ガソリン狂想曲

●ガソリン価格に国民が踊らされている。昨日（4/30）までは渋滞になるほどの行列。一夜明ければ（5/1）閑古鳥が鳴いている。
　　　
　　　　
　　　　　　　【ボケてしまったがガソリンスタンドに続く車の列】

■１リットル当り数円でなく30円以上の値上げとなれば満タンで50Ｌ入れた場合は1500円の違いが出るのだから馬鹿にはならない。ガソリンに税金の色が付いている訳ではないから同じガソリンを入れて1500円の差が出るなら４月中に入れようとするのも無理からぬ行動だとは思う。

◆しかし国際的に見ると日本の税金は低くガソリンの価格は安いようである。
ガソリン以外の諸物価、貨幣価値からしても日本は割安な様である。これは以前にブログに書いた。報道によれば諸外国からの批判も出ているようである。
ガソリン価格が高い⇒不必要な遠出はしない⇒ＣＯ2排出の歯止めになる。これも一つの方向とは思う。
逆に経済活性化の観点から見ると、両刃の剣ではあると思う。

★問題は使われ方なのです、マッサージ機や旅行費用になるのは言語道断だが、本当に必要な道路に適正に効率的に使われているかどうか？なのです。

私の感覚では必要な道路はほとんど無いと思う。道路を作れば便利になると思われる場所はたくさんあると思う。しかし、それは対効果との検討が必要です。ここは少し我慢が必要な場面であると思う。
まして、あくまで道路特定財源であり、一般財源化するのは当然趣旨が異なる。
一般財源化や環境税的な目的で使うなら、当然国民の十分なコンセンサスが無ければ到底認められない。
政府は言い出しにくいことを、はっきりと言わないから、年金問題も後手後手になっている。
与党VS野党の政治的な駆け引きになっている。どちらももっと国民に訴えて欲しい。国民を味方につけた方が勝ちだと言う事にいまだに気がついていない。