ゆっくりっちょ

人生、楽しいスパイスを友達に、好きなことしてそこそこ暮らせたら幸せだなあ。

レオナール・フジタ

2009-06-24 00:04:55 | Weblog
レオナール・フジタ展を横浜のそごう美術館でやっているので見に行った。

ベルビー赤坂が出来たばかりの頃
ふと立ち寄ったフロアの画廊で1枚のフジタの絵を購入したことから
わたしの画家レオナール・フジタへの興味は始まった。

 もちろん美しいラインと乳白色の絵も すばらしいが、
最近に 公開されるようになった、晩年の住居のアトリエの再現や,
フジタが生活に使っていたであろう皿や、小箱などの日常小物に描き込まれた、かわいらしい絵等、
想像できる丁寧な生活とセンスの良さ、暖かさにうっとりさせられる。

 展示の内容は、ついこの間 上野の森美術館で展示していたものと重複する。
晩年に移り住んだエソンヌ県に建てた、ランスの聖母礼拝堂のために描かれた受難のキリストの図、
その絵の為の何枚もの下描き等、その力強さ、パワーに圧倒される。
若くしてパリ画壇の話題をさらい、時代の寵児となった、異国の地での、どうどうとした振る舞いの
生のフジタをフィルムで見ることが出来た。
 かれこれ10回以上、フジタの展覧会を見て来たが、絵と同様、生き方も波乱に富んでいて興味深い。

フジタ没後の長い間、フジタの絵と品格を守り続けた君代夫人は 今年の4月2日に亡くなったそうだ。

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