世相を表す今年の漢字

読売新聞によれば1年の世相を表す今年の漢字に「愛」が選ばれたとか。黒田清子さんと夫の慶樹さんとの結婚や、女子卓球の福原愛さんの中国での活躍などが影響したとみられる。1位は改革の「改」、3位は郵政の「郵」だった。ただし得票率は4.7%。昨年の「災」の22%にはるかに及ばない。正直異論がある。今年がそんなに「愛」に包まれていたとは思えない。

自分が思ったのは「変」という字だ。年末にかけて小学生殺害事件が連続した。地域の力など弱くなり日本の社会が変になっている。マンション（ビル）が倒壊すれば住民が死ぬことも予想されるのに（詐欺罪だけでなく未必の故意とも言える）金のために人の命すら省みないほど変質した社会、衆院選挙での小泉自民党圧勝劇－うわべの郵政民営化だけみて奥にある増税、年金をみずして投票するおかしさ。

それとも大いに「愛」に欠けていた世相だから、そうあってほしいと願って選んだのか。