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★『光市母子殺人事件』に思う

2008年04月23日 | ニュース拾い読み
●『光市母子殺人事件』については、非常に多くの問題を含んでおり、簡単に断言できない事柄が多くある。自分の現段階での考え方をメモとして記載しておきたい。また皆さんに考えてもらいたく問題提起したい。

       
①『死刑廃止論』に対して:私は死刑は必要であると思う。
理由
、犯罪の抑止効果がある。近年4人以上殺さないと死刑にならないと言う暗黙の基準が出来上がって来ている。無期懲役で恩赦があり20年くらいで出所できるから、などと言う考えが頭をよぎると、犯行時の凶悪さがまったく異なってくる。

.自分の愛する妻と子供が殺された時に、その犯人が生きているなら毎日が苦痛で耐えられないと思う。
復讐は何も生まない、と言う人もいるが、「本村洋」さんが言うように、極刑をもって一つの区切りとできる。

、ハンムラビ法典の考え方では無いが「目には目を、歯には歯を」が一番考え方が楽だ。「腕を切った人は、腕を切る。人を殺した人は死刑」。これが最もシンプルでしょう。最もハンムラビ法典の原点は、倍返しによる復習の拡大を禁ずる『罪刑法定主義』が趣旨なのですが。

②『なぜ人を殺してはいけないのか?』
この答えは簡単です⇒『法律で人を殺してはいけないと決めているから』です。
なぜ、法律で決めたのでしょう?⇒人間は本質的に他人を殺したがる動物だからです。
人類の歴史を大観すれば戦争と殺戮の連続です。個人レベルで見ても憎悪、嫉妬、嫉みなど他人を否定し殺したいと常に考える動物なのです。
隣にいる奴がいつもそんな事ばかり考えていられたのでは、おちおち寝てもいられない。だから人を殺すのはやめましょうと言うルールを作ったのです。
ですから人を殺したら自分の命を差し出して償うと言うルールは合理的で整合性がある。

③『しっかり意見を言える強さ』
本村洋さんの記者会見での発言にはしっかりした筋が通った論理があり、それに従って確信を持ってはっきりと受け答えができている。
非常にデリケートな問題にも的確に答えている。自分で結論が出ていない事項はそれをはっきりと伝えられる。
必死で考え、自問自答し理論武装したのでしょう。
それにしても『お子さんと奥さんにはどんな言葉をかけましたか?』と言う馬鹿な質問をした女性記者がいた。=情けない。
    

④『弁護士は正義の味方?』
昔、弁護士は弱い者の味方で、正義の味方と言うイメージだったが、今回の弁護士の陳述や報道を見ていると、難癖をつける悪徳弁護士に見えてしまう。
弁護の目的は真実を明確にすることであり、被告人の罪を軽くする事では無い!
      

⑤『裁判員制度』に反対する
1年後に裁判員制度が始まるが、プロの裁判員でさえ判決が分かれる事件を民間人に結論を出すことができるだろうか?
もし死刑の判決など出したら、後味が悪く精神的な苦痛は計り知れない。出所後の”逆恨み”も考えられる。現在の制度と比較して経費も桁外れに増える。
果たして裁判員制度にメリットはあるのだろうか?

⑥『偶然ではなく必然』
この言葉も重い。福岡での飲酒運転により3人の子供を亡くした事件でも、あれから飲酒運転に対する厳しさが大きく変わった。

⑦『殺人事件は減少している』
連日、凶悪事件がマスゴミによって報道されていて、どの事件か分からなくなっていると日本の治安は末期的であるように感じる。
ところが昨年の殺人事件は戦後最低を記録しているのです。
最も多かった1954年の1/3になっている。つまり治安は圧倒的によくなっているのです。
しかしマスゴミはこれを伝えず不安ばかりをあおる。危機をあおる方が視聴率や部数が伸びるからだ。
殺人事件は減っている。これは覚えておこう。

★結論
本村さんがおっしゃるように、『いかに刑罰を科するかではなく、これを機に犯罪をいかに減らせるか』『どうすれば加害者も被害者も出ない平和で安全な社会を作れるのかということを考える契機になれば』に尽きると思います。

人類は悲しい事件を契機に、悔い改める事はできる動物であるとは思う。

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