ザ・インド人の日本語ブログ

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日本野球史の重みを感じた甲子園決勝再試合の最後の打席

2006-08-22 | スポーツ
73年ぶりの、たった2度目の夏V3という偉業の荷を背負い打席に立った駒大苫小牧の田中君と、創部102年目で最初の大会から参加している早稲田実の初優勝の期待を背負ってマウンドにいた斎藤君。この一打席の対決に日本野球史の重みが詰まっているように感じました。学生野球の歴史そのものが日本野球の歴史であるからそう思ったかもしれません。

甲子園大会のあり方に対して疑問に思うこともたくさんあるし、なんでもすぐに美化しようとするメディアに対して言いたいことがたくさんあるのだが、今回はそんなのを批判している場合ではないほど、合わせて24イニングの決勝戦はすばらしかった。いずれのチームが勝っても高校野球の長い歴史が変わろうとしていたから、その最後の打席において実現した両エースの対決も不思議なめぐり合わせだったように思います。

それにしても、学生スポーツを観ようとして2週間ちょっとで85万人もの観客を動員する日本のスポーツ文化に改めて感心する大会でした。