしていないのに、年々育ち、アゲハ蝶も沢山養って、お陰で、夏には奇麗なアゲハ蝶の舞う庭となりました。

今年はさらに木が太く大きくなっていて、実もみなピカピカ艶々。



鋭い棘があるので、気を付けながらの収穫ですが、それでもついついアチッとなる。
でも、木から実をもぐ、というのは、とても楽しい。

香りはレモン程にはなく、やや控えめですが、酸味はかなりガツンとある。

炭酸水に浮かべて楽しみました。





ラムスウェードのリメイク

2021-09-18 12:21:37 | 手作り
土日、家に居る日が増え、家の片付けも色々と捗っています。

クローゼットも、以前よりハンガーの数を減らすことが出来ている。

というのも、ヴィンテージのウクライナワンピースに夢中になってしまい、そればかり着ていて、他の洋服を着なくなってしまったので、新たに洋服を買うということがなくなってきたから。

・・ファッション雑誌も読まなくなったなあ・・

とはいえ、手仕事一点もののウクライナワンピースは、一期一会。
気に入ったものと出会ってしまうと、ついつい買ってしまって、これはこれで、マズイ。
・・・かなりマズイ。

手紡ぎ、手織りの100年近い時に洗われたしなやかで丈夫な麻や綿の生地、細かいギャザー、布の目数を数えて緻密に成された細かい刺繍やレースの技法・・

何より着心地がよく、とても気持ち良く過ごせます。

こんなに素敵な手仕事の優れものなのに、大量生産の工業製品的な現代のやや高級なワンピースよりも、ずっと安い。

もちろん、カジュアルなので、きちんとした時対応のための、他の洋服もちゃんと残しているけれど、そうした場に出ることも減っているので、もう殆ど毎日、ウクライナワンピースで過しています。

そんな中、先週の週末、クローゼット整理をしていて、発掘したのは、ラムスウェードのスカートとジャンプスーツ。

スカートは結婚してすぐだから32年前、ジャンプスーツに至ってはミュンヘン留学中だから37年前。

いずれもセールで90%オフで入手した高級品で、本当にしなやかな風合いの上質スウェードです。

物持ちが良いのにも程がある、といったところですが、どちらも20年前までは大活躍していたお気に入り。

その後、どちらもサイズアウトしたものの、「痩せたら着よう」と保管してありました。

でも、多分今5キロ痩せたとしても、もう無理。
ということは、今後、余程の奇跡が起きない限りは無理。

ようやく諦めがついて、細かく切ってフルートを拭くセーム革の代わりにでもしようかな、と思い、広げて眺めているうちに閃きました。

スカートはベルト部分と裏地を取って、周囲を両面テープで止めただけ。



かなりかっこいいストールとなりました。
しなやかで、軽くて、暖かい。



ウクライナワンピースにも合いそうです。

ジャンプスーツは、丁度上下に縫い目があったので、そこの糸を切り離しただけ。
短めのトップスは、前を開けて、カーディガン風に使うことに。



パンツ部分もスナップを付けて使用可に。

寒くなったら、ワンピースの下に履いてブーツインするのにも良い。



・・・

現場監督猫のピピはもちろん、すぐに「何してるにゃ?」とチェックしにやってきます。

「猫背」のシルエットが中々素敵です。


庭掃除

2021-05-15 23:19:33 | 手作り
暑くなく寒くなく、という庭掃除日和でした。

狭い庭ですが、夫と二人、早朝からスタートし、2時間かかって終了。

雑草ボウボウの庭も、様々な花は咲くし、山の中に入り込んだ感もあり、実はかなり好きなのですが、我が家以外のお宅はみな、美しく手入れの行き届いたお庭ばかりのこの一画で、いつまでも、そのままというのも申し訳ないので、致し方なく。

・・ドイツだと、通報されるレベルだと思う・・



今回、びっくりしたのは、草むしりが以前に比べて、かなりラクにできるようになったということ。

これは、ピピのトイレのお世話の時にも役立っているのですが、(もちろんフルートにも!)先日の甲野陽紀先生の音楽家講座での教えの実践です。

意識するだけなのに、ここまで身体が変わる、というのが驚きです。

ゲンノショウコ、小判草、ミント、そしてまだ蕾のドクダミも、みなサクサクと手や腕を痛めずに抜くことができました。

何より、しゃがみ方からして変わる。

・・一体この「〇〇を意識する」というだけで、私の脳は何を命令し、身体は何を受け止めて、ここまで激変するのか?

と本当に不思議です。自分の身体のことなのに。

今年は、紫陽花も、花芽を沢山つけ、ライムも一回り木が大きくなり、花も沢山。

植物には不作の裏の年、豊作の表の年、というのが交互にあるそうで、実際一昨年は大豊作だったのに、去年は全くの裏の年。

今年は期待できそうです。

毎年、あわてて飛び出してくるトカゲもちゃんと居て、よしよし。
いつもは、華やかなギラっとした青緑なのですが、今回は
丸太の影に潜んでいたので、ちゃんと同じ薄茶色になっていた。

刈ったフキは甘辛く煮て、すぐに食べる分を小皿に取り分け、後は冷ましてから冷蔵庫に。




ローリエの葉はキッチンの吊戸棚の取っ手にひっかけて干す。



さっぱりした庭を眺め、「猫に小判草~」と小判草でピピをじゃらしつつ、
フキと日本茶でまったり、のんびりの休日でした。

・・ステイホームが段々と苦にならなくなってきているのが、なんだかなあ・・

大人の発表会、大人のデザート

2021-05-10 00:54:40 | 手作り
どうなるか、ぎりぎりまで案じていましたが、本日、無事、「大人の発表会」が開催されました。

川崎市民プラザの広いホールに多くても、30名くらいが集って、感染対策もしっかりとりおこなっての開催。

楽器店のスタッフの皆様は、本当に大変なことだったかと思いますが、お陰で、安心して、参加することができました。

様々な工夫の一つには、換気の悪い舞台袖で密にならない様に、下手の客席から階段でステージに上り、帰りは上手の階段から降りるというもの。

自分の生徒さん達はもちろんのこと、他のクラスの生徒さん達も、皆さまの真摯な演奏には、いつも心打たれます。

ステージには大きなお花のスタンドも。
ライトの光に照らされた深紅の大きな薔薇が美しかった。

音楽とそれを奏でる人と花。

何もかもが美しくて、耳も心も目もほっとして、のびをするような心地。

ああ、やっぱり、コロナ禍の日常というのは、無意識なところでの緊張を強いられているのだなあ、と再確認。

こんな時だからこそ、美しいものは必要だ、と改めて感じた一日でした。


・・・


そういえば、今日は母の日・・

昼間は発表会だったし、ということで、手抜きさせていただくことに。

晩御飯は、サラダに生ハム、チーズ、ソーセージ、クラッカー、スパークリングワイン、というオールカルディーの簡単なものにして、

「今夜はドイツ風のカルトエッセンでBitte!」とうそぶく。

つまりは、「冷たい食事」。

ミュンヘンで下宿していたお宅では、お昼は暖かい食事で、夜は火を使わない食事。

今は知らないけれど、これが、ドイツでは一般的だったようです。


奇麗で舌もお腹も喜ぶデザートも久々に作りました。

これも、ドイツに居た時、マリアンヌ先生が教えてくださったもの。

門下生を招いてくださったホームパーティーの時、「じゃあ、みんな手伝って」と仰って、広いキッチンで、ワイワイ言いながら楽しく作ったデザートです。
私はブラッドオレンジ担当だった・・

名前もあるのだろうけれど、忘れてしまいました。日本にもあるのかな?

作り方はとても簡単。

様々なありあわせの果物を一口大にして、お砂糖をかけて、香りの良いお酒をジャブジャブとふりかけて冷蔵庫に。
今回はなかったのですが、あれば、レーズンも入れると美味しい。

お砂糖は、好みで加減して。
やや多めの方がトロっとした仕上がりに。

私流ですが、イチゴのヘタを取って半分にするのも、バナナをスライスするのもスプーンを使うと危なくないし,まな板なしで出来て簡単です。

最初にこれを仕込んでおけば、食事の後には程よく馴染んで食べごろに。

今回は、ウィスキー(バーボン)を使いましたが、ブランデーやラム酒も美味しい。



問題は、美味しいので食べ過ぎること。
沢山作って、翌日も、というのもアリなのですが、大概、お代わりしてしまって翌日になったためしがないので、この頃は、もう一回分しか作らない。

大人のデザートです。




ソックスのリペア 2回目

2020-12-01 13:51:44 | 手作り
同期の古民家リペアに影響を受けたという訳ではないのですが、ソックスのリペアを行うことにしました。

以前、ステイホームの時に、あまりにヒマなので、ベランダの手すり拭き用に置いてある古いソックスをいくつか救い上げて、刺し子糸で、チクチク縫って、自己流ではありますが、中々楽しくリペアすることができました。
今検索すると、4月20日のことだった。

それらのソックスは自宅で過す時に大活躍。足首回りも程よく伸びていてラクチンです。

あれからもう7ヶ月・・

こんなにコロナが長引くなんて、あの頃は思ってもいなかったな。

そして、繕ったブルーのソックスの踵がついにボロボロトロトロに。



流石にここまでになったらお役御免でしょう、とベランダ拭きに、と手に取ったのですが、何故かためらわれる。

それは「愛着」が湧いてしまったから。

うっかり「繕う」という手間をかけてしまった為に、ごくごく普通のソックスだったものが「私の特別なソックス」に。

ブルーの褪せた色まで、なんとなく馴染んで気に入っている。
・・これ、確かなんか、竹内まりやの歌にあったんじゃあ・・あれはデニムか。

・・・なんだか結婚と似てるかも・・

それはともかく。
色落ちの心配をしなくても良い様に、白いフエルトを丸く切って裏からあてがい、今度はボタン付けの糸でチクチクと縫い付けました。

あまりに雑で申し訳ない。

こういうのを「目(縫い目)が笑っている」と言うのを昔母から教わった。



流石に、これがだめになったら、処分するつもりです。

でもまあ、結婚の方は、何度も何度も繕いながら、そのたびに家族になっていく、という感じで!