PARK'S PARK

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阿伽羅、コンピュータ将棋のプログラム

2010年10月15日 | ニュース拾い読み

●10月11日に情報処理学会の50周年記念として、人間VSコンピューター勝負が行われましたね。
将棋もパソコンも好きだから、この結果は楽しみだった。

人間代表は日本将棋連盟の清水市代女流王将。

これに対して情報処理学会は特製の「あから2010」システムで勝負を挑んだ。
将棋の局面の数に近い10の224乗(阿伽羅)にちなんで名付けされた「あから2010」システムは、激指、GPS将棋、Bonanza、YSSの4つの将棋プログラムで合議制を行うというもの。
ハードウェアには東大のクラスターマシンを利用し、Intel Xeon 2.80GHz 4コアが109台、Intel Xeon 2.40GHz 4コアが60台、バックアップマシンも配備済という容赦のなさ。

人間の知能はPC169台分レベルか?すごいね。

結果はコンピューターに軍配が上がった。


4手目の角交換チキンレースはPCとは思えない大胆な手。

■将棋会の権威を守るためにプロ棋士とPCとの対決は事前に許可を取らなければ認められない。
実際に対決することはほとんど無い。
清水市代女流王将は女流棋士トップだが、男性棋士のハイアマチュアレベルなのですね。
女流棋士を出したのも負けた時の複線。

◆チェスの局面は将棋の半分の10の110乗だから、とうの昔にPCに完敗。
駒を再度使える将棋の局面は10の224乗で、格段に複雑。
囲碁はさらに数百乗複雑で、人間には当分勝てないと言われている。

いつも思うのだけれど、次の一手から数十手先をシミュレートするプログラムを組むより、過去のデーターの蓄積で決定できないかな?

膨大な棋譜をストックして、ある局面からの次の一手は、結果的に勝った最多数の手を指していく。
最終的には勝つのだから、それを逆にしていくだけの事。

これならパーソナルコンピュータでも十分に戦えるのではないだろうか?
究極は1手指しただけで“投了”なんてこともあるかも。
ミスが無ければ、先手必勝か後手必勝の結論が出るかもしれない。
ちなみに“3つ並べ”はPC同士なら絶対に引き分け。
”5目並べ”は先手必勝。
「ウォー・ゲーム」でPCが”3つ並べ”が引き分けになることから、”戦争”も引き分けになる結論を出していたね。

★わき道にそれるけど“阿伽羅”と言う単位を始めて知った。
中学1年の数学の時だったと思うけど、兆より上の単位を習った。
京、垓、禾予(し)、穣、溝、潤、正、戴、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数と習った。
後半の那由他なんかが格好良くって、1万、2万が1那由他、2那由他って言うのかな、と面白がって、全部覚えた。
それと違う概念で“阿伽羅”=10の224乗、なんて考えができる古代人の知能とロマンに脱帽する。

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