京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「復活の時間」

2021-07-12 11:21:18 | 時計修理

7月12日月曜日。時計修理工房ヌーベル・パスティーシュ。今日から移転再開しました。6月22日に閉店以来ご迷惑をおかけしておりました。

京都の北区紫竹からいきなり九州・長崎県の島原半島へ飛んでしまいました。天神様の菅原道真公の大宰府より少し飛距離が伸びました。梅はついて来ませんでしたが貧乏神がついてきたか~?

写真は島原城です。ちょっとしたトラブルでこの時間帯の写真が撮れました。7時過ぎにホテルをでてバス停でいきなりショック!乗り遅れた7時30の次は8時45分!一時間以上の間隔のダイヤでした。「田舎をなめていた!」

工房予定地は島原鉄道の終点からさらにバスに乗り継ぐこと40分になるので現実日常の足としてバスは使えません。あきらめてゆっくりとお城見物、見事な藤棚やはすの花で感動した。それでもこのゆとり感!京都の市バスが5分遅れただけでもいらいらするのに1時間があっという間に過ぎていきました。

工房のある有家町にも驚いた!昨日は日曜日だったこともあるが打上げ花火の音があちこちで聞こえてくる。打上げ花火禁止の京都なので久しぶりの音。さらにびっくり朝6時に「恋は水色!」の音楽が拡声器で鳴り響きます。12時は「小船が遠く~♪浮かんでる」夕方5時には「赤とんぼ」が鳴る。7時には町内の連絡事項が最後に響きます。何を話しているのかよく聞こえないのがミソ!一日7回のミサの時間を報せるヨーロッパを思い出しますね~。7時以降は仕事をしてはいけないうれしい町なのだ。

6時に起床して17時には帰宅できる環境は人の理想ではないでしょうかね~!実にうらやましい町です。帰宅して子供たちと一緒に花火で触れ合えるのです。

フローリングが完成!

工房は亡母の生家を利用しています。畳を捨ててフローリングに替えました。その工事が大変!腐った床板を踏み外したり、材料を江戸間の長さで発注したものだから最後は再発注することになったりトラブルが絶えません。母親が介護ホームに入って以来5年以上空き家でしたので傷みが激しいのです。

埃とダニで格闘中、ゴキブリの死骸だ~!とよくみるとカブトムシだ。凶暴なハチが飛び込んでくるのでハエたたきを買いにスーパーへ行く。そこはしっかり品揃えしてありました。このアイテムは必需品なのだ。

写真は「お香時計」京都の工房でもこれが活躍しました。古い京町家につき物のダニ、シロアリなどの害虫避けで使えます。本来は時計なのですが竜脳(樟脳)と抹香を混ぜて4時間計として毎日いぶすと害虫がお引越してくれました。今回も二日目からダニの被害は少なくなった。

先人の知恵なのでしょうか?木造建築物を害虫から守る役目もあったのでしょう。今回、家屋保護用の柿渋を買えなかったのが残念!いつも購入する百万遍の手つくり市が中止!8月に京都に戻るまでにコロナが終息してほしいものです。それにしてもお香時計で室内、柿渋で外装を守る知恵があったのだね~。

時計修理工房一般のお客様からも受付開始しました。数日前から依頼がぽつぽつとやってきております。相変わらずヨーロッパ関連の仲間とは連絡が取れません。電池交換以外の修理は出来ない状況が続きます。

修理送付先です。

〒859-2203

住所 長崎県南島原市有家町1972-1

時計修理工房ヌーベル・パスティーシュ 坂口義彦

℡・FAX0957-61-1930

一般のお客様は電池交換のみの受付です。修理依頼の時計到着後に電話・メール等でお知らせします。電池交換料金均一1100円は続けます。カルティエ、ブルガリ等(カシオアナデジなど複数の電池が入っている場合は別途料金になります。)

電池交換後は着払いで返送します。ご近所、職場の皆様とお誘いあわせの上ご利用くだされ~。到着後同梱した振込先へ1週間以内にご入金お願いいたします。お待ちしております。

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 時計師の京都時間「京の退却戦」 | トップ | 時計師の京都時間「二都時間... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時計修理」カテゴリの最新記事