ピアニストの二人が個別練習を始めてすぐに私はモンゴールさんに本番会場を見せてもらいました。この会場の他の方のコンサートをyoutubeなどで事前にチェックしていましたが、やはり実際に見ると広さも、色彩も天井の高さも全然違います。私は大急ぎで練習中のピアニストをホールに呼んできました。
そして、ピアノはYAMAHAのCFXとリスト生誕二百年記念限定モデル(世界生産25台シリアルナンバー入り)のベーゼンドルファーでした。
リスト肖像画入り譜面台。
ピアノの移動の手伝いも申し出たのですが。ピアノ本体に触れることを許してもらえず、見守るばかりでした。会場と最高級ピアノに驚き、興奮した私たちは早朝にバンコクに降り立った疲れも吹き飛び、翌日の本番への思いを強くしたのです。
再び個別練習に戻っている間に練習室を数えました。奥に行けば行くほどドアが増えます。そして、そのドアの数は50を超えていたのです!!
個別練習を終えて、会場で本番通りの合わせ練習をしました。
充分な練習を終えた私たちは、夕方になってレッスンに集まって来た大勢のタイ人のご家族と子供たちの元気いっぱいの姿を目にしました。20世紀後半までのタイ国ではピアノを学ぶ環境は整っていなかったようですが、21世紀の現在はこのような日本以上に立派なピアノ教室も存在し、世界各国のピアノコンクールでもタイ人の入賞者の名前を見ないことはありません。どの子どもたちも楽しそうにピアノを演奏していました。国民性もあり、日本的な練習方法とは違う指導方法を取っている様子が子供たちの笑顔から感じられます。
モンゴールさんは私たちの本番の翌日にピアノデュオのコンサートを開催されるアメリカ人デュオのSALLY PINKASとEVAN HIRSCHのお二人を出迎えに行かれました。デトロイトから日本を経由してバンコクにいらしたお二人は25日の日曜日にピアノ連弾と2台ピアノの演奏会を開催されます。シューベルト、コープランド、ミヨーなどを演奏されるそうです。ベトナムのホーチミンでも演奏会を開き、その後東南アジアの休日を満喫されるとのことでした。お二人とお会いしてご挨拶を済ませた私たちは本番への思いをいだいてフォーチューンタウンを後にしたのです。
~続きます~
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フローラン・シュミット ユモレスク 作品43/ディオニソスの祭り 作品62 【連弾】 | |
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