左目に飛蚊症(ひぶんしょう)が出ている。自覚したのは今から3週間ぐらい前だ。それまで私は、飛蚊症という症状について全く知らなかった。
空を見上げると、視点のちょっと下に小さな黒い点が見える。視点を動かすと一緒に動く。ピントが合っている。これらから言えることは、黒い点の原因が、網膜そのものか網膜のごく近くに存在することは間違いない。一方、目玉を急速に動かしてキョロッとすると、視点に対する黒い点の位置が微妙に変化する。ということは、黒い点の原因は網膜そのものに固定していないということだ。
そのうち、視点の直下に見えていた黒い点が消え、その代わりに、視点よりやや左に、今度はゲジゲジのような模様が見えるようなった。その模様が、時々刻々と形態を変えているような気がする。そのゲジゲジは、3週間が経過した今も視野の中に見えている。
ネットで調べたところ、飛蚊症という症状のようだ。職場の年上の同僚に聞いたら、飛蚊症はとてもポピュラーなようだ。知らなかったのは私だけだった。
ネット情報では、飛蚊症自体は加齢で発症するもので、治療するものではないようだが、まれに網膜剥離が原因のこともあるので、眼科の診察を受けた方が良い、ということだ。
そこで、職場の近所で眼科を検索し、日本橋堀留町のり・としや眼科クリニックを選んで診てもらった。
瞳孔を開く目薬を点眼した上で、何やらレンズを目玉に張りつけて眼球内部の精密観察をしてもらった。その結果、網膜剥離などの有害な症状は見られず、一安心である。現在見えているゲジゲジの原因と思われるシミも見つかった。
今までに得た知識によると、以下のようなメカニズムのようだ。
眼球の中には硝子体(しょうしたい)が詰まっている。硝子体は、大部分の水分と、わずかな繊維で成り立ち、ゼリー状、ゲル状となっている。
40代になると、ゼリー状の硝子体から水分が分離し、分離した水分が眼球の中で小部屋を形成する。さらに加齢によりこの小部屋はどんどん大きくなり、一方硝子体そのものは収縮していく。この硝子体の変化によって生じた硝子体の濁りが飛蚊症の原因になることがある。
生玉子の白身のような状態の硝子体は、時には網膜と軽く癒着しているが、硝子体の収縮と前方への移動のためにこの癒着もはがれる。これを後部硝子体剥離という。この後部硝子体剥離が突然の飛蚊症の原因として最も多いそうだ。
後部硝子体剥離は60代前半に好発する。ただし中等度以上の近視の場合には、後部硝子体剥離は10年位早くおこる。また、白内障の手術をうけた場合には、1年以内に出現することもある。
(以上、日本眼科医会の黒いものが飛ぶ 飛蚊症から)
さて、目の中に飛んでいる蚊は、今後消失してくれるのだろうか。
硝子体の濁りが網膜から離れれば、ピントが合わなくなるから見かけ上消失するはずだ。また、濁りそのものが消失すればもっといい。今後の経過を観察することとしよう。
なお、ドクターからは、右目も診察を受けるように言われている。一対の臓器の場合、一方に症状が出たときに無症状の他方にも疾患が内在していることがよくあるそうだ。
空を見上げると、視点のちょっと下に小さな黒い点が見える。視点を動かすと一緒に動く。ピントが合っている。これらから言えることは、黒い点の原因が、網膜そのものか網膜のごく近くに存在することは間違いない。一方、目玉を急速に動かしてキョロッとすると、視点に対する黒い点の位置が微妙に変化する。ということは、黒い点の原因は網膜そのものに固定していないということだ。
そのうち、視点の直下に見えていた黒い点が消え、その代わりに、視点よりやや左に、今度はゲジゲジのような模様が見えるようなった。その模様が、時々刻々と形態を変えているような気がする。そのゲジゲジは、3週間が経過した今も視野の中に見えている。
ネットで調べたところ、飛蚊症という症状のようだ。職場の年上の同僚に聞いたら、飛蚊症はとてもポピュラーなようだ。知らなかったのは私だけだった。
ネット情報では、飛蚊症自体は加齢で発症するもので、治療するものではないようだが、まれに網膜剥離が原因のこともあるので、眼科の診察を受けた方が良い、ということだ。
そこで、職場の近所で眼科を検索し、日本橋堀留町のり・としや眼科クリニックを選んで診てもらった。
瞳孔を開く目薬を点眼した上で、何やらレンズを目玉に張りつけて眼球内部の精密観察をしてもらった。その結果、網膜剥離などの有害な症状は見られず、一安心である。現在見えているゲジゲジの原因と思われるシミも見つかった。
今までに得た知識によると、以下のようなメカニズムのようだ。
眼球の中には硝子体(しょうしたい)が詰まっている。硝子体は、大部分の水分と、わずかな繊維で成り立ち、ゼリー状、ゲル状となっている。
40代になると、ゼリー状の硝子体から水分が分離し、分離した水分が眼球の中で小部屋を形成する。さらに加齢によりこの小部屋はどんどん大きくなり、一方硝子体そのものは収縮していく。この硝子体の変化によって生じた硝子体の濁りが飛蚊症の原因になることがある。
生玉子の白身のような状態の硝子体は、時には網膜と軽く癒着しているが、硝子体の収縮と前方への移動のためにこの癒着もはがれる。これを後部硝子体剥離という。この後部硝子体剥離が突然の飛蚊症の原因として最も多いそうだ。
後部硝子体剥離は60代前半に好発する。ただし中等度以上の近視の場合には、後部硝子体剥離は10年位早くおこる。また、白内障の手術をうけた場合には、1年以内に出現することもある。
(以上、日本眼科医会の黒いものが飛ぶ 飛蚊症から)
さて、目の中に飛んでいる蚊は、今後消失してくれるのだろうか。
硝子体の濁りが網膜から離れれば、ピントが合わなくなるから見かけ上消失するはずだ。また、濁りそのものが消失すればもっといい。今後の経過を観察することとしよう。
なお、ドクターからは、右目も診察を受けるように言われている。一対の臓器の場合、一方に症状が出たときに無症状の他方にも疾患が内在していることがよくあるそうだ。