雑記帳

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氷河特急~ゴルナーグラート

2018-07-10 18:23:28 | 旅行
6月17日、本日は終日、列車と登山電車の旅だ。
チューリッヒからクールまでIC特急で移動し、クールからツェルマットまでの間が氷河特急である。ツェルマットからは登山電車でゴルナーグラートの山岳ホテルに向かう。

朝、ホテルのロビーで添乗員さんと合流し、チューリッヒ空港駅からチューリッヒ中央駅までいっしょに移動する。

《チューリッヒ中央駅発9:37-IC563-10:52クール着》
列車はチューリッヒ湖に沿ってしばらく走る。天候は曇りである。車窓から何枚かの写真を撮ったのだが、すでに印象は忘却してしまった。

《クール発11:26-氷河特急-17:10ツェルマット着》
クールからツェルマットまでは氷河特急で移動する。
氷河特急は、サンモリッツからクールを経てツェルマットまでの区間で運行している。下写真は、車内でもらった冊子の表表紙(右側)と裏表紙(左側)だ。

氷河特急の冊子

車内からの風景としては、上写真の表表紙にも描かれている、ラントヴァッサー橋が迫力満点だが、残念ながらサンモリッツとクールの間に位置しており、今回のわれわれの乗車区間には含まれていない。


氷河特急の外観

上の写真は、車内から見た氷河特急の外観である。そして下の写真が、車内の様子である。見上げた上方の景色も見えるように、天窓のような窓がしつらえられている。


氷河特急の車内

ほとんどの区間は単線だが、ときどき複線となる。対向列車とすれ違う場所だ。複線箇所で隣の線路をみると、通常通りの2本レールの場所と、2本レールの真ん中に3本目のレール(らしきもの)が配置されている区間とがある。真ん中のは、ラック(直線歯車)のようだ。多分、急勾配区間にはラックが敷かれており、機関車の下面に配置されたピニオンギアとかみ合って登り降りするのであろう。
特急は、平地ではそれなりのスピードで走るが、急勾配区間になるととたんに低速となる。ラックピニオン駆動区間では低速になるのであろう。

氷河特急から


氷河特急から

車窓の遙か下方に村が見える(下写真)。特急は急勾配で下り始め、気がついたら、さっき遙か下方に見下ろしていた村の停車場に到着した。

遙か下方に見える村(氷河特急から)


白銀の山々が見えてくる(氷河特急から)

特急は終点のツェルマットに到着した。
予定では駅に大きな荷物(トランク)を預けることになっていた。
駅には、日本人ガイドさんと、その後に元気の良い現地人の兄さんが二人待っていた。明日宿泊するホテルの人で、トランクはその人たちが預かってくれるという。これは楽だ。リュックに1泊分の荷物のみを持って本日の宿泊地(ゴルナーグラート)に向かう。明日、ゴルナーグラートから下りつつハイキングを行うためだ。

マッターホルンに初お目見えである(下写真)。天気は全般に曇りがちだ。

マッターホルン

ガイドさんと別れ、登山電車(ゴルナーグラート鉄道)に乗り、ゴルナーグラート(標高3090m)に向かう。下の写真は、線路を雪から守るための構築物である。


電車は終点のゴルナーグラートに到着した。すぐ上にあるホテル(3100クルムホテル・ゴルナーグラート)に向かう。振り返れば西の方角にマッターホルンである(下写真)。曇りがちの空を背景に、なんとかその全景を見せている。


ホテルの部屋に落ち着き、ホテルのすぐ上の展望台に向かった。ここからは360°の全景を楽しむことができる。下の写真は南方向で、モンテローザ(左方向)と、その右方向に山々がそびえているはずであるが、このときは雲のためにピークを見ることができない。見下ろすと、この地から遙か下の方に氷河(ゴルナー氷河)が横たわっている。

ゴルナー氷河

北方向の山々(下写真)も、今はピークが雲に隠れている。


こうして、ゴルナーグラートでの1日が暮れた。
ところで、グラートとはドイツ語で山稜のことだそうだ。ゴルナー氷河近くの山稜ということか。日本の涸沢から見る奥穂高の山腹にザイテングラートと呼ばれる石尾根がある。グラートは同じ意味であろう。

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