京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「ロレックス時間」

2024-05-08 20:24:30 | 時計修理

小雨降りしきる中のお散歩でした。散歩あとのブラッシング、乾燥が大変です。それでもシェルティ一族の名にかけて出掛けるあずきちゃんです。「止めてくれるな、おとうちゃん背中の無駄毛がないているワン」雨の中二回目の散歩も途中から降られました。

ワンコを飼うからには当然雨は付きもの❗ロレックスを買うなら誤差時間は付きものです。「一月に二分も進む!修理代四万円払ったのにボッタクリ」こんなクレームに疲れて果てました。一日の精度+10、-5秒以内に調整するのがロレックスのマニュアルです。機械式時計は進むようにセットします。遅れるとクレームになるので歴史的に修理職人の伝統でしょう。シンデレラ姫が12時の時報の鐘がなってもカボチャの馬車で帰宅出来たのはお城の時計職人が時計を進ませていたから~❗

ただ令和の現代人はそんなことを許してはくれません。グダグダと5分くらい機械式時計の原理を聞いてくれる人は稀、「おれの、おれの、おれの話をキケぇ~五分だけでもいい♪」

水俣病のヒアリング会場でも話の途中で悲しくスイッチが切られたという。相手がうんざりしても聞いてほしいことはたくさんあります。昔の時計と説教話は耳にうるさいものだと昭和生まれの時計師は言いたいのです。

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