6月18日、3100クルムホテル・ゴルナーグラートで迎える朝、5時過ぎに目覚ましをかけている。日の出時刻は5時40分頃である。
部屋の窓から外を眺めると、霧の中である。こりゃモルゲンロートどころではない。霧が晴れるのを祈って待つしかない。
朝食の時間になると、霧がだんだんと降りて行き、峰々がその姿を現し始めた。下の写真は左:ロッチャ・ネーラから右:ブライトホルンのあたりまでである。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3265.jpg)
[南方]
リスカム
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3269.jpg)
カストル ポルックス ロッチャ・ネーラ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3273.jpg)
ロッチャ・ネーラ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3270.jpg)
ブライトホルン クラインマッターホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3277.jpg)
食堂の窓の外はテラス席であり、その先に山々が見えている。左:カストルから、ポルックス、ロッチャ・ネーラ、ブライトホルンを経て、右端にクラインマッターホルンまでである。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3279.jpg)
食堂とテラス席から見えるのは上記の山々だけであり、マッターホルンやモンテローザを見ることはできない。
西方には、マッターホルンが姿を見せ始めた。下の写真は、多分われわれの部屋の窓から撮った写真であろう。われわれの泊まった部屋は“マッターホルン・ビュー”なのである。
マッターホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3286.jpg)
[西方]
朝食を終え、ホテル裏の高台にあるゴルナーグラート展望台に向かった。ここは標高3000mを超えている。ホテルの玄関から展望台まで、3~4フロアー分位の登りであるが、心臓がバクバクである。
展望台まで登ると、南東方向にモンテローザが見えてくる。
モンテローザ リスカム
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3289.jpg)
[南方]
リスカム カストル ポルックス ロッチャ・ネーラ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3292.jpg)
[南西方向]
モンテローザ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3288.jpg)
展望台からホテルの方向(西方向)を眺める。手前が3100クルムホテル・ゴルナーグラート、その向こうにマッターホルンがそびえている(下写真)。
マッターホルン ダン・ブランシュ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3304.jpg)
[西方]
ダン・ブランシュ オーバーガーベルホルン ツィナールロートホルン ヴァイスホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3301.jpg)
[北西方向]
ダン・ブランシュ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3283.jpg)
オーバーガーベルホルン ツィナールロートホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3303.jpg)
ツィナールロートホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3282.jpg)
ドーム アルプフーベル
タッシュホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3299.jpg)
[北東方向]
ホテルを後にして下る時間である。ホテルのロビーにはガイドをしてくれる方が待っていた。
高山病について。
3000mのこのホテルに到着以降、昨日は高山病の気はなかった。本日も、ベッドで目覚めたときは何ともなかった。しかし、起き出してみると、頭痛と胃のムカムカを感じ始めた。高山病の頭痛か、それともホテルの枕が合わなかったことによる頭痛か、区別がつかない。胃がムカムカするので頭痛薬を飲む気にはなれない。そんなこんなで、元気のでない1日になってしまった。
予定では、ここから登山電車に乗り、最初の停車場であるローテンボーデンで降り、こから1駅分の下り道を歩くハイキングの計画であった。途中にはリッフェルゼーという湖があり、その水面に逆さマッターホルンが映し出されるというのである。しかし、現時点ではリッフェルゼーの湖面がまだ凍っており、逆さマッターホルンを見ることができない。私の頭痛のこともあり、ハイキングコースを変更することになった。
取りあえず登山電車をローテンボーデンで途中下車した。そこから見える景色が下の写真である。下方に見える湖が、予定していたリッフェルゼーである。たしかに湖面が氷結している。マッターホルンの方向には雲がかかっているが、なんとか頂上部は見えている。
リッフェルゼー マッターホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3316.jpg)
ローテンボーデンで次の電車に乗り込み、ツェルマットまで下った。
ハイキングはコースを変更し、ツェルマット近郊のスネガへ行くこととする。
登山電車のツェルマット駅から歩いて街外れまで行く。ものすごく急勾配のケーブルカーだ。いきなり地下トンネルに入り、抜けるとそこがスネガである。いっぺんに標高差683mを登り、標高2288mに到達したらしい。
高原を少し歩くと、下に池(ライゼー)が見えてくる。背後の山の名前はわからない。
ゆっくりとライゼーを一周した。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3327.jpg)
スネガーからライゼーを望む
池の奥に立つと、池に映る逆さマッターホルンを見ることができるという。残念ながらこのときは、絶景ポイントにはさざ波が立って山は映らなかった。しかし、反時計回りに池を回って手前側の水面を眺めると、下の写真のようにマッターホルンを映し出すことができた(下写真)。肝心の山は雲に隠れているが・・・。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3338.jpg)
ライゼーの水面に映るマッターホルン
マッターホルンから右方向に目を転じると、下の写真のような迫力ある山々がそびえている。ネットで調べたところでは、オーバーガーベルホルンとヴァレンクッペらしい。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3326.jpg)
来たときと同じケーブルカーを利用し、ツェルマットに降りる。もうくたくたである。
ツェルマットの中心街を歩き、ホテル(Mont Cervin)へ向かった。
ホテルの部屋で一休みし、街へ出る。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3343.jpg)
ツェルマットの街並み
メニューにチーズフォンジュが載っているお店があった。お店のお姉さんにチーズフォンジュについて聞いてみる。(素の)“チーズフォンジュ”は、チーズとパンのみらしい。“ベーコンチーズフォンジュ”を頼んだ。チーズとパンとベーコンが出てくるはずである。それとサラダを頼んだ。いずれも一人分だ。
運ばれてきたのが下の写真である。ベーコンはというと、溶けたチーズの中にぱらぱらと散在している。こういうことか。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3340.jpg)
チーズフォンジュ
いずれにしろ、チーズフォンジュとサラダをそれぞれ一人分頼み、二人でシェアしてちょうどよい分量であった。
ホテルから歩いてすぐのところに、“古い穀物倉庫群”がある(下写真)。壁は丸太の校倉造り、土台と倉庫との間には、石のネズミ返しが配置されている。スレート屋根の材料は、山で採取される石の板がそのまま使われているらしい。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3350.jpg)
石のネズミ返し 石のスレート屋根
穀物倉庫群から西に向かう路地に入ると、路地のむこうに教会の尖塔、そしてそのむこうにマッターホルンがそびえていた(下写真)。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3353.jpg)
教会の尖塔とマッターホルン
こうして、ゴルナーグラートからツェルマットに至る一日が無事に終了した。
戻る 続く
部屋の窓から外を眺めると、霧の中である。こりゃモルゲンロートどころではない。霧が晴れるのを祈って待つしかない。
朝食の時間になると、霧がだんだんと降りて行き、峰々がその姿を現し始めた。下の写真は左:ロッチャ・ネーラから右:ブライトホルンのあたりまでである。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3265.jpg)
[南方]
リスカム
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3269.jpg)
カストル ポルックス ロッチャ・ネーラ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3273.jpg)
ロッチャ・ネーラ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3270.jpg)
ブライトホルン クラインマッターホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3277.jpg)
食堂の窓の外はテラス席であり、その先に山々が見えている。左:カストルから、ポルックス、ロッチャ・ネーラ、ブライトホルンを経て、右端にクラインマッターホルンまでである。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3279.jpg)
食堂とテラス席から見えるのは上記の山々だけであり、マッターホルンやモンテローザを見ることはできない。
西方には、マッターホルンが姿を見せ始めた。下の写真は、多分われわれの部屋の窓から撮った写真であろう。われわれの泊まった部屋は“マッターホルン・ビュー”なのである。
マッターホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3286.jpg)
[西方]
朝食を終え、ホテル裏の高台にあるゴルナーグラート展望台に向かった。ここは標高3000mを超えている。ホテルの玄関から展望台まで、3~4フロアー分位の登りであるが、心臓がバクバクである。
展望台まで登ると、南東方向にモンテローザが見えてくる。
モンテローザ リスカム
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3289.jpg)
[南方]
リスカム カストル ポルックス ロッチャ・ネーラ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3292.jpg)
[南西方向]
モンテローザ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3288.jpg)
展望台からホテルの方向(西方向)を眺める。手前が3100クルムホテル・ゴルナーグラート、その向こうにマッターホルンがそびえている(下写真)。
マッターホルン ダン・ブランシュ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3304.jpg)
[西方]
ダン・ブランシュ オーバーガーベルホルン ツィナールロートホルン ヴァイスホルン
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[北西方向]
ダン・ブランシュ
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3283.jpg)
オーバーガーベルホルン ツィナールロートホルン
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ツィナールロートホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3282.jpg)
ドーム アルプフーベル
タッシュホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3299.jpg)
[北東方向]
ホテルを後にして下る時間である。ホテルのロビーにはガイドをしてくれる方が待っていた。
高山病について。
3000mのこのホテルに到着以降、昨日は高山病の気はなかった。本日も、ベッドで目覚めたときは何ともなかった。しかし、起き出してみると、頭痛と胃のムカムカを感じ始めた。高山病の頭痛か、それともホテルの枕が合わなかったことによる頭痛か、区別がつかない。胃がムカムカするので頭痛薬を飲む気にはなれない。そんなこんなで、元気のでない1日になってしまった。
予定では、ここから登山電車に乗り、最初の停車場であるローテンボーデンで降り、こから1駅分の下り道を歩くハイキングの計画であった。途中にはリッフェルゼーという湖があり、その水面に逆さマッターホルンが映し出されるというのである。しかし、現時点ではリッフェルゼーの湖面がまだ凍っており、逆さマッターホルンを見ることができない。私の頭痛のこともあり、ハイキングコースを変更することになった。
取りあえず登山電車をローテンボーデンで途中下車した。そこから見える景色が下の写真である。下方に見える湖が、予定していたリッフェルゼーである。たしかに湖面が氷結している。マッターホルンの方向には雲がかかっているが、なんとか頂上部は見えている。
リッフェルゼー マッターホルン
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3316.jpg)
ローテンボーデンで次の電車に乗り込み、ツェルマットまで下った。
ハイキングはコースを変更し、ツェルマット近郊のスネガへ行くこととする。
登山電車のツェルマット駅から歩いて街外れまで行く。ものすごく急勾配のケーブルカーだ。いきなり地下トンネルに入り、抜けるとそこがスネガである。いっぺんに標高差683mを登り、標高2288mに到達したらしい。
高原を少し歩くと、下に池(ライゼー)が見えてくる。背後の山の名前はわからない。
ゆっくりとライゼーを一周した。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3327.jpg)
スネガーからライゼーを望む
池の奥に立つと、池に映る逆さマッターホルンを見ることができるという。残念ながらこのときは、絶景ポイントにはさざ波が立って山は映らなかった。しかし、反時計回りに池を回って手前側の水面を眺めると、下の写真のようにマッターホルンを映し出すことができた(下写真)。肝心の山は雲に隠れているが・・・。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3338.jpg)
ライゼーの水面に映るマッターホルン
マッターホルンから右方向に目を転じると、下の写真のような迫力ある山々がそびえている。ネットで調べたところでは、オーバーガーベルホルンとヴァレンクッペらしい。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3326.jpg)
来たときと同じケーブルカーを利用し、ツェルマットに降りる。もうくたくたである。
ツェルマットの中心街を歩き、ホテル(Mont Cervin)へ向かった。
ホテルの部屋で一休みし、街へ出る。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3343.jpg)
ツェルマットの街並み
メニューにチーズフォンジュが載っているお店があった。お店のお姉さんにチーズフォンジュについて聞いてみる。(素の)“チーズフォンジュ”は、チーズとパンのみらしい。“ベーコンチーズフォンジュ”を頼んだ。チーズとパンとベーコンが出てくるはずである。それとサラダを頼んだ。いずれも一人分だ。
運ばれてきたのが下の写真である。ベーコンはというと、溶けたチーズの中にぱらぱらと散在している。こういうことか。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3340.jpg)
チーズフォンジュ
いずれにしろ、チーズフォンジュとサラダをそれぞれ一人分頼み、二人でシェアしてちょうどよい分量であった。
ホテルから歩いてすぐのところに、“古い穀物倉庫群”がある(下写真)。壁は丸太の校倉造り、土台と倉庫との間には、石のネズミ返しが配置されている。スレート屋根の材料は、山で採取される石の板がそのまま使われているらしい。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3344.jpg)
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3350.jpg)
石のネズミ返し 石のスレート屋根
穀物倉庫群から西に向かう路地に入ると、路地のむこうに教会の尖塔、そしてそのむこうにマッターホルンがそびえていた(下写真)。
![](https://xs629720.xsrv.jp/blog/2018Swiss/s/IMG_3353.jpg)
教会の尖塔とマッターホルン
こうして、ゴルナーグラートからツェルマットに至る一日が無事に終了した。
戻る 続く
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