ザ・インド人の日本語ブログ

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WCup1次リーグ終了後にみられた日本メディアのひょう変ぶりにびっくり

2006-06-29 | スポーツ
Japan
とうとうWCup大会ベスト8が決まりました。おかげで毎日の寝不足状態は続いています。自分にとってこれまでどの試合がどうおもしろかったのか、これからはどうなるだろうかなどを力説したいところですが、書き出すと終わらない気がして逆にWCupに関してあまり書かなくなってしまった気もします。そんな中で、気がかりなことが一つあってそれだけを書きたいと思いました。それは、日本が一次リーグを敗退するまでと、敗退してからのメディアのひょう変ぶりのことです。

一次リーグ敗退までというのは、2-3年前からWCupまでの期間のことです。その間に、日本がアジアのチャンピオンに輝き、WCup予選を一番乗りで通過したといううれしいことがたくさんありました。当然ながら、メディアもとても良い気分になっていて日本サッカーにあまり問題がないかのような騒ぎでした。FW選手の決定力不足のような課題も度々あげられたけど、基本的にはみんなハッピーだったように思います。しかし、よく考えると、アジアカップにしても、WCup予選にしても日本が楽に勝てた試合がどれほどあったのか。これは僕の偏見に過ぎないかもしれないが、苦しい試合の方が圧倒的に多かったと思います。なんとか最後の最後に一点入ったり、相手のクリアミスがゴールにつながったりと、日本がいつもぎりぎりで勝っていたような気がします。それも日本の強さだと言われればそれまでですが、同等または少し格下の相手に対して気持ち良い勝ち方はあまりありませんでした。インドにはぶっちぎりで勝っていますけど...

そのままじゃWCupは厳しいではないかなと以前から思っていても、メディアを通してみる一次リーグ突破なんてまず間違いないだろうとしか見えてこなかったです。どのメディアにとっても母国のチームを盛り立てることは当然だけど、もう少し違う報道の仕方もあるのではといつも思っていました。それが一次リーグ敗退が決まった時から一転して、ジーコジャパンの弱点が次々と厳しく解説されました。ほとんどが2年前からわかっていることなのにと思いながらもメディアの急なムードチェンジには驚きました。これから日本のサッカーを評価する基準を見直さなければならないみたいな話しが出ていますが、敗退を待たなくてもよかったと思います。

「練習試合で高校生に22-0で勝っているから」とかを冗談めいて言うのもかまいませんが、最初からもう少し冷静な報道があったらWCupでの結果も違っていたのかなと残念に思ってなりません。スポーツ報道においても日本がアジアをリードしてほしいのに...