雑記帳

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6月27日 パリ~帰国

2014-07-26 11:18:07 | 旅行
ここで、6月24日と26日にパリで宿泊したホテル インターコンチネンタル ル・グランについて説明する。

《ホテル インターコンチネンタル ル・グラン》
 
とにかく大きなホテルである。パリのオペラ座界隈だから当然ながら低層である(上写真)。0階がロビー、1~4階が客室、5階も屋根裏客室であろうか。2階と4階の通りに面した部屋は狭いベランダがある。
高さ方向は低層だが、面積が広い。各階に多数の客室が配置されている。迷路のようだ。
左下写真は0階の喫茶コーナー、右下写真は0階の食堂(レストラン)だ。朝食はこの食堂でバイキングだ。天井を見上げると、なかなか凝った作りである。
  


《ホテルから見たオペラ座》
24日と26日の両日ともオペラ座に面した部屋だった。26日は4階だったため、オペラ座の屋上に設けられた装飾を間近に見ることができた。
 
  
  

《オペラ座の前で撮影》
26日の朝、4階客室のベランダからオペラ座の正面を見ると、一般客を通行止めにして何やら撮影を行っている。下の写真だ。
  

《モンマルトルの風車》
本日のパリ観光はモンマルトルだ。実は私は、昨年7月14日にモンマルトルを訪れている。そのときは私一人で歩いたのだが、今回家内も行きたいということで、この日再度モンマルトルを訪れた。昨年はオペラ座とモンマルトルを歩いて往復したが、今回はメトロを利用する。12番に乗り、アベスで降りた。階段を利用して地上に出ようとしたところ、らせん階段は行けども行けども地上に到達しない。恐ろしく高低差の大きな階段だった。こうと知っていたらエレベータを利用したのに。やっと地上に到達したときには、1日分の体力を消耗し尽くしてしまった。
サクレクール寺院への登り口に到着すると、ケーブルカーの乗り場が見えた。もう体力を消耗してしまったので、ケーブルカーを利用してサクレクールに行くこととした。
私は去年訪問していることもあり、サクレクール寺院の写真は1枚も撮影しなかった。去年の記録サイトを紹介しておく。

去年、モンマルトルの丘を登っていく途中で、路地の間から坂の途中に風車が見えていた。この風車が気になっていたのである。ガイドブックを眺めると、モンマルトルの界隈に風車が3カ所も書かれている。ラデの風車(Moulin Radet)、ムーラン・ド・ギャレット(Moulin de la Galette)、ムーラン・ルージュである。ムーラン・ルージュだけは有名だ。クリシー大通り沿いにあり、ガイドブックにも「世界的に有名なキャバレー」とある。
そこで今回は、ガイドブックの地図を頼りに3つの風車を訪れることとした。

《ラデの風車》
 
最初はラデの風車だ。サクレクールから西に少し下ったところにあるはずだ。ところが、西に下ったつもりが南に下ってしまった。もと来たケーブルカーの登り口近くまで降りてしまい、そこからアトリエ洗濯船跡を経由してやっと風車に辿り着いた(上写真)。
ここから、同じ路地を西に下ればすぐにムーラン・ド・ラ・ギャレットだ。これはすぐに見つかった(下写真)。
ところが、ガイドブックの地図には別々の名前で記述されているのに、この2つの風車の入口ゲートにはいずれも"Moulin de la Galette"と書かれているではないか。わけがわからない。

《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》
  

上の2つのうちのどちらの風車かわからないが、ムーラン・ド・ラ・ギャレットはダンスホールだったそうだ。このダンスホールを描いたルノワールの絵画が有名だという。見ると確かに有名な絵だ。大昭和製紙の2代目跡取り社長がバブルの頃に119億円で購入し、「死んだら棺桶に入れてもらうつもりだ」という文化を冒涜する発言をして顰蹙を買ったのはこの絵だそうだ。

《ムーラン・ルージュ》
 
ムーラン・ド・ラ・ギャレットから南に下り、クリシー大通りに出るとそこにムーラン・ルージュがある。昼間見る「風車」という観点ではつまらない建物である。夜、ネオンに彩られたこの風車に迎えられてキャバレーに入店すれば、別の世界が開けるのであろう。

ムーランルージュの最寄りメトロ駅はブランシェで、ここからメトロを乗り継いでマドレーヌへ出た。マドレーヌ教会の北側にあるフォーションのお店でおみやげの紅茶を購入し、昼食もフォーションのカフェで食べることにする。屋外のテラス席は待ち行列ができていた。店内のカウンターならすぐに座れるというのでそちらを利用することとした。オムレツを頼んだ。

《リンツ》
オペラ座の裏手当たりのスクリーブ通りを歩いていたら、リンツのお店を見つけた。パリの最後は、リンツのお店である。
  
玄関(左上写真)から中に入ると、イケメンの兄ちゃんが笑顔で出迎えてリンドールを一つ手渡してくれる(右上写真)。
そして中央には、リンドールが種類ごとに山と積まれた売り場だ(下写真)。用意されている袋か箱に、好きなだけリンドールを詰めて買うことができる。重さ売りだ。我々も12センチ四方くらいの紙箱にいっぱい、リンドールを購入した。
 

パリ観光も終わった。
ホテルに預けていたトランクを受け取り、シャルルドゴール行きのロワシーバス乗り場へ向かった。スクリーブ通り沿いでホテルからは歩いてすぐのところだ。
まずは券売機で切符を買おうとするがうまくいかない。次の人が待っていたので、お先にどうぞと順番を譲った。その人が終わった後に再度トライしたがやはりうまくいかない。すると、先ほど順番をゆずった高校生ぐらいの女性が、見かねて手伝ってくれた。おかげで、クレジットカード払いで切符をゲットすることができた。
バスはなかなかこない。そのうち来たのだが、待機位置に止まったままで乗車させてくれない。やっと来たので乗車を始めたが、乗車時に切符を購入する客が多く、それに時間がとられている。後ろを振り返ると、次のバスがすでに到着しているではないか。このバスが到着すると同時に乗車を始めていたらこんなに遅れることはなかったのにと憤慨する。
バスはやっと出発した。すると、道路は渋滞である。渋滞は延々と続いた。当然ながらシャルルドゴール到着は遅れる。予約していた飛行機に乗り遅れた人もいたのではなかろうか。

空港では、まずエールフランスのチェックインカウンターでチェックインを済ませ、次は消費税の払い戻しである。免税手続きカウンターを探し当てると、そこは長蛇の列であった。並んでいるのはほとんどが東洋人だ。長い時間をかけ、やっと手続きを済ませた。次は払戻金受け取りである。やはり場所を探し当てると、ここも順番待ちである。それと、ここでは(日本人の場合)ドルか円にしか交換しないという。当方はユーロが希望なのだが、その場合には出国手続き後の別のカウンターで扱うとのこと。場所もわからないので、ここで円に交換してもらうことにした。その順番待ちがまた長かった。一人一人にかかる時間が長いのだ。すでに税関で承認スタンプを受領しているのだから、書類に記載されている金額を計算して渡せばいいだけのはずだが、わけがわからない。
やっとお金がもらえた。
出国手続きを済ませ、ラウンジで時間を過ごす。ものすごい待ち時間があると覚悟していたのだが、バスの遅れや免税手続きに予想外の時間をとられたので、さほどの待ち時間ではなかった。ラウンジには小ぶりのカップヌードルがあった。日本に比較すると辛口である。それと軽めのパン類で空腹を満たし、あとは機内食に備えた。

搭乗する飛行機はエールフランスの羽田行きである。
パリ23:25-AF274-(28日)18:21羽田

無事羽田に到着し、バスで新宿へ出た。
こうして今回の旅行は終了したのであった。

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