以下はがれきは地獄への道 12月 29th, 2011 の転載です(太字や赤字、段落の処理は拙ブログ作者)
「がれきをどかさなければ、片づけなければ復興ができない!」
それは、この事故を本当にわかっていない。
経済復興の前に、健康診断。子供たちに徹底した健康チェック、安全なものを食べさせることが先。
国による徹底的な放射能チェックを求めるのが先。
もしも、それにほんの少しでも放射性物質がついていて、燃やしたり埋めたりしたら、数年後にどんなことが起こるか。
国の責任で、セシウムだけでなく、ストロンチウムや、他のいろんな放射性物質の調査をまず先にしなければいけない。そしてそのわずかな放射性物質が、この高温多湿の環境で、埋め立てた場合どのように地下水脈に溶けだすか、実験もしないで、埋め立てていい基準値をあげている。あげくのはてに汚染された腐葉土が、ホームセンターに売られている。みんな知らないで家庭菜園に入れて行く。
最悪、燃やしている首長は気がくるっていると私は思う。ぞっとする。
がれきの移動にかかわる仕事をした人の健康障害も心配だ。
まだ、みんな本当の地獄を見ていない。
家人は私のことを壊れていると言う。そうかもしれない。
私がチェルノブイリに始めて行ったのは31歳の時だったと思うけれど、その時、それまでの自分がはっきり言って死んでしまった。
あれからずっと。
正気を保っているとは思えない。二度と戻れない。
何を観ても、カラーではなく白黒になって、ようやく声を出し、息をしているような感覚。
今、多くのお母さんたちはそのように感じているのではないだろうか。
放射能の中で、復興だとか希望だとか、そんな言葉がすべて、うわついたものに聞こえる。
ざわざわと、草原を流れいく風のその大地がほんの少しでも人工的な放射能に侵されていれば、数年かけて、子供たちの具合が悪くなっていく。
このぐらいこのぐらいと、無神経な人たちは言い続け、気がついたら学校中の子供たちが鼻血を出して、おなかが痛い痛い、心臓が痛いというところに行ってみたらいい。
元気が子供が一人もいなくなってしまった、走れなくなったと、涙をこぼす体育の先生に会ってみたらいい。
孤児院に行けば、ほんの少しの知的な異常で子供達は育児放棄され、あふれていた。
てんかんやけいれんの発作も、ありとあらゆる治せない病気で子供達が苦しんでいる。
子供たちの癌病院に行ってみたらいい。
そして、その横で、「これは放射能のせいじゃない」と言いまくる官僚たちや科学者や医師に会ってみたらいい。地位や名誉がある人ほど怖いとわかる。
私は警告者であって、予言者にはなりたくないからあせっている。
きれいな服だとかバックだとか、家だとか、レジャーだとか、アクセサリーだとか、おいしいご飯だとかそのすべてが砂に見えていた。
楽しんでいるふりをして、周囲の人を悲しませないようにするのも、疲れるほどに。
老後のためにお金をためることだとか、年金だとか‥。
そんな未来が自分に訪れないことがわかる。
おもしろい映画をみても、お笑い番組をみても、心の底から楽しいと思えず、「生きているのにすでに死んでいる」。
戦場を見た人はきっと同じかもしれない。
真実は、チェルノブイリや戦場にあって、みんなの方がつくられた世界にいる。
何を言われても怖いと思わない。心はとうに死んでいるのだから。
あれからずっとチェルノブイリの地獄にいる。救われない。
その心の苦しみは、ヒーリングやそんなもので癒されるわけがない。
子供たちを救えないで、自分が救われるわけがない。
私がお話し会で話しているのは、子供が苦しむチェルノブイリの地獄のお話しです。
この地獄を日本のお母さんたちには見せたくない、だから、今のうちに、子供たちのために力の限り動いてほしい。
ただそれだけです。
経済なんてものは、正直にやっていかなければ、こける。
放射能の汚染を隠したり、なかったとことにして、前に進んではいけない。
この事故とむきあってちゃんと日本中で体験して。
それは、どうやって経済を復興させるかではなく、どうやってこの放射能から人間を守っていくかということを先にすること。
その方針もなく、ただただ、私たちは経済復興の奴隷にされていくのはもうおしまい。
「絆」という甘い言葉で、がれきを燃やさないで。また空気を放射能まみれにしないで。子供たちに吸わせたくない、大好きな人たちに放射能をふりまかないで。
お願いだから、どうか、放射能を拡散することはやめてください。
私たちの国土にこれ以上放射能をつみあげないで。
いちばん、最初にすることは、人工放射能がわずかでも検知された地域の子供たち、大人の健康診断です。
そして、異変のある子は転地療養をさせる。その子が住んでいた地域の子供たちは避難対象にするべきです。
セシウム134がどのくらいまで減るかわからない。
3号機、4号機の行く末もわからないうちから、狂ったように放射能のついたがれきを燃やす、その急ぐ理由が理解できない。でも、計画には必ず語られない、理由があるはず。
語られないものを察知する能力はもともと日本人にある。
空気を読んで黙るか、動くか。
私たちは、明日の未来をつくっている。
あきらめずに、どうか、電話してください。
「がれきをどかさなければ、片づけなければ復興ができない!」
それは、この事故を本当にわかっていない。
経済復興の前に、健康診断。子供たちに徹底した健康チェック、安全なものを食べさせることが先。
国による徹底的な放射能チェックを求めるのが先。
もしも、それにほんの少しでも放射性物質がついていて、燃やしたり埋めたりしたら、数年後にどんなことが起こるか。
国の責任で、セシウムだけでなく、ストロンチウムや、他のいろんな放射性物質の調査をまず先にしなければいけない。そしてそのわずかな放射性物質が、この高温多湿の環境で、埋め立てた場合どのように地下水脈に溶けだすか、実験もしないで、埋め立てていい基準値をあげている。あげくのはてに汚染された腐葉土が、ホームセンターに売られている。みんな知らないで家庭菜園に入れて行く。
最悪、燃やしている首長は気がくるっていると私は思う。ぞっとする。
がれきの移動にかかわる仕事をした人の健康障害も心配だ。
まだ、みんな本当の地獄を見ていない。
家人は私のことを壊れていると言う。そうかもしれない。
私がチェルノブイリに始めて行ったのは31歳の時だったと思うけれど、その時、それまでの自分がはっきり言って死んでしまった。
あれからずっと。
正気を保っているとは思えない。二度と戻れない。
何を観ても、カラーではなく白黒になって、ようやく声を出し、息をしているような感覚。
今、多くのお母さんたちはそのように感じているのではないだろうか。
放射能の中で、復興だとか希望だとか、そんな言葉がすべて、うわついたものに聞こえる。
ざわざわと、草原を流れいく風のその大地がほんの少しでも人工的な放射能に侵されていれば、数年かけて、子供たちの具合が悪くなっていく。
このぐらいこのぐらいと、無神経な人たちは言い続け、気がついたら学校中の子供たちが鼻血を出して、おなかが痛い痛い、心臓が痛いというところに行ってみたらいい。
元気が子供が一人もいなくなってしまった、走れなくなったと、涙をこぼす体育の先生に会ってみたらいい。
孤児院に行けば、ほんの少しの知的な異常で子供達は育児放棄され、あふれていた。
てんかんやけいれんの発作も、ありとあらゆる治せない病気で子供達が苦しんでいる。
子供たちの癌病院に行ってみたらいい。
そして、その横で、「これは放射能のせいじゃない」と言いまくる官僚たちや科学者や医師に会ってみたらいい。地位や名誉がある人ほど怖いとわかる。
私は警告者であって、予言者にはなりたくないからあせっている。
きれいな服だとかバックだとか、家だとか、レジャーだとか、アクセサリーだとか、おいしいご飯だとかそのすべてが砂に見えていた。
楽しんでいるふりをして、周囲の人を悲しませないようにするのも、疲れるほどに。
老後のためにお金をためることだとか、年金だとか‥。
そんな未来が自分に訪れないことがわかる。
おもしろい映画をみても、お笑い番組をみても、心の底から楽しいと思えず、「生きているのにすでに死んでいる」。
戦場を見た人はきっと同じかもしれない。
真実は、チェルノブイリや戦場にあって、みんなの方がつくられた世界にいる。
何を言われても怖いと思わない。心はとうに死んでいるのだから。
あれからずっとチェルノブイリの地獄にいる。救われない。
その心の苦しみは、ヒーリングやそんなもので癒されるわけがない。
子供たちを救えないで、自分が救われるわけがない。
私がお話し会で話しているのは、子供が苦しむチェルノブイリの地獄のお話しです。
この地獄を日本のお母さんたちには見せたくない、だから、今のうちに、子供たちのために力の限り動いてほしい。
ただそれだけです。
経済なんてものは、正直にやっていかなければ、こける。
放射能の汚染を隠したり、なかったとことにして、前に進んではいけない。
この事故とむきあってちゃんと日本中で体験して。
それは、どうやって経済を復興させるかではなく、どうやってこの放射能から人間を守っていくかということを先にすること。
その方針もなく、ただただ、私たちは経済復興の奴隷にされていくのはもうおしまい。
「絆」という甘い言葉で、がれきを燃やさないで。また空気を放射能まみれにしないで。子供たちに吸わせたくない、大好きな人たちに放射能をふりまかないで。
お願いだから、どうか、放射能を拡散することはやめてください。
私たちの国土にこれ以上放射能をつみあげないで。
いちばん、最初にすることは、人工放射能がわずかでも検知された地域の子供たち、大人の健康診断です。
そして、異変のある子は転地療養をさせる。その子が住んでいた地域の子供たちは避難対象にするべきです。
セシウム134がどのくらいまで減るかわからない。
3号機、4号機の行く末もわからないうちから、狂ったように放射能のついたがれきを燃やす、その急ぐ理由が理解できない。でも、計画には必ず語られない、理由があるはず。
語られないものを察知する能力はもともと日本人にある。
空気を読んで黙るか、動くか。
私たちは、明日の未来をつくっている。
あきらめずに、どうか、電話してください。