八国山だより

ノーサイレントマジョリティ!ごまめの歯ぎしりといえど、おかしいと思うことはおかしいと自分の意思を発信しなければ

「ゲド戦記」観てきました

2006-07-30 08:29:04 | 映画
 ネットのあるところで試写会の感想を読んだが、悪評ふんぷんだった。駄作中の駄作とかあの優秀なスタッフでこんなダメ作品がどうしてできるのかとか。そういうわけで余り期待せず見に行った(前売り券がすでに購入済みだったので)。

 駄作中の駄作とは言わないまでも、話が淡々と進んで盛り上がりに欠けるというのか、表面的になぞっているだけというのか、消化不良というのか、そんな印象だった。

 初めに登場した2匹の龍はテルーとその父だったのか。アレンはなぜ国王である父を殺したのか。初めはアレンをなぜか拒否していたテルーが急に受け入れ始めたのはあるいは同じ罪を背負っているからか。国王が殺され、王子もいなくなってその国はどうなったのだろう。世界のバランスがおかしくなっている、ということだったがそれはどうなったのだろう。「ナルニア国物語」の魔女もさえない魔法使いだったけど、この物語の魔法使いも…。

 生と死や人の心の光と闇について語られていたが、ちょっと説教くさい感じがした。
「ロードオヴザリング 2つの塔」でも、ナズクルからフロドを助けたサムがフロドに話しかけるシーンがあり、説教のような内容とも言えるが、それには十分感情移入して納得することができた。その物語に引き込まれていてその内容に十分共感できたから。何巻かをこの映画にまとめたと聞いているので、話を端折ってしまいその意味で共感を得るには無理な内容(深みがない)になっているのではないだろうか。
人の心の光と闇についても、たとえば1996~97年に放映された「ウルトラマンティガ」のほうがうまく表現していたように個人的には思う。

 一緒に行ったカミさんの評価では絵もジブリのこれまでの作品ほどきれいじゃないとか。

 5段階評価の2というところか。




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北朝鮮のミサイルと日本

2006-07-27 05:36:56 | ニュース・時事
【記事】[Sankei Web (07/27 02:15)]
中国銀行の北朝鮮口座凍結、米が確認し評価
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 スノー米大統領報道官は26日、中国の4大国有商業銀行の一つである中国銀行がマカオ支店の北朝鮮関係口座を凍結したことを米政府として初めて確認、「中国が積極的な一歩を踏み出したことに勇気づけられている」と述べ、中国による北朝鮮への圧力強化の動きを歓迎した。ホワイトハウスで記者団に語った。

 北朝鮮の米ドル紙幣偽造など不法行為への締め付けを強める米政府は昨年9月、マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」と米金融機関との取引を禁じる「金融制裁」を発動。北朝鮮による中国系銀行への資金移転などを懸念し、中国政府に対しても金融機関に厳しい措置を取るよう求めていた。(共同)

【コメント】
 軍事ジャーナリストの神浦 元彰氏によれば、結局北朝鮮が7月5日に行った弾道ミサイル発射は金融制裁を解除して欲しいという悲鳴だったとのこと。中国銀行がマカオ支店の北朝鮮関係口座を凍結したのは、ニセ米ドル以外にニセ人民元もこの口座から発見されたからのようである。ニセ米ドルの取り締まりが厳しいので北朝鮮はつい人民元にも手を付けたらしい。中国は自らの通貨を守るためにも北朝鮮に対して厳しい措置を執らざるをえず、また中国銀行の口座が凍結されたとあって、シンガポールやスイス、ロシアなどの金融機関の北朝鮮口座にも影響が生じている。武力では難しくてもこの金融制裁で北朝鮮の大幅な打撃を与えることになるのではないか。

 一方、日本では一頃MD配備についてかまびすしかったが、そのMDの兵器として考えられている、湾岸戦争で有名になった「パトリオット」ミサイルは、MITのボルトル教授の分析では命中率はわずか7%で、「今のシステムでは迎撃は無理」とのことである。

 むしろ防御力を増すことで相手はさらに攻撃力を高めようとし、いたずらな軍拡競争に巻き込まれる可能性が高く、北朝鮮のミサイル保有量があまりにも少なくて、日本に対しては散発的な攻撃しか仕掛けられない現状を考えれば、単に利権の温床となるにすぎないようである。

 また、危機をあおり立て憲法9条を改訂し、自衛隊が自衛軍になると、中国人民軍内部にある先制核攻撃論者に恰好の口実を与えることになると主張する人もいる(『誇りを持って戦争から逃げろ!』中山 治 ちくま新書)。この本についてはいずれ感想を書いてみたい。




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米国産牛肉、輸入解禁

2006-07-26 06:09:58 | ニュース・時事
【記事1】(2006年7月22日3時3分 読売新聞)
米産牛肉、輸入再開27日決定…現地査察「問題なし」

 BSE(牛海綿状脳症)の特定危険部位である背骨の混入で米国産牛肉の輸入を再停止した問題で、農林水産省と厚生労働省は27日に輸入再開を正式決定する方針を固めた。

 両省が米国に派遣していた調査団が21日、日本向け食肉処理施設35か所の現地査察を終了し、再開に向けて深刻な影響を与える違反などが見つからなかったためだ。

 両省は今後、報告書を作成し、自民党などの了承を得たうえで輸入再開を正式決定する。

 両省の調査団は6月26日から約1か月かけて米国内の食肉処理施設や農場で現地査察を行っていた。

 一方、米農務省は20日にBSE検査体制を縮小する方針を発表したが、中川農相は21日、米国産牛肉の輸入再開の判断には「直接的に影響しない」と述べた。

 ただ、米政府のBSE検査体制の縮小は日本の消費者の米国産牛肉に対する不信感を高め、政府の輸入再開判断への批判にもつながりかねない。

 このため、農水省などは米国にBSE検査の維持、拡大を引き続き求めるとともに、28日には大阪と東京で現地査察の結果について消費者への説明会を開く。

【コメント】
 ご主人さまブッシュへの手土産として話題になっていた米国産牛肉の輸入再開を政府が決定した。
 現地査察、問題なし、となっているがまったく問題がなかったわけではない。こういう記事もある。

<以下、引用>
【記事2】(読売新聞) 7月24日21時25分更新

米の食肉処理施設、一部に問題…日本調査団の査察結果

 BSE(牛海綿状脳症)の特定危険部位が混入し米国産牛肉の輸入を再停止した問題で、農林水産省と厚生労働省が米国に派遣した調査団の査察の結果、35か所の食肉処理施設の一部に問題があったことが24日、明らかになった。

 厚労省幹部は「1、2施設に問題がある」としており、両省は問題施設について、日本向け食肉処理施設として承認するかどうか調整する。

 6月21日の日米両政府の合意では、現地査察で不適合施設が発見された場合、「日米両政府が緊密に協議する」ことになっている。

 ただ、マイク・ジョハンズ米農務長官は「(査察で)重要なのはシステム全体の判断であり、個別施設の選別ではない」として35施設の一括承認を求め、日本側に対象施設を選択させない考えを示している。

<引用終わり>


「農水省などは米国にBSE検査の維持、拡大を引き続き求める~」という客としての卑屈な態度と、「日本側に対象施設を選択させない考えを示している」という買っていただく側の米農務長官の高慢な態度は何なのだろう。立場が逆だ。本来、買っていただく側のアメリカが、客である日本の要望に応じるのが筋。俺が売ってやるものを四の五の言わずに買えという態度で、まるで押し売りかやくざ。

 「再開に向けて深刻な影響を与える違反などが見つからなかった」とのことだが、何が「深刻な影響を与える違反」だったのだろう。裏を返せば違反はあったわけだ。それが2番目に引用した記事の内容なのだろうか。
 BSE検査体制の縮小方針は、"米国産牛肉の輸入再開の判断には「直接的に影響しない」"との中川農相の判断だが、何を根拠にそう言えるのか。前回の輸入再開時の特定危険部位混入を覚えていないのか。日本で輸入停止になった後も、農水省が安全と判断した業者が引き続き香港で同じ問題を起こしている。縮小は危険性を拡大するだけで、少なくとも現状の体制維持を輸入再再開の条件とすべきではないのか。

 今回のこの決定、政治家、行政は日本の国民が変異型クロイツフェルト・ヤコブ病にかかろうとどうなろうと知ったこっちゃない、発症する頃には自分は現役を退いていて責任を問われることはないし、第一俺たちはそんな危険な安いものを食べなくても、高価だが安全な肉を食べるからということだろう。

 年金やC型肝炎訴訟、雇用保険、郵政民営化(選挙時の約束がどんどん反古にされている)での政府の対応をみていると国民のことを考えているとは思えない。お上に騙されてはいけない。


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「安倍政権」でいいのか?

2006-07-22 03:43:20 | ニュース・時事
【記事】[読売新聞 07月21日 23時08分  ]

福田氏、総裁選に立候補せず…「安倍政権」有力に


 自民党の福田康夫・元官房長官(70)は21日、9月の党総裁選への立候補を見送る考えを表明した。

 同じ森派の安倍晋三官房長官(51)との間で考えに違いのある靖国神社問題が総裁選の争点となることや、森派の分裂を避けることなどが理由だ。

 福田氏は既に、こうした考えを同派会長の森前首相や青木参院議員会長らにも伝えた。総裁選では基本的に安倍氏を支持する考えと見られる。世論調査や党員調査で安倍氏に次ぐ支持を得ていた福田氏の不出馬で、総裁選の情勢は、「安倍政権」の誕生が有力になってきた。

 福田氏は21日夜、都内の自宅前で記者団に、「年も年だ。この年になって(首相を)やれるか。(立候補しないことを関係者と)確認した。総合的に判断して結論を出すということだ」と不出馬の理由を説明した。総裁選で安倍氏を支持するかどうかについては「政策を見て、じっくりと(判断する)」と述べた。安倍氏の対中国をはじめとする外交姿勢が変わると期待できると考えたことも、立候補を見送る理由の一つであることを示唆したものだ。

【コメント】
どこかで「昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感」という富田メモは、安部氏にはむしろ有利に働くのではないかと書かれていた。安部氏はこれを理由として靖国不参拝とし、中韓との間の障害がなくなるということだろう。

小泉氏はこのメモが明らかになった後でも相変わらず心の問題だと言っている。本心はともかく、この言葉だけから見れば、一市民なら心の自由とは言えても国家権力である首相が口にするのは憲法違反だということが理解できないお馬鹿としか言いようがない。反対されればされるほど意地になる子供のメンタリティを持つ小泉氏はますますムキになって参拝するのではないか、先の戦争を正当化している靖国に。

本題に戻るとジャパン・ハンドラーズさんのところを覗くとあの蜃気楼前首相は福田氏を切り捨てるようなことが書かれてあった(7月21日の記事)。そしてこの読売のニュースである。

安部氏は、霊感商法で今も問題となっている(いわば反社会的団体ともいえる)統一教会「合同結婚式」に祝電を送っている(過去にも1度)。ネットでもYouTubeでその模様が流されていたが祖父の岸信介の名前も引用されている。祖父代々からの付き合いということである。祖父代々から稲川会、住吉会とのつながりがある。所属する森派が一枚噛んでいる「救う会」と住吉会系右翼「日本青年社」の間に密接な関係がある。

さらに一頃NHKと朝日新聞との泥仕合があってうやむやになっているが、安部氏は中川氏とともに明らかにNHKの番組に対して圧力をかけている。朝日新聞は明らかにしていないがそのことを明言したNHK職員とのインタビューのテープは実在し、その旨語られている。

安部氏は小泉改革を継承するとのことだが、小泉改革は実は改革でも何でもなく今までの既得権集団を破壊して新しい既得権集団を作り上げたすぎないように思える。政商宮内義彦、オリックス会長であり、政府の規制改革・民間開放推進会議議長、に代表されるような。

そんな安部氏に日本を任せていいのだろうか。





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昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感

2006-07-20 15:44:53 | ニュース・時事
【記事】NIKKEI.NET
昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感・元宮内庁長官が発言メモ

 昭和天皇が1988年、靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に強い不快感を示し、「だから私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」と、当時の宮内庁長官、富田朝彦氏(故人)に語っていたことが19日、日本経済新聞が入手した富田氏のメモで分かった。昭和天皇は1978年のA級戦犯合祀以降、参拝しなかったが、理由は明らかにしていなかった。昭和天皇の闘病生活などに関する記述もあり、史料としての歴史的価値も高い。 (07:00)

【コメント】
 日経のスクープとのこと。
これについては、すでに1月29日に「天皇陛下が靖国参拝なさるのが一番?」で、月刊文藝春秋の記事を引用したように以前から分かっいたことである。

 これが今表舞台に出てきた意味はなんなのだろうか。誰がリークして何をねらっているのだろうか。

 折しも中国訪問中の古賀誠自民党元幹事長に、中国の王家瑞・中国共産党対外連絡部長が、A級戦犯分祀論に触れ
「注目している。日本で受け入れられるなら良い方向だ」
曽慶紅国家副主席も
「早期に両国関係の政治的障害を克服するよう希望する」
と述べている。
中国が靖国を問題にしだしたのは合祀されて以来であり、分祀すれば問題としないことはこの春に中国の関係者がみのもんたの朝ズバに出演していた際述べていた。

 靖国側は分祀できないと言っているようだが、合祀ができて分祀ができない理屈がわからない。それに合祀するかか否かは国の専管事項であり、一宗教法人が勝手にやてって許されるっことなのか。A級戦犯を英霊として祀ることは先の戦争を肯定したことなり、それを受け入れて調印したサンフランシスコ講和条約、そして国連への加盟をも否定することになる。

 これが今後政局にどんな影響をもたらすのか見守ってゆきたい。



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