八国山だより

ノーサイレントマジョリティ!ごまめの歯ぎしりといえど、おかしいと思うことはおかしいと自分の意思を発信しなければ

日本社会に巣食う精神障害者への偏見(差別)

2023-09-17 17:00:14 | 社会
 これは個人的な印象だが…。

 相方は2007年に勤務先の上司によるパワハラでパニック障害を発症。以降毎日朝昼晩就寝前と40錠近く服薬しながら働いてきた。薬のおかげで見た目には健常者とまったく変わらず、自から名乗らない限りはパニック障がい者とは気づかれなかった。市役所の嘱託職員として勤務した際は、自ら自己紹介でもその旨告げたが上司もその方の障害を抱えていて理解があり、同僚も気遣いを示してくれた。だがそのような職場環境は稀なようだ。

 最近はホームセンターやインテリア業界、家電量販店などの求人に応募してもことごとく「残念ですが…」と断られてきた。いずれも面接の際は1時間を超える面談で、店長自身は乗り気で、パワハラや精神障害に対する差別は許されない、あなたならこういう業務が向いているとか、本社には強く推すとまで言ってくれたのに最終的に「残念ですが…」となった。北海道に本社のあるインテリア販売店では、なんと2時間半にわたる面談で70歳まで勤務可能とのことだったので年齢がネックとはならないことが明白だった。が、面接の1週間後「ご縁がなかった…」と。2時間も話をした挙げ句、「ご縁がない」とは…。ところで人事権がなくても店長という管理職?

 これらの面談の際は、通院で休みを取る必要があったので正直にパニック障害者であることを告げてきた。結果を踏まえると正直者は馬鹿を見るようだ。相方は当年60歳で心身ともまだまだ元気に働ける。不採用の原因はパニック障害が理由としか考えられない。実際に面談した店長が推しているのに、本社に伺いをたてると見てもいない本社人事担当者によって不採用となる。これはその人に観念としてパニック障害に対する偏見があるとしか考えられない。だが長嶋一茂、元木由起夫、小谷野栄一、堂本剛、星野源などスポーツ選手にも俳優にもパニック障害者は存在するのだが…。